素直さは美徳


他人とぶつかっても、一度、意見を聞き入れようと試みる態度とか


『自分はこれを信じてきたけれども、もしかしたら、違う見方があるかもしれない』とか

1ミリでも思うことができる性質


開かれた心で

そよ風にも葉っぱは揺れてそれを感じるし

強い風が吹いても

ボキッと折れることがない

しなやかな柳みたい


反対側をいうならば

頑固は醜悪


『自分は、絶対に間違っていない』


あるいは


『相手が間違っているに違いない』と


他人とぶつかっても、一度、意見を聞き入れようとしない態度


『もしかしたら、違う見方があるかもしれない』とか

1ミリでも思うことができない性質


根っこが太い巨木は

風雨にはびくともしないけど

安定感ゆえに、それよりも小さな鳥や、植物を守り

安らぎを与えるかもしれないけど

そこに、新しい建造物を建てたいと思ったら

その木は、とたんに厄介な障害物にもなり変わる

根っこから抜くのはかなり難しいから

まずは幹を切り落としてから

周りの土を掘り起こして根っこに到達するまで

労力もいる



それまで、信じてきたもので、自身の成功を収めていたとしても

多くの人から認められていたのだとしても


もしかしたら


自分と同じ考えの人が、周りに集まっていたのかもしれないけど、気付かないところで時代の流れは変わったのかもしれない


もしかしたら、受け入れられないと思っていたものが

自分にとって必要だったかもしれない、と考えることを


心が1ミリでも動かないように

頑なに拒むことには

リスクがともなうんじゃないか?


心が1ミリ動かしたくない、の裏には

『壊したくない』という

幼子が自分のおもちゃを他人に絶対に渡さないような

幼稚さにもにた

恐れがベッタリはりついてるのではないか?


結論

今まで信じてきたものを覆す考えに出会うと、衝撃を受けます。

そして、自分がこわれてしまうのではないかと、恐れを抱きます。

だから新しい考えを拒否します。

そして、ますます自分を守るために頑なになり

ますます新しい考えをうけつけないように

防御の柵を張り巡らします。


これは、心理学でいう防衛のメカニズムにも

似てます。


A course in miraclesは

この心のシステム

自我の思考体系を

丁寧に教えてくれています。