あぁぁびっくり。

もうなーなんだかなー。
最近会社でいろいろあり更新が遅れましたm(__)m

飲み会の幹事になったせいと、あと



Wさんに告白されました。



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Wさん…後輩アメリ(独身)と不倫中の営業さん。
私も以前不倫のお誘いを受けていた遊び人。

アメリ…営業Iさん(既婚)に遊ばれておかしな方向へ
今はWさんと不倫中らしい。
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事の発端は、営業さんに定例飲み会を受付嬢さんたち合同でやりたいんだけど、と話を持ちかけられたこと。
受付サイドは私が幹事に。
営業サイドの幹事はWさんに。

最初は

「全部こっちでやるから出欠確認だけでいいよ」

と言われていたから引き受けた幹事なのに

「女の子のがおいしい店知ってるよね、舌も肥えてるし、店選びも力貸してよ~」

と言われ、まぁいいけど、と。






そしたらなぜかWさんが

「●●にある○○ってお店どうかなぁ?ちょい様子見に行きたいんだけど今日いい?」


と言い出して、まぁいいけど、と。




で、お店に行き、いいかんじだったのでメニューや予算を決めつつ軽く飲んだり食べたりしているうちに世間話へ。


「おれlafayちゃんに嫌われてるのかと思ってたよー誘っても全然飲みに行ってくれなくなっちゃったしさぁ」

割と察しが悪いんですね、 嫌だから断ってたんですよ。とは言えず。

「ははは…」

なんて適当にごまかして

「じゃぁこれからも飲みに誘っていい?」

「うーん…最近彼氏が怒るから。(←嘘。ウチは互いに放任)」

「えーでもNとは飲みに行ってるじゃん。おれとも飲みに行ってよー」


…ほんとに察しが悪いですね、とは言えず。

こういう、気まずい質問を平気でするのは男に多い。
女の子は割と気を回して「暗黙の了解」でなぁなぁの気まずくない雰囲気を作り出そうとするけど、男はなんて単刀直入なんでしょうか。


まぁまぁ。ね?うん。なんて適当に流して、ささっと店員を呼んでお会計してもらってそそくさと帰り支度。


帰りの駅近く。

Wさんは立ち止まって行きつ戻りつぐるぐるしながら神妙な顔で

「なんとなく、おれねlafayに避けられてる気はしてたよー。当たり前だよね、おれ結婚してるんだし。でも、やっぱり、去年からずっとなんかlafayのことひっかかっててね、こんな気分はなんつーか久しぶりでさぁ、なんて気持ち悪いね30過ぎてこういうこと言うの。あはは」

ほんと気持ち悪いですね、とは言えず。

「lafay、おれと付き合ってもらえないかな!!…いろいろ了承することになるけど、でもおれlafayが好きでさ…」






いろいろ了承!?



りょうしょう!?


言葉の響きだけじゃなんのことか分からずしばし考え込んで



あぁ、お互い彼氏・妻がいるままで、それを「了承」し合って、ってことね…






と納得。





あぁぁ。



「ありがとう。でもごめんなさい。」




「…そっかーだよね…(しばらく沈黙)…どうしても?」





「恋愛対象に見れない…、ごめん。それに彼氏を裏切りたくないから。…それにしてもWさん彼女いるでしょ?(チクリ)」



「あ、ああ、知ってるんだ。(シマッタって顔して沈黙。おそらくアメリには口止めしてたんだろうな)でもあの子はおれのこと好きなわけじゃないよ、お互い…成り行き上みたいなかんじでさ。」


なんだかなあ。


「…これからも飲みに誘ってもいい?」


ここで、何故だかよく分からないけどそ怒りがこみあげてきた。


「携帯見せてくれる。」

「?はい」

「この場で私のメモリを消して。私も消すから。」

「えっう」



唖然とした顔で意味の分からないことを言っていたけど、私は自分の携帯を出してWさんのメモリをデリートした。


で、彼をじっと見た。



Wさんもポチポチ携帯をいじってる。



ほんとに消したかどうか分からないけど、


「じゃぁ」


と言って別れてきた。


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こういうときみんなどうするんでしょう。


このことを現在Wさんと不倫中のアメリに言う?言わない?



考えながら、今日に至る。。。




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まぁどうせ言うんだけどね。



今回のことをどう考えてるのか、自分の中でまだよくわからない。

とりあえずWさんはクズだってことだけ分かってる。

恋愛も、自分がしてきた恋愛遍歴によって体質が作られるのかもしれない。



日常でよく食べる「食」の種類で、体質が変わるように。



恋愛は予測できないパターンで隕石のように人に落ちてくる。

恋愛によって何を考え、もしくは何も考えないことで、体がその恋を覚えていくのだろう。

不条理な恋愛に自分を長時間さらし、それを抜けた後も不幸な恋愛に陥るパターンを自分で作り出して自ら落ちていく人がいる。



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不倫や浮気をすると、幸せにはなれない。
人にしたことは必ず自分に返ってくる。

