fourbrothers


夕方友人のニルから電話がかかって来て、何の前知識もなく観に行ったこの映画。



後で調べてみたら


「ワイルドスピード2」とか「シャフト (サミュエル・L・ジャクソン主演のリメイク版)」
の監督ジョン・シングルトン氏の最新作でした。丁度公開日かなんかやったみたいです。



プロデューサーが元ワーナーのエライさんで、「マトリックス」を世に出したことで
一躍有名になった人。最近自分の会社を立ち上げて、その2作目だそうです。

(独立後最初の作品は「コンスタンティン」。分かりやすいっすな。。。)





さてまあそんなことで映画のタイトルもニルに言われて初めて聞いた、
みたいな状態で観たんですけど、





なんていうんですかね。。。




ある意味勉強になるというか、





うわ~こんなんでええの????という出来映えでございました。。。


偉そうなことを言える立場ではないですけど観ながら何回もニルと顔を見合わせてしまいました。




でもまあ非常にこの監督らしいといえばらしい、


いい言い方をすれば勢いのある、キツイいいかたをすれば非常に雑な、


脚本の第一稿をそのままパッと撮った、みたいな印象の作品ですね。。。




別にそれがアカンちゅうわけじゃないんですけど、



一応

悪ガキ時代に養子にしてくれて、非常に可愛がってくれた母親を強盗に殺された
血の繋がらない4人兄弟が、久しぶりに母親の家に集まり彼女を殺した強盗への復讐に動きだす、

みたいなドラマがあるんですけども、


そのドラマ部分の描き方が、いわいる "ストーリーとして必要やから撮ってる" みたいな
非常に雑な感じで、あまりにも段取りよくポンポン進んでいくのでびっくりしてしまいました。。。




まあ暴力シーンが見どころ(と思われる)映画で、観客もそのへんのシーンでは歓声上げたり
ツッコミ入れたりしてましたから、この映画が狙っている層にはちゃんと届いてるんかな~、と。




しかしその辺がホンマ映画の面白いところというか難しいところというか、
まあ狙った層に届いて製作費が回収できれば成立する訳で、



この映画でもやっぱり(詳細はしりませんけど)100億円前後の製作費注ぎ込んで、
それでちゃんと利益だしてくる、というか利益が出るだけの数の人達がこの映画を観る
訳ですからね。。。多分。私もそのひとりとして貢献した訳ですが。。。




100億円回収するって一言でいうと、まあアメリカ映画なんかはこのくらいの金額注ぎ込んだ映画が毎年何本も出てくる訳ですが、


例えば1億ドルとしてむちゃくちゃ単純計算しても、チケット一枚$10として(こちらは劇場によって値段まちまちですが)、劇場と配給者の取り分が半々やとしたら2000万人観る訳ですわね。。。
(まあこれは極端で、たいがい50~60%を劇場で回収できたら御の字だそうですが)


そんでもまあ1000万人が劇場で観て、DVDが$15で340万枚売れたら元とれる、みたいな
まあいうたら簡単ではない話ですよね。。。もちろん回収モデルはこんな単純ちゃいますけど、
それにしても100万人の人に観てもらっただけでは話にならんのは確かです。



話が大きく逸れてしまいましたが、
いずれにしても月曜日の週末興収レポートが楽しみな映画です。


話が逸れたついでに、ちなみに先日読んだVariety紙によると、「ハウルの動く城」は現在のところ世界で合計220億以上稼いでるみたいです。すごいっすね。。。こないだまでこっちでもやってました。




まあなんにしても偉そうなことを書いたところで “ほんだらお前の作るもんがナンボのもんやねん" という思いも我ながらあるんですが、


そういう意味では「これはアカン」とか「おもろない」とか言うのは非常に適切ではなく、
単純に「私の好みではありませんでした。」というのが正しいんでしょうね。


彼等の映画の作り方から学ぶところも少なからずありましたし。



でも色んな種類の映画をまんべんなく観る、またそれに対する観客の反応やらビジネスとしての成績も追っていく、ていうのは大事な勉強やなとこの映画で改めて実感しました。。。


ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン
ワイルド・スピード × 2
パラマウント・ホーム・エンタテインメント・ジャパン
シャフト
ワーナー・ホーム・ビデオ
コンスタンティン 特別版 (初回限定版)