今日は、仕事のストレスを解消するために、久しぶりに上野駅まで散歩に行くことにした。少し風が強かったが、空は晴れていて、絶好の散歩日和だった。


10時過ぎに家を出発し、ゆっくりと街を歩きながら、上野駅を目指した。途中、近所のカフェでコーヒーをテイクアウトし、ベンチに座って一息ついた。周りには、散歩を楽しむ人々や観光客がちらほら見えた。


上野恩賜公園に着くと、美しい緑と広々とした空間が広がっており、心が癒された。公園内を歩きながら、美術館や博物館の前を通り過ぎ、ふと一人で散歩を楽しむ上品な女性たちが目に入った。彼女たちは、おそらく50代後半から60代くらいだろうか。それぞれが楽しそうに歩いており、彼女たちとの会話を想像しながらも、なかなか声をかける勇気が出なかった。


「今日はリフレッシュのために来たんだから、無理に声をかけなくてもいいんだ」と自分に言い聞かせつつ、ただ静かに散歩を続けた。公園内の風景を楽しみ、鳥のさえずりに耳を傾けると、少しずつ心が落ち着いてきた。


お昼過ぎに、公園のカフェでランチを取ることにした。窓際の席に座り、サンドイッチとコーヒーを楽しみながら、通り過ぎる人々を眺めた。カフェはほどよく賑わっており、幸せそうな家族連れやカップルが目に入った。


午後の陽射しが強くなってきた頃、公園を後にして、上野駅周辺を散策した。古い商店街や新しいショップを見て回り、気になるお店に入ってみることにした。結局、特に何も買わなかったが、街の雰囲気を楽しむことができた。


夕方になり、少し疲れを感じ始めたので、帰路に着くことにした。今日一日、誰にも声をかけられなかったが、自然の中で過ごした時間と、自分自身と向き合うことができたことに満足感を覚えた。


帰り道、次回はもう少し勇気を出して、誰かに声をかけてみようと心に誓った。今日はリフレッシュできたことを感謝しつつ、ゆっくりと家路についた。



これが、私の上野駅までの散歩の日記だ。結局誰にも声をかけられなかったが、それでも心地よい時間を過ごすことができた一日だった。