と因果応報の論理で人に説く人がいるけど、私はそうは思わない。
クロネコが横切ったら今日は悪い日、と同じような迷信に近いように思う。

自分自身に関して言えば因果応報はあると思って生きているけど、それが世の中の全員に当てはまるとは思わない。


不倫や浮気をして人がその後々までも不幸になるとしたら、それはそういう恋愛をすることでしみついた自分の不幸な恋愛体質から抜け出せないせいのように思う。

とはいえ、一度しみついた体質は、改善するのは難しい。

吾妻ひでおの「失踪日記」にアル中の例としてあったけど

「ぬか漬けになったキュウリは生のキュウリに戻れない」

というのと同じことなのだろう。



彼氏にDVを受けていた人がまた同じような男につかまってしまうように。

好きな人のセフレとしてつらい思いをしていた人が自分も彼氏ができたときにセフレを作ってしまうように。



自分の意志や思想や理念は、それが思いつきレベルなら簡単に「体質」に負ける。



「恋」っていう突然の隕石の前に人は理想を持ち出すヒマもなく脊髄反射で体質に呼ばれてしまう。



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のかなぁ。







アメリが、Iさんとの不倫で傷ついたはずのアメリが、また社内不倫をしている。


男のほうはよーーーーく知ってる。


去年くらいに散々不倫のお誘いを頂いた、営業のWさん。

(Iさんといい、営業って部署には狩猟民族が多い気がするのは気のせいか)


33歳で細身のスーツが似合う、物腰柔らかな人。



アメリはIさんの件で、こっそりWさんに相談をしているうちにそんなことになったらしい。

これはエビ子から聞いた。

エビ子と私はあんまり仲良くもないのだけど、最近ちょっと話すようになった。



「ねー。アメリの話、知ってるよね?lafayには相談してるって言ってたもん。」

「あぁ、Iさんのこと?」

「そうそう。で、あの子バカなの。強くなんなさい、パーっとあんな男忘れて手玉に取るくらいのいい女になりなさいって言ったのね、私。でも、あの子はそういうことできる子じゃなかったみたいね。」

「ん?どういうこと?」

「Iさんにヤキモチやかそうとして、前々から相談してたWと仲良くするうちに今度はWとそういうかんじになったらしいよ」

「へー…。」

「Wなんてさぁ、ただのタラシじゃんね…見ててわかんないのかな。もうダメだねアメリ。不倫無限ループ入ったよ多分。ああいうの繰り返すよこれからも。あーあ、婚期遅れたね。いつ目が覚めるのかね、一度痛い目見ないとだね。」

「そう、だね。。。」






なんだかなぁアメリ。

最近お昼にこそこそどっか行くと思ってたけど、Wさんに会ってるのかな。

不毛だなぁ。



最近エネルギーが乏しい私なので何を言っていいのか分からずしばしかんがえこんでしまった。



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「アメリを諭す飲み、やんない?」


エビ子から誘われて、勢いでOKしてしまった。

エビ子の思考パターンに私はどうやら興味があるみたい。

男遊びも激しい印象だけど、彼女はなぜか、ぬか漬けのキュウリにならない。

体質がしみつかない。



多分、なんらかの強い意志や思想があるんだろう。




「なんかさ、エビ子は恋愛豊富だけどエビ子はそういう無限ループとか自堕落な恋愛ループにはまったことないの?」


と聞いてみた。




「うーん、ない。たとえば一夜だけの恋、なんてのもしたけど、それは一夜で終わらせたい相手だからそうなったんであって好きな男なら簡単には寝ない。

男に求められて”あっ体を欲してくれてるのね、あたしのこと好きなのね”なんて勘違いしてするような女は大嫌い。

自分を安売りしないことと、男より自分のプライドを優先することと、後二股浮気はしないさせないこと、これが私の恋愛で重視する部分。

ループにはまる女は、そういう「重視する部分」がないんだよ、相手に自分がよく思われることしか考えてないの。

要は頭が弱いんだよ」


笑ってしまった。




意志や思想も信念まで高めれば、体質に勝てるのね。





私はエビ子の「行動としての恋愛」は嫌いだ。
でも彼女の考え方は嫌いじゃぁない。

うーん、最近頭の固いlafayです。

なんかねーもう。一つ前に書いた浮気相手に振られた子の事件 以来、考えすぎる自分に食傷気味です。

私は考えることのうち実のあるものは3割程度で、残りは単なる堂々巡りやなんやかんやアメーバのようなつかみどころのないものです。


実のあることを考える自分はすごく好きですが、愚にも付かないことばかり考えてアメーバに脳を支配されるのはいい気分じゃありません。

そんなこんなで最近お疲れ気味でした。


なんかくさくさしちゃって、こんな日は爪のお手入れでもしようっと思って会社帰りネイルサロンへ。


受付嬢なので派手なネイルは禁止されてるのがイタイけど、フレンチネイルなら上品だしカワイイし。


これから冬なので甘皮オイルを買って帰りました。
中にお花が入ってて見てるだけでかわいい☆


そしてウキウキと帰路に着くと…遠くから


「あっlafayちゃ~ん」


Nさんが。


なんか最近NさんのこととかIさんのこととかアメリのこととかぽーーーーんっと忘れてたから一瞬たじろいだ後で


「あっ!あぁ、どうしたの、今帰り?」


…と、軽く立ち話のはずがなぜか駅近くのバーで飲むことに。


でもまぁNさんは別に話してても楽しいからいいんだけど。


普通に1時間くらい飲んで会社の愚痴やなんやかんや聞いて帰ってきました。




最近、会う人会う人に「不倫・浮気」話をされるからまさかNさんまで!?と思ってたけど、普通に25歳社会人な会話で、そんな当たり前のことにホッとしたり。


うーん。のびっ。

あぁ。


この話の「8 年つきあってる彼氏がいるけど浮気を繰り返す子」 が浮気相手に振られたらしい。
泣きながら


「つらすぎていてもたってもいられない。話を聞いて欲しい」


と言われ今度会って話を聞くことに。



ものすごく非情なことを言えばこのあいだ書いたようにもう会いたくない。
「浮気相手に振られた」なんて同情できない話になんて言ってあげればいいのか。



でも、前の不倫話の友達のときの二の舞にならないように、自分の言葉に責任を持ちたいと思う。
ただ単に自分の中の変な正義感を振り回すことで人をむやみに傷つけることはしたくない。



