深部静脈血栓症 メモ | ひびのおと

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千葉県市川市で治療院を経営しているので健康に関する内容が多いです

血栓は、静脈の損傷や血液の凝固を引き起こす病気により形成される場合や、何らかの原因で心臓に戻る血流が遅くなることで形成される場合があります。
血栓によって、脚や腕の腫れが生じることがあります。
血栓が剥がれて血流に乗り、肺に到達すると、 肺塞栓症を引き起こします。
深部静脈血栓症を発見するために、ドプラ超音波検査や血液検査を行います。
血栓が大きくならないようにし、肺塞栓症を予防するため、抗凝固薬を投与します。
(静脈系の概要も参照のこと。)

血栓(血液のかたまり)は、深部静脈に深部静脈血栓症を引き起こし、表在静脈には 表在静脈血栓症を引き起こします。表在静脈は、通常は血栓(塞栓)を伴わずに炎症を起こし、この状態は 表在性血栓性静脈炎と呼ばれます。

静脈血栓塞栓症(VTE)では、静脈内に血栓ができ、その後血栓が砕けて血流に乗り、通常は肺に到達します(肺塞栓症)。ほとんどの血栓は剥がれ落ちて塞栓となる可能性があるため、医師は深部静脈血栓症(DVT)を「血栓塞栓症」と呼ぶことがあります。

深部静脈血栓症は脚や骨盤内に多く発生しますが、場合によっては腕に生じることもあります。

 

 

原因

深部静脈血栓症には、主に以下の3つの要因が関わっています。

静脈の内壁の損傷
血液が凝固しやすい状態
血流速度の低下
静脈の損傷
静脈は、腕や脚の手術やけが、刺激物の注射、炎症、 閉塞性血栓血管炎などの特定の病気によって傷つくことがあります。血栓で傷つくこともあり、その場所で新たな血栓が形成されやすくなります。

血液が凝固しやすい状態
がんや特定の遺伝性 血液凝固障害などの一部の病気では、かたまるべきではない状況で血液が凝固します。経口避妊薬、エストロゲン療法薬、エストロゲンと似た作用をもつ薬(タモキシフェンやラロキシフェン)など、一部の薬剤は血液凝固を促進する可能性があります。喫煙も危険因子です。出産後や手術後にも血栓ができやすいことがあります。高齢者では、脱水が血液の凝固を促進し、深部静脈血栓症の一因になる可能性があります。

血流速度の低下
長期間にわたってベッドで安静にしている場合や、けがや脳卒中などで正常に脚を動かせない場合、ふくらはぎの筋肉が収縮せず、血液を心臓へ送り返さないため、血流が遅くなります。深部静脈血栓症は、例えば 心臓発作やその他の重篤な病気(心不全、 慢性閉塞性肺疾患[COPD]、 脳卒中など)で入院して数日間横になって脚を動かさずにいた人や、下半身が麻痺(対麻痺)している人に発生することがあります。また、大きな手術、特に骨盤、股関節、または膝関節の手術後に深部静脈血栓症が発生することもあります。さらには健康な人でも、長距離ドライブや飛行機旅行などで長時間座ったままでいると血栓症が起こることがありますが、こうした状況で血栓症が起こることは極めてまれであり、通常は他の危険因子をもっている人に起こります。