久しぶりにベア・グリルスの
『MAN vs. WILD』を観た。

シベリアでサバイバルする事は
一生無いだろうが、
ノウハウは面白いのでメモしておこう。


■シベリアは日照時間が4時間程度で
気温はマイナス28度以下の事が多い。



■極寒の地では、常に身体を動かす。
でないと凍傷や凍死の危険性がある。



■気温が氷点下になるような地域では、
素手や素肌が金属製品に触ると、
そのままくっついてしまい、
無理に剥がそうとすれば、
皮膚が破れて血まみれになる危険性がある。
お湯をかけると自然に剥がれるが、
何も無ければ、オシッコをかける。





■標高が300メートル下がれば、
気温は2℃上がる。
極寒の地での遭難やサバイバルでは、
僅かな気温の差が命運を左右する場合がある。



■雪山や険しい山岳地帯を下る場合、
かなりのエネルギーを消費してしまう。
寒冷地でのサバイバルは、
食料を確保できるかが生存の鍵になる。



■寒冷地では、体温維持だけでも
カロリーを消費するので、食物で
脳に栄養を得たと思わせる必要がある。

飴やチョコレート等を持っているだけでも
生存率がかなり違ってくる。



■寒冷地でのシェルターには、
洞窟なども利用する。
洞窟内の壁は、焚き火の熱の反射板になり
熊や狼などの動物から身を守れる。





■氷点下の地では、野外作業で
低体温症や凍死する危険性が出てくる。
作業に時間が掛かるようならば、
火を起こして、体温維持を最優先にする。



■寒冷地では、脳の働きも鈍るので
体温を維持するために、
身体を動かして血行を促す。



■氷点下で汗をかくと、
その汗が皮膚の上で凍ってしまい危険。
なるべく汗をかかないようにする。



■雪の上を移動する場合は、
トボガン(荷物運搬用のソリ)があると便利。
動物の死骸から皮を剥いだり、
木の枝などを組み合わせて作れたりする。



■寒冷地で夜営した時の翌朝は、
なるべく身体を動かして
体温と血行を回復させる。



■寒冷地で凍結した湖を渡る時は、
十分に注意して渡る。

大人が歩いて渡れる氷の厚さは、
最低でも8センチは必要になる。
(なるべく迂回するのが賢明)



■万が一、冷たい川や湖に落ちた時は、
脈拍が一気に上昇するので、
過呼吸やパニックにならないよう注意する。
冷えた血液が一気に心臓へ流れ込むと
心肺停止の危険性もあるので、
慌てて泳ぎ回ったりなど、
無駄身体を動かさないようにする。





■身体が濡れて、タオル等が無い時は、
雪を擦り付けると若干であるが、
身体の表面の水分を吸収してくれる。



■雪原を移動する時は、慎重に行動する。
50メートルごとに後ろを振り返り、
自分の足跡を確認する。
(同じ場所をグルグル回らないように)



■寒冷地で、木に登る時は
枝が枯れている事も多く、
折れたりするので注意する。



■マイナス40℃以下になると
肺の空気が凍って吐血したりするので
シェルター等で暖を取り、移動は控える。



■寒冷地では、川が凍ったりするが、
氷の下は水が流れている場合もあり、
そこに落ちると命に関わるので、
無闇に渡らないよう注意する。
(流れが速い川は、凍らない事もある)





■どんなに喉が渇いていても、
雪を直接食べたりする事は避ける。

雪を食べても、たいした水分は得られず
口内が炎症を起こしたり、
体温を奪われたりするので
必ず水にしてから飲むようにする。



■寒冷地で水を飲む場合、
一気に飲むと急激に体温が下がって
ショック状態を起こす事もあるので、
少しずつ、ゆっくりと飲むようにする。



■氷点下の寒冷地では、
水筒の水が凍る事もあるので、
気温が低すぎる時は、
バックパックの中へしまっておく。



■体温が低下してくると、
指先や足先から異変が起きやすい。
それらの凍傷はもちろん、
上半身の深部体温が下がると、
行動力を奪われてしまうので、
手足や身体を動かして、
体温を低下させないよう注意する。





■険しい岩壁を進む時は、
慎重にルートを選ぶ。
決して急がず、確実なホールドを見つけて
登ったり、降りたりする。



■シベリアは、午後4時半には
陽が沈んでしまい、
翌朝は、8時頃にならないと
陽が昇らないので、
夜営をする場合は、明るい内に準備する。





■急な斜面を登る時は、
直線に登ると危険なので、
ジグザグに登るようにする。