でも、同情も出来ない。


自業自得と言えばそれまで。
というより自業自得としか言いようがない。



とはいえ不倫でも浮気でもなんでも、別にそれをしてるからと言って非人間なわけではなく、1人のどちらかといえばもろい人間な訳で、自業自得とわかっていても失恋で傷つけば痛い。



そんなときに他人の至極まっとうで説教じみた意見が耳に入るかと言われたら入らない。



本当にその子のことを思うなら、根気よくその子の話を聞いてあげて、とつとつと自分の意見を述べることしかできない。


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浮気はよくない。


不倫はよくない。




こういう言葉の持つ、説得力のなさったらどうだろう。


「相手の気持ち考えなよ」


とか


「因果応報」


とか


「女として人間としての魅力が下がる」


とか


なんて説得力がないんだろう。



正当な意見であるのに。


そこだけ切り取るとなんて響かない言葉なんだろう。



「鏡の国のアリス」という小説の中で、アリスが丘を目指して歩いているのに、どうしても丘に行き着けないというくだりがある。



どう考えても丘につながるだろうと思う道を歩いていても

“急に道がねじれてみぶるいし”

気付けば家のドアにぶつかりそうになっている、というように。



そこは「鏡の国」であべこべの世界なので、丘に辿り着きたいなら反対のむきに歩かないとゆきつけないのだ。



変な錯覚がそこにはあって、それは不倫や浮気をしている人の錯覚と似ている。



不倫や浮気をしている人に



「丘はその道の先に見えるけど、その道を歩いていても辿りつけないんだよ。そこは逆方向に歩かないといけないんだよ」



なんて言っても聞いてはもらえないだろう。



一般論はたいていの場合正しいけど、正しいから全ての人にぴったり合うわけではない。

だったらなにができるって、大して大事でもない人に対して私ができることなんか本当はない。



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「一般論」

「至極まっとうで説教じみた意見」

として当事者の耳に入らないとしたら、それはもちろん聞く側にも問題がある。



でも言う側として。



うわべだけしか話を聞かず、「あー浮気ね」と色眼鏡を装着し、どっかで聞いたような借りてきた正論を振り回すのは本当に馬鹿なことだ。



私は自分の恋愛価値観について腐るほど考えてきている。


結論は正論でも、そこに至る自分の考えを説明し尽くしてこよう。


それで理解してもらえなくても「自分の価値観」に裏打ちされた意見であれば言う意味がある。

私はただそうやって自分の価値観を確かめたいだけなのかもしれないな。



結局その子のことなんて本当はどうでもいいんだね。



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と、上記が木曜日のこと。
その日のうちに話してまいりました。


夜の9時から夜中の2時まで飲み屋で延々話し続けた。



疲れた。

けど、話した甲斐はあった。





まったく価値観の違う相手と理解しあえるというのは不思議だけど、そんなこともあるもんだな、考えてよかった、と気分のいい帰り道だった。






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あれから4日目。
彼女がなにか動いたのか、なにかあったのか分からないけど、私はもう彼女に自分からコンタクトを取るつもりはない。



これはやっぱり逃げてるのかも。


先日、TBさせて頂いた喪男道 さんにて私のページを紹介していただきました☆

覚悟さん、ありがとうございます!


紹介の中で


どちらかと言えば「恋愛という行為を冷静に捉えている」


と私のことを評して頂きました。


これには


「なるほどな…」


と。

確かに冷静な面はあるかもしれません。

でもそれは、感情的になれるほど自分の行動に自信満々ではないので、一歩ひいて考えるようにしてるのでそう見えるのかなと思います。


さて、この喪男道さんですが、読んでて非常に面白い。

浮気や不倫、中絶など恋愛のタブーについて数値をきちんと提示してから自説を述べる。

その自説も、過激なことも言ってらっしゃるのに言い回しにセンスがあるので非常に面白いのです。


また、覚悟さんは男性であるのに、女性にしか分からないような女性の性格・キャラ分析が鋭くて見事です。(逆に男性だからよく分かるのかな~)

現実社会と恋愛間の乖離~その3

の中の


>そしてさらに困難なのが「根は浮気性なくせに自覚がない人間」
>の存在です。

>頭は性格で恋人を選ぶべきと思ってるが、
>子宮はイケメンを選んでしまう


これには笑いました。

こういう子、ほんといるんですよ!!


