自分の中の弱さを認識し
それをあってはならない「汚点」と判断するものは
次に、それを誰にも知られまいと隠そうとする。
「私はこんなに強いんだ」と主張したり、物理的な力に頼って強いと見せかける。
しかし「自分は強い」と主張するものに、誰が助けの手を差し伸べようとするだろう?
「ハリボテの鎧」で強さを装っている者は、
いつまで経っても弱いまま。
弱さとは対照的に
真の強さは、静けさの中にある。
真の強さは、在り方だけで表現される。
自分は「こうでありたい」と表現する段階を抜けて
自分は何者かともう「知っている」から
強さを主張をしない。
声高らかに表現しなくても
「私は、私は」と言わなくても内から放たれるものがある。
強く「見せる」必要がない。
真の強さは、「弱さ」を指摘されても、隠さない。
弱さを弱さと認識していないから、隠す必要もない。
強さは、静けさの中に
ただ、たたずむだけ。