ディーガの分解（外堀編）

ブルーレイ・レコーダー（ディーガＤＭＲ‐ＢＲ５８５）で、録画した番組をディスクに焼こうと思ったら…

『読み取れない、ディスクに傷や汚れがないか確認してくれ』

との表示が、テレビ画面に出る。

( ・_・) ハア？？？

以前にも似たような事があり、その時はディーガ専用のクリーニング・キットで何とか回復した…

しかし今回は、クリーニングを数回試してみたが、まるっきり効果が無い…

ダビング用のディスクを別の物に変えても、やはり『ディスクを確認してくれ』と表示が出る…

何故だろうか？と、症状を考えてみると…

◆映画などの完成品ディスクは、ブルーレイ、ＤＶＤとも、再生は出来る。（読み取りは出来る）

◆ダビング用のブランク・ディスクも読み取り、【かんたんダビング】の表示が画面に出る

◆番組のコピー制限を超えてはいないし、普通の地上波の番組である。

◆ダビング画面で選択（複数選択）も出来る。

しかし、いざ実行しようとすると、

『ダビング無理、ディスク面の確認を…』との表示が…

つまり、【再生はできるが、ダビングの書き込みが出来ない】という状態に陥る…

再生の読み取りは出来るから、どうやら制御システムやドライブユニットの複雑な故障ではなさそうだ…

（深刻だと素人には、お手上げ）

という事は、おそらくピックアップレンズが、かなり汚れているのだろう…

そこまでの汚れになると、クリーニング・キットでは綺麗にならない…

そこで、ディーガ（ＤＭＲ‐ＢＲ５８５）のピックアップ・レンズを直接掃除すべく、分解してみる事に。

（まぁ、安く手に入れたレコーダーだからで、高額な機器では無理）

　　

①まず、ディーガ本体から電源コードや繋がっている配線を抜く。

②ディーガ本体の横に、大きなネジ（左右に各一個）あるので、それをはずす。

③背面のコネクターのエリアには、ネジがたくさん付いてるが、

本体カバーを留めているネジだけ（３個）だけをはずす。

（３本のネジは、なるべく均等にゆるめていく）　　

　　

　　

④これで本体カバーを留めているネジは無いので、カバー（金属）が外れる。

本体の正面パネル（ディスクの開閉扉や時計表示のある部分）は、まだ付いたまま。

　　

　　

※正面パネル↑

⑤本体を裏返すと、その正面パネルを留めているプラスティックの爪が３ヶ所ある。

　　

マイナス・ドライバーなどを入れて慎重にずらす。（無理に押し上げない）

（プラスティック製なので、決して乱暴にやらないように！）

正面パネルの左右にも小さな爪があるので、そこと裏面の爪をゆっくりと動かしながら外す。

⑥正面パネルが本体から外れる。

　　

⑦左側にある黒いケースが、ディスク・ユニットである。

　　

※画像の丸印は、ユニットの蓋のネジ

⑧ディスク・ユニットを見ると、蓋を留めているネジが４ヶ所、

ディーガ本体に留まっているネジが４ヶ所、合計８個のネジが見える。

⑨このまま蓋のネジを外せば、ピックアップ・レンズが見えるかも知れないが、

今回は、黒いユニットケースごと外してみる。

ディーガ本体に留められている４ヶ所のネジを外す。

（なるべく４本を均等にゆるめる）

　　

※本体を留めるネジ部分

⑩ディスク・ユニットには、二つのコード（赤と白）が繋がれている。

　　

　　

この２本をコネクター部分から、ゆっくりと外す。

（続く…）