いやいや覚悟さん本当にありがとうございました。

関係ない話ですけど、覚悟さんは喪男ジェダイ派だそうですが、今日はスターウォーズ3シスの復讐のDVD発売日でした。(今日私は特典含め6時間近くかけて見ました)

私もシスに落ちないようジェダイでありたいです(笑)

まじめな女性の輪、広がるといいな~♪




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さて、実はもうひとつ、私のブログを紹介していただいたサイトさんを発見しました!

こないだコメントをくれたbluedeさんのhopeless world です。


私のブログについて


数多くの男から数や比較、取捨選択をすることばかりがすべてではなく、他者への依存ではなく、自分次第だ、ということをはっきりと述べています。差異化・差別化がほとんど不可避の世の中では決して容易な生き方ではないと思いますが、こういうのもいいと思います


こう評していただきました。

いや、こう言って頂けるとありがたいですね。

うん、私も私の生き方はいいと思います(笑)


でも、私とは違う恋愛観を持っている人の生き方もいいと思います。

こういう「みんな違ってみんないい」というみつを的な考えになったのは年を取った証拠でしょうか。

まだまだ尖って、ブログで罵詈雑言を吐いたりもしてみたい気もします(笑)


私にも記憶がありますが、若いときというのはつい視野が狭く、尖って、自分以外を認めなかったりします。


ところがこのbluedeさんはまだ若いのに(大学院生ということは年下ですよね)非常に視野が広く、物腰がマイルドで大人びています。


某所での揉め事で思ったこと

こういう記事を読むと、攻撃的にもならず追従するのでもなく、非常にマイルドに自分の意見と論議の在り方を述べています。

これは若い人には稀有ではないでしょうか。

これからも楽しみにしております。

ありがとうございました。

私も、自分の生き方や考え方に自信満々で生きているわけではない。
むしろこのブログで考えを吐いて、人に吠えているのは弱さの裏返しかもしれない。

なーんてガラにもなく弱気な今日のlafayです。

というのも。
私と同じく、8年付き合ってる彼氏を持つ女友達がいる。

その子と土曜日に久々に飲んで、語った。




彼女は高校の友人で、他校だった彼氏ともう8年付き合っている。


彼女は今彼とは遠距離恋愛をしていて、デートは3ヶ月に1回会うくらいだそうだ。

好きという気持ちはまったく残っていないし、ときめくこともないという。

ただ、彼女いわく、


「ロビン・ウィリアムズの奇跡の輝きって映画あるじゃん。あれで、運命の相手のことをソウルメイトっていうじゃん。私と彼はそれなんじゃないかっていうくらい性格も考え方も合うの。一緒にいて本当に居心地がいい。彼以上に私に合う人はもう二度と会えないと思う。結婚してもうまくやっていく自信がある。」


のだと言う。


ただ、ときめきだけがない、と。

だから結婚にも踏み切れず、かといって別れることもありえない、と言う。





そんな彼女はときめきを求めて、浮気を繰り返している。


彼女の勘では、彼も浮気をしているらしい。


「でもそんなことはどうでもいいの。だって私を大事にしてくれてることは分かるし、彼が最終的に選ぶのは私なんだもん。それは私も同じ。」



今彼女が浮気している相手は、超一流企業につとめて、体の相性もいい、でも考え方とかがちょっと幼い人だそうだ。


「だから今の彼氏を捨ててその浮気相手のとこに行くことはないと思う。でもその人にはときめくんだよねぇ」






彼女は、


「彼は最高の相手だけどときめかない。浮気相手はときめくけど考え方が合わない」


というかんじで自分がベストな相手と巡り合えないことに、すごくコンプレックスを持ってるようだ。



「もう取り残されてるよー売れ残りだようちら。あんたどうすんの?」


って聞かれて、驚いた。


だってまだ25歳だと思ってたし、結婚や恋愛以外にも楽しいことはいっぱいある。


そんなに結婚とかあせらなくてもいいよなぁと思っていた矢先だったし。




彼女の周りは今、結婚ラッシュで、彼女も焦っているという。







もともと男の勤務先や地位、見た目を重要視して、男をステイタスとしてとらえることの多い彼女だからこそ、


「幸せは人との比較」



だけで考えてるような節がある。



周りが続々といい男と結婚していく中で、どっちつかずな自分を不幸に思えて仕方がないと言う。




「今、幸せな人が憎い。」





のだそうだ…





彼女から見たら、別に社会的にステイタスがあるわけでもない男に浮気もせずずっと8年もつきあっている私は幸せだとは思えないんだと思う。


プライドの高い彼女が、そうやって私には弱みを見せるのも、そういうところからきているのだろう。


「あんた彼と結婚するの?」


と聞かれて


「うん、そのつもりだけどお互い貯金とか始めて、目算ではもう2年くらい先かな。」


と答えたらちょっと考え込んだように、


「そっかー、そういわれるとなんかうらやましいけど…でもいいの?浮気もしないで他の男も見ないで彼が一番だって言い切れるの?」



と聞かれた。


「KISSのジーンシモンズって分かる?ベロ出して火吹く人。あの人は今まで数え切れないくらい彼女がいて、2000人以上とヤったって言ってるらしいけどそれでもベストパートナーに出会えてないんだよ。だから他を見るとか、比べてみてとか、そういう話はキリがないと思うんだよね。今の私には彼がベストだから。」


