らごむ通信は、ママ達からよくあるご質問を踏まえながら、定期的に育児情報を配信しています。
寒さもますます厳しくなって、インフルエンザや風邪の流行が聞かれるようになりました子育て中は、とってもハラハラしてしまう時期ですよね💦
そこで今回は、授乳期の風邪やインフルエンザに関して、ふと気になる対応や自己ケアについてまとめてみました
母乳はあげても大丈夫?
問題ありません
ママが感染した時のインフルエンザウイルスや風邪の細菌が母乳を介して赤ちゃんに影響を及ぼす事はありません。
内服薬を飲んでも母乳は大丈夫?
問題ありません
抗インフルエンザ(タミフル、リレンザ)や、風邪で処方される抗生剤は、内服することで母乳から赤ちゃんへの影響はないといわれています。
授乳行為で感染します!
実は、母乳から伝染るのではなく、授乳タイムの接触感染に注意が必要なんです
①発熱や咳・鼻水が続く時は、出来るだけ授乳を替わってもらいましょう
👉特にインフルエンザは感染力が強いので、ママが発症したら母乳を直接飲ませる行為は出来るだけ避けるようにしましょう。
👉母乳は搾乳して家族の人に飲ませてもらいます。
👉毎回搾乳して授乳量を確保するのが辛い時は、無理せずミルクを飲ませてもらいましょう。
②自分で授乳する時は、マスクと手の消毒は忘れずに!
👉手指のアンコール消毒は効果があります。授乳前には手洗いとセットで行いましょう。
👉授乳の前には新しいマスクに交換しましょう!咳予防に、うがいや水分補給をしておくのもオススメです。
👉赤ちゃんと過ごすお部屋は加湿(50〜60%)にも配慮しましょう。ウイルスは、乾燥した部屋を好みます
おっぱいトラブルに要注意💦
発症した時は、授乳や母乳ケアもままならず、乳腺炎も招きやすいので注意が必要です
①授乳が出来なくても、適宜搾乳は行いましょう。
👉授乳に使う為の搾乳が辛い時でも、おっぱいトラブル予防の為には、適宜排乳(搾って捨てる)することが大切です。
👉授乳回数分の、搾乳は必要ありません。おっぱいが張って気になる時や、気になる事がなくても1日4回程度は行いましょう。
👉1回分の搾乳量の目安は特にありません。
「張っている感じが楽になった」・「勢いよく母乳が出なくなってきた」などのサインを目安にして下さい。
②おっぱいが張って気になる時はクーリングがオススメ
👉発熱していても、悪寒がなければ行ってみて下さい。
👉搾乳しても、母乳が溜まりやすい部分はあります。特に体調が悪いときは、詰まりやすかったり、シコりやすかったりします。触ると痛みがある部分が出てきたら、その部分を一時的に冷やしましょう。冷えピタが使いやすくてオススメですよ。
👉搾乳しても、すぐにおっぱいの張りが気になるときは、おっぱいの外側を水で搾ったタオルでぐるりと囲んで冷してみましょう。皮膚の表面が冷えたら終了します(約1〜2分が目安です)。
👉まず乳首の周辺に、指を置いて搾乳した後、勢いよく母乳が出てきたら、絞り方を変えます。
母乳が勢いよく出てきたら・・
まずは、感染対策
発症してしまった数日間の授乳・母乳ケアは壮絶です💦
そうならないために・・・
①インフルエンザワクチンで予防対策
👉妊娠中・授乳期間中でもワクチンの接種は出来ます。赤ちゃんは生後6ヶ月まで接種出来ないので、赤ちゃん以外の家族で予防接種をしておきましょう!
②部屋の加湿は大切です。換気もして下さいね。
👉湿度の目安は50〜60%です。これでかなり空気中のウイルスを減らす事ができます。
③うがい・手洗い・手指のアルコール消毒・こまめな水分補給・マスクの着用は基本ですね
④周囲で流行してきたら・家族が感染したら・・
👉普段、家族の手が触れる部分(ドアノブ・蛇口・リモコン・おもちゃなど)のアルコール拭きをするのも効果的です。
👉発熱中は、なるべく家族とは別々のお部屋で過ごすのがベストです。
そうは言っても、小さなお子さんがいれば、なかなか全ての対策に取り組むのは難しいかもしれません💦無理なく出来る事から始めてみて下さいね
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