同じような境遇の子の役に立ちたい



と、つい最近、本人からの申し出があり



そのタイミングで初めて娘に「小児がん」というキーワードを伝えました。



小学4年生にもなると


「ガン」


という言葉を知っていて



しかしながら、理解はまだまだ浅いため


「ガン=死」と思っているようでした。



大人の私でもそのイメージはありますし、Dr.から病状の説明を受けている今でさえ、そのイメージが払拭される事はありません。


ただ医学の発展により、必ずしも=ではない事も、頭では理解しているつもりです。



話は少しそれましたが



娘にとってのガンのイメージがなかなか難しかったので、本人には「頭の腫瘍・脳腫瘍」という言葉で説明しています。



抗がん剤は化学療法


手術の目的や治療の意図、治療しなければ死に直結する怖い病気であると言うことも伝えていました。



今考えると、娘の捉えを言い訳に、私自身が「ガン」というワードをだしたくなかったのかもしれません。


なので、化学療法での脱毛がそこまで激しくない時期は



「がんの子だったら全部抜けちゃうのかもしれないね。」



と、娘が言い、返答に困った事を覚えています。



ただ治療中に「抗がん剤」というワードが色んな人から出てきたり



一度心理士さんが



「退院後、他のガンの子と違ってくすり飲み続けなくてもいいと思うよ(維持療法の事)と、本人に言った時には冷や汗ものでしたガーン



ただ、やっぱりいつかは告知しなければと思っていて。


そんなタイミングで、本人の「役に立ちたい発言」があったため



同じような境遇の子の役に立ちたいのなら、まずは自分の病気の正確な理解なしでは難しいだろうと判断して、話の流れで告知。


脳腫瘍や白血病の子は「小児がん」って言われてるんだよ。


的な感じで説明をしたと思います。


小児がんは生活習慣病とかではなく、原因は不明。ただ遺伝子の異常で起こることが多いみたい。


などど、簡単に。


娘の反応は、


「やっぱりそうだよね。」的な反応。



特にショックを受ける様子もなく、受け入れている様子でした。



子どもは大人が思うより強いし


知らず知らずのうちに、子どもに大人の想いを投影してしまう事に気をつけないとなぁ…と改めて感じた瞬間でした。