と言ったら、へぇー、と言っていた。



20歳を過ぎると女は、女友達を見る目がシビアになってくる。


「自分より幸せ?」

「彼氏はステイタスのある男?」


と非常に厳しい目でお互いを見合う。




そういうのに疲れて私はそういうことをする友達とは疎遠になっていた。

なので今回久々にこの彼女に私を彼女のものさしで「採点」され、懐かしさと幼さを感じて、非常に虚しくなってしまった。


人と自分を比べずに生きていくことは不可能だと思う。


ただ、自分の足場(自分が持っているもの、考え方、生き方、人との付き合い)に自信がある人は、人と自分を比べても人を見下したり人をねたんだりせずにすむのだと思う。


自分の足場が不安定な人は、自分が「幸せなんだ」と確認するために人と自分を比べる。

その結果、人に依存しなければ自分の幸せを感じられなくなるのだと思う。


その友達は後者。

彼女にそのことははっきり言った。





でも彼女は、浮気をやめないだろう。


で、いつか今の「ソウルメイト」な彼より素晴らしい男が現れて幸せな結婚をするのか、

今の「ソウルメイト」な彼が誰より素晴らしいと気づいて結婚するのか。




心の底から、どうでもいい。



そうやって人の幸せを採点し、人と自分を比較し、悶々と人生を生きている彼女には何の魅力もない。


そういって、彼女と疎遠になる決意をしている私は、やはり弱い人間なのかもしれない。


人生は取捨選択だ。


こうして、彼女を「私の友達カード」から切る行為は、

自分を正当化するために自分に都合のいいように取捨選択をしているずるい行為なのかな?

それとも自分に必要のないものはいらないという潔い取捨選択?



まだまだ私も弱く、浅はかな人間だ。

先週の土曜日、友達の個展に行ってきた。

友達は4人でアート集団(自称)というものを組んでおり、半年ぶりの作品発表だった。


いつもはコンピューター系や建築系などバラバラの専門分野で働いている4人が、一つの作品にそれぞれの得意分野で力を出し合い、作りあげていく。
出来たものは絵であり音楽であり造形芸術であり…こういうのにはうとい私なので、見てても理解はできないけど、単純に




「まったくどこからこういうアイデアが沸いてくるんだろう」




と感動。




その4人のうちの1人と、個展の後ごはんを食べに行った。


彼はここではゲンちゃんと呼ぶことにしましょう。


ゲンちゃんはこの4人で活動する前に、まったく別の4人で創作活動をしていたんだけど、1年前に急に解散してしまった。




「そういえばなんで解散しちゃったの?」




と聞くと、




「いろいろあってさぁ、今だから言えるけど」





と言って理由を話してくれた。








その話はまたしても不倫がらみ。


最近どうしたんだろう、プライベートでも周囲が不倫づいてるなぁ(ただでさえ会社には多いのに><)、そういう歳になってきたのかな?





前グループの4人のうち、3人は、


ゲンちゃん(男30代未婚)
勇作(男30代既婚)
モモ(女20代未婚)



という構成。(もう1人は関係ないので省略)





最初、まだ若いモモが加入したとき、彼女は学生時代に美術が好きでした~くらいのほんと何も知らない子だったのでゲンちゃんが世話役でついた。

二人はハタから見ててすごく仲良かったし、私はモモはゲンちゃんが好きだったんだろうと思ってた。

ゲンちゃんはモモのことを本当に大事にしていて、モモのほうはこれは完全にゲンちゃんが好きだったように見えた。


常に一緒にいた二人に対し、勇作は




「あんまりゲンとモモが仲良すぎるのもどうかな。4人でひとつなんだから、あんまりどこかが結束しすぎるのも微妙じゃない?とりあえずしばらくおれがモモの面倒見るから世話役を交代しよう。おれなら妻もいるし安心でしょ、妻もそうしたほうがいいって言ってるし」




と言いだして、勇作がモモの世話役になることになった。


勇作の奥さんもみんなと仲がよくて、私もみんなでごはん食べるときとか何回か会ったことあるけど、奥さんはモモとも仲良くて、なんだか大きなファミリーみたいだなぁとちょっとうらやましくなったりもしてた。





しばらくして。


勇作の奥さんが妊娠した。





そのあと半年位して勇作とモモの不倫にゲンちゃんが気付いた。


そしてゲンちゃんはモモに





「おまえなにしてんだよ!あいつの奥さん妊娠してんの知ってんだろ!?」

と怒鳴り飛ばして、モモは泣きながら手を引くといったらしい。


でもその後も、4人 + 勇作の奥さんで旅行に行ったときも、こりもせずみんなの目を隠れてモモと勇作はいちゃついていたらしい。(後でバレた)


打ち合わせにも2人して遅れてきたり、ゲンちゃんは嫌な予感がしてたらしいけど放っておいたらしい。


そしてとうとうその旅行の日いちゃついてたことがメールから奥さんにバレた。





4人で話し合って、その場で勇作はモモとは完全に別れると宣言したらしい。


そして奥さんが出産。


でも奥さんは精神不安定になってしまい、子供と一緒に泣いていたり子供に当たったりし続けた。


そして勇作は





「そんなんじゃやっていけないから離婚したい」





と。二人は別居生活へ。





その後、モモは「ここを抜けたい」と言い出し、みんなに散々言われながらもそのグループを抜けた。


そして解散へ。








ということだったらしい。


そんな話を一気に聞いて、私はただただびっくりした。





「今は勇作と奥さんまた一緒に住んでるみたいよ。モモはどうなってんだかわからん。」





「おれも男だから、別に友達の浮気とかいちいち反対もしないしさぁ、もう慣れちゃったけど、さすがに奥さんの妊娠中の浮気は、人として許せねぇな。」





勇作と奥さん、どうなってるのかな、と聞くと





「でも正直勇作はモモを好きだったんじゃなくて、おれを見返したい、おれの大事なものを奪いたいってかんじだったと思うんだよね。で、それをきっかけにモモに手を出して次第にのめりこんじゃったかんじだと思う、もともとが本気だったわけじゃないからね、そんなに重症じゃないと思うんだけど。どうだろね。」





勇作がゲンちゃんを過剰にライバル視してたのは傍目にも明らかだった。


嫉妬もあったと思う。


いい会社で責任ある立場についてるゲンちゃんと、職を転々として今は契約社員の勇作。
明るくてみんなの人気者のゲンちゃんと、寡黙でクールな勇作。
必要以上に劣等感を感じて、ゲンちゃんの大事にしてたモモを奪いたかったのかもしれない。




勇作は勇作で、ゲンちゃんよりいいところもいっぱいあるのに。


人は、自分が持っていないものに固執しがちだ。





自分のコンプレックスとなってるライバルの大事なものをいざ奪ってみて、そのうち互いに気持ちが入ってしまって抜け出せなくなったのだろう。


奥さんも子供も、もちろん勇作もモモも、グループも、みんなが傷ついて、多くのものを失って、そんなことは最初から分かりきってたことだ。





でもしてしまう。


いろんな要素が絡み合って、今回の勇作の嫉妬のような意外な火種で火がつくこともある。





不倫をするかしないか、なんてただの選択肢でしかない。


しかもそれは2択ではない。


恋愛や結婚したのちに2人に訪れる多くの選択肢のうちのたった2つ、というだけ。





私は人生に訪れるその無数の選択肢の中でできるだけいい道を選ぶことが出来るように


偶然に任せず、


振り返り考えること、


互いに話し合うこと


弱さに負けないこと、


我慢や責任を忘れないこと





全てを完璧にこなしても、自分が選ぶ選択肢の中で「不倫」が一番良い選択だ、という時がきたりしてね。





皮肉なもので。







そんな日が来ないように、精進すること、そして祈ることですなぁ、うむ。

以前、不倫をしている友達にそのことをカミングアウトされた。

彼女は独身。
彼は妻子もち。

会社でよくあるあんまり仲良くない子の不倫話は流したりいさめたり、もう聞くのも相談乗るのもお手の物だけど、今回初めて、長い付き合いの友達からの不倫カミングアウトであった。


そのこと以来、私は不倫反対の考えを持っているいわゆる不倫否定派だが、だからといって人の不倫をとがめる事をしていいのかどうか、その権利はないのではないかと、大いに悩んでいる。

もちろんどんな理由があろうと

通すべき順序を間違えたこと、
する側に甘えや弱さがあったこと、

は共通しているように思う。
それでも人によって事情は違うし、中には

「そりゃ誰でもそういう気持ちになるわなぁ」

というやむをえない事情を持ち、
言わば「不運」「事故」的に不倫に陥るケースもあるわけで、
基本的に不倫には反対だけど、一概に不倫撲滅とも叫べない。

いや、そりゃもちろん不倫という行為を誰もしないほうがいいのだろうけど、

現在進行形で不倫している人たちの不倫を片っ端から断罪し撲滅したほうがいい、という考えではない

と言うべきか。




さっきの友達の不倫カミングアウトを聞いたとき、私は死ぬほど親身になってきた友達ではないから、
100%の自分の力を発揮して話を聞いたわけでも、意見を言ったわけでもなかった。

うんうん、と話を聞いてあたりさわりなく、私はそれはよくないと思うよ、という意味のことを言った。




後日、彼女と話していて彼が遠くに転勤してしまうということを聞いた。

「あぁ、離れるいい機会なんじゃない」

と思ったままに言ってしまった。

これは今思えば、思慮が足りなかったかもしれない。



彼女と彼は転勤が決まって、それこそ泣いて悩んだそうだ。



彼女たちの悩みを知らない第三者である私が

一般的な「不倫」というものへの固定概念で見て

彼女たちを間違っていると(はっきりとではないが)断罪し、

本来ならばつらいものである「転勤という別れ」ですら

いい機会

だと深く考えもせずに「言い切る」権利はなかった。





少なくとも、彼女の話をすみずみまで聞いて、彼女の悩みや矛盾した気持ちも詳細に聞いて、

それから

自分でそれらをよく考えて、ひねりだして彼女に意見すべきだった。



私は彼女の不倫を

「彼女個人のケース」


ではなく

「世間一般に不倫と呼ばれているもの」

として色眼鏡をかけながら妙な正義感に支配されつつ話を聞いていたのかもしれない。





少し前、彼女に全然関係ないことでメールをした。

もちろん不倫のことについては触れずに。

そうしたら彼女からの返事に、

「彼と遠距離になって仲が深まった」


「今も一緒にいる」

「反対される恋ではあるけど私は幸せだ」


ということが長々と書いてあった。




最初に思ったのは

いやいや、聞いてないよ

ということ。



あえて不倫反対派の私にそんなことを言う理由が分からなかった。



どうも彼女は自分が不倫しているという罪の意識よりも、

さげすむな、自分は人並みに幸せだ、と主張する自尊心

のほうが強いみたいだ。



人に

「そんなことないよ、さげすまないでよ、私幸せだもん!!」

と言って、人から

「あぁあの子は幸せなんだね」

と思われなければ自分が幸せだと思えないなら、それは幸せじゃないんじゃないかとは思った。




これは不倫している他の人を見ていても、思う。

幸せなのなら、なぜ大声で幸せを叫ぶのかと。
誰にも認められなくても、そんなことは「不倫の責任」だと覚悟で不倫してるんじゃないのかと。


以前、多少気心の知れた同僚4人でご飯を食べたとき、
そのうちの一人がもう一人に自分の不倫を反対されて、
「普通の恋愛よりずっと幸せだよっ!彼はお金あるしHもうまいし」
的な発言をしたことがあった。

そのとき、残りの一人であるお局様(社内不倫12年目突入)が、

あなた、ただ幸せだけを得られるだけの立派なことをしているとでも思っているの?
人から後ろ指指されるのは、いわれがないとしてもある程度までは不倫の代償であり負うべき責任なのよ、あなたにその覚悟がないならやめなさい。

と言っていた。

これには全員感服した。






とはいえ今回の彼女のメールの件は。




彼女にそういうことを言わせてしまったのは先に述べた私の態度のせいなのだろう。


私の方が先に、彼女の人間性を否定してしまったのだから、彼女がムキになるのも仕方ないのかもしれないと思った。



まず、私は彼女に謝ろうかと思う。


以前、あなたの話そのものではなく、不倫と言う概念だけで断罪してしまったこと。

そして不倫だとはいえ別れのつらさを共感する思いやりに欠けていたこと。



これらを謝って、そして初めて、
彼女のケースについて、

100%の力で真剣にひねりだした私の考えと意見を改めて言おうと思う。



不倫と言う言葉に人は心の中の「正義」を呼び起こされ、
その「正義」があまりにも強すぎて
不倫している人のつらさや悩みに想像力を働かせることをできなくさせる。



極端な例で言えば、とある不倫している人がたとえ、

多くを傷つけ、非常に自分中心な行動をし、ただの甘えた人間であったとしても。

その人への気持ちは犯罪者に抱く憎悪と同レベルであったとしても。


そこを非難する前にまずはその人の事情・境遇を理解し、その人の気持ちに耳を傾ける。

そうしてから初めて、

知ったかぶりや借りてきた言葉ではない、自分の考えた言葉で、

その人個人だけのために考えた言葉で、

自分の考え・意見・批判」

を述べる。




これは、普通に人の話を聞くときにはできているはずなのだから、私はそうしようと思う。




人が他人の不倫を断罪することができるのか、それはわからない。



不倫サイトによくある

「不倫を否定されるコメントを残すなら、ここに来なければいいじゃないですか」

というような意見は、
ブログという公開された場で不倫について語る以上、非常に愚かだと思うけど、

その裏には、

不倫否定派による決めつけと押し付けによる勝手な断罪

があることも確かだ。




不倫否定派の心構えとしては、まずはその人を理解しようと努めて
(不倫した人の心境を、ではなくて状況を)
想像力を働かせて、そして自分の考えたことを言う。

ことかなぁ。






まーでもここだから言うけど
不倫ブログには

あほちゃうかー

って痛いブログも多いけどさ。

土日は久々戻ってきた彼とまったり。


彼とは8年続いてるだけあってやっぱりこういいね、日常のストレスへの解毒薬みたいな存在。

まぁ運命の相手に違いないと信じているだとか、付き合ってからずっとトキメキがあるだとかそんなことはこれっぽっちもないんですけど。

でも、まったりしてるけどラブラブかと聞かれたら、ラブラブ。

彼がいるから私は、自分の信念みたいのを持っていられるのだと思う。


だって、友達が不倫したの浮気したのなんて話を聞けば、

「ばっかでー」

と思いつつ、やはり腹が立ち、それをぶつけずに心にしまうことで体に毒がたまっていく。


不倫や浮気でもやむをえないと思われるパターンもあるから一概にひとくくりにして否定するわけじゃない。


でも、不倫や浮気をしてる子が

「不倫も浮気もステイタス」

「さみしいから一緒にいるだけ」

「誰かを傷つけても好きになっちゃったからしょうがない」

「独身のうちは二股でもなんでも遊ばなきゃ」

こういうことをしゃあしゃあと言ってると、正面切って反論したくなる。

心底、軽蔑する。


でもたとえ、心の底から私が軽蔑していても、人は人。

彼女達は当事者、私は第三者。

最初から諦めがある。

どうせ私の価値観は伝わらないから、言うだけムダだと。

なので聞かれない限り、会社の同僚程度なら自分の意見をぶつけたりはしない。


それでも話してるうちに「私はこう思う」と価値観のぶつけあいになることもある。
しかし、たいていの場合結果はまるで異文化コミュニケーション。

彼女達は

「私は」「私は」

ばっかりで

「違いを認めて、相手の意見を聞く」

ことは決してしない。


私は、私は、を繰り返す彼女達は常に闘っているように見える。

世間の常識や、人からの視線、自分の倫理観と。

そのなかで自分を正当化しようとするから、ハリネズミみたいに針を尖らせて身を守り、攻撃し、人の意見を聞かないのだと思う。

たぶん、彼女達自身で

100%自分は悪くない、幸せ」

と思えないからか、思い込んでいるからか。



でも決して相容れない価値観同士でも、その価値観をぶつけあうことには意義があると思う。

自分の価値観が揺らいだり固まったりすることで、見方は柔軟に、生き方は堅固になる。


まぁでもそんなことが多いと私もどっぷり疲れるわけで。

そんなとき、彼に会うともう一気に解毒される。

消耗しきったHPとMPがMAXになる。


遠距離になってもあんまり燃えも冷めもしない長期低テンション型の我々ですが、彼がいなかったら死にはしなくても呼吸困難には陥るやね。


いまさらこっぱずかしいから本人には言えないけど、酸素のようなもの。


おーいとりあえず11月中にもっかい戻ってこいよー。
(あ、彼が見てるわけではありませんのであしからず・・・^^)

誰かからものすごく自分を必要としてもらいたいの。


こんな言葉を友達から聞いた。


友達から

「彼女がいる男に誘われて、ついついエッチしてしまって、好きになっちゃった…」
ってな話を聞いて、

別に説教してほしい風でもなかったし、

私自身の考えを求められてる風でもなかったから、


「とりあえず、次に会ったらやらせないで、その後その男がどう出てくるかじゃない?

ヤリ目的ならもう誘いもこないだろうし、そうじゃなかったらまた誘われるだろうし。

好きになった以上断るのは難しいと思うけど、そこは女のプライドでがつんと言ってやんなきゃだめだよ」


と言ったら、


「無理だよ。だって、どんな形であれ彼は今私を必要としてくれてるんだし…それを断るなんて怖くてできない。」


だってさ。


恋愛中毒の友達には2パターンいて、


「経験はどんなものでも自分のためになるし恋愛でも経験豊富なほうがいいに決まってる」型と

「男に必要とされることが自分の存在価値、誰にも必要とされない人間になるのはさみしい」型。


今回の友達は後者。


分からないこともない。

嫌われたらどうしよう。

好きだから何らかの形でつながってたい。

セックスのときは彼が他の子のこと忘れて求めてくれる、それが嬉しい。


ってね。



軽く恋愛中毒。


最近、増えてるような気がする。こういう女性が。


たとえば雑誌のアンアン。


アンアンは毎回1テーマなので表紙にもデカデカと特集内容が書いてあり、本屋で、中吊り型広告で、他雑誌より抜きん出てひときわ目に付く。


数年前はいわゆる「恋愛・女磨き」系のテーマが半分、

「カメラ」だとか「節約」だとか「メイク術」だとかの「趣味生活」系のテーマが半分といったところだったように思う。

最近は「恋愛・女磨き」系のテーマが9割を占めてるようなかんじ。

未婚化・晩婚化・就業意識の変化等で、女性の生き方が多様化してるせいもあるだろう。
今じゃ平均初婚年齢も上がり「負け犬ブーム」が起こるほど未婚30代も増えてきているし。。。

20代以降の独身女性の中で「結婚」が選択肢の一つとしての勢力を弱めている


=現状で結婚という選択肢を選んでいない人の絶対数が増えている


=その人たちの生活の中で空白の時間・心を埋めるものが以前より必要とされている


=いわば「万人の趣味」である「恋愛系」のニーズがメディアで上がっている


ということかなぁと思ったり。

結婚が即ち幸せであり人生の目標だという意識はあまりない時代なんだろう、

「結婚しなくても幸せ」

という未婚女性は73%にのぼるとか。


結婚以外に、日々の生活で幸せを得る方法が昔より求められているのかも。


離婚率も上がり、以前より人々が自分の人生を貪欲に自由に謳歌したい!と思うようになった結果、人生を素敵に過ごすためのアイテムとしての恋愛の存在価値が上がっているのかもしれない。

その一方で…どちらかといえば現状に充足している人はあまりそういう雑誌を欲していないと思う。
「男心のつかみ方」は、男心をつかみたい女性が読むものだし
「恋せよ大人」も、「愛される女の“恋愛基準値"」も、そのテーマ「ではない」人が読むもの。

輝いて充実した人生を送っている未婚女性が増えた一方、

その生き方に孤独を感じている人も増えているから

「万人の趣味」である「恋愛」に手っ取り早く燃えるのかな。


どことなく、
恋愛してるほうが輝いてる
とか
恋愛してなきゃ負け組

みたいな考えが、今日本中に蔓延してるような気がする。

女は今、15歳から50歳まで、幅広くどの層もまんべんなく常に発情している。


別にそういう人はそういう人で、私のあずかり知らないところで活動している分には興味もないしなんとも思わない。


ただ、なぜか相談役に選ばれやすい私に対して、

必死で自分を正当化するのだけはやめてほしい。


価値観は、交換し、意見を戦わせ、磨くことで、さらに自分の「よすが」となるもの。

ブログにでも発散して、正当化に励めばいい。

今私のしてることと、同じように。


私に価値観を押し付けるのはやめてほしい。

私はそれを受け入れないし、賛成もしない。


だって今はこの私の価値観で生きていたいんだもの。