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○アメリ話過去ログ○
後輩のアメリ(独身)、Iさん(既婚)と不倫
アメリ、Iさんにふられる
アメリ、自暴自棄。
アメリ、Wさん(既婚)と不倫開始
Wさん、ちゃらいクズ男だと発覚
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アイドルのデビューのきっかけって美少女コンテストだったりオーディションだったりすることが多い。
で、インタビューとかでそれに応募したきっかけを聞かれると必ず
「姉が勝手に応募しちゃって…」
とか
「叔母が写真を送っちゃって…」
とかの
「自分の意志ではないんだけど、いつのまにか…」型がなぜか多い。
アイドルのウェストが全員58cmなのと同じ、紋切り型の回答例。
でも佐藤藍子は昔、デビューのきっかけを聞かれて
「コンテストに自分で応募しました」
と答えていた。
彼女のデビューのきっかけとなったコンテストとは「美少女コンテスト」。
「私は美少女コンテストに自分の意志で応募したんだよ」
と公言する潔さにとても好感を持った。
なんでだろう。
自分のことを「美人」だと分かっていてそれに気付いていないフリをするよりも、自分のことを「美人」だと分かっていてそれを嫌味じゃなく言える、という方が「アイドル・タレントとしての自分への責任と覚悟」を持った人だなぁという印象を受けるからか。
「自分の意志ではないんだけど、いつのまにか…」
型 は、たとえそれが事実であったとしても、そこで
「私自身はそんなつもり全然なかったんです」
という思惑をチラチラ見せられると、ブサイクが「見せブラ」をわざわざ過剰に見せようとしているようなあほっぽさだけが残る。
お前の意志はなかったのか?
覚悟もなくそこにいるってことか?
そこにいる以上発生する責任も全部他人まかせ運まかせか?
と聞きたくなる。
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…と、いうようなことを考えながら、
「最初はそんなつもりじゃなかったんです。でも、Wさんと話してて、いい人だなって思ってたら、いつの間にか流れで…」
と話すアメリの話を聞いていた。
アイドルでも不倫でも
「そんなつもりじゃなかった」って便利な言葉だなぁ。
昨日アメリと会社帰りごはんを食べに行って、そして、まず
Wさんクズだった事件
のことを話した。
とりあえず事実だけを淡々と話した。
その後で、Wさんとアメリのことは聞いてるけどアメリはどう思ってるの?と聞いた。
そしたら最初はなにも言わなかったけどだんだんポツポツとしゃべりだした。
「私は…そうですね、そういうちゃらい男だって分かってました。私は好き、だったのかな…分かりません。でも、最初はIさんを忘れるための気休めだったのかもしれないけど、彼のおかげで今はIさんのこと忘れることできたから…」
「アメリー、きついこと言っちゃうけど、いちいち恋愛の心の動揺を男に静めてもらわなきゃいけないようじゃ、この先もどんどん男をとっかえひっかえしてかなきゃいけなくなるよ。誰かを忘れるために好きかどうか分からない男とセックスしたの?アメリの体はそんなに安いの?もっと真剣に考えなさい。」
「そんなつもりじゃなかったんです。でも、Wさんと話してて、いい人だなって思ってたら、いつの間にか流れで…」
ってかんじで↑この文句。
いつのまにかじゃないよ。
レイプじゃない限りセックスは女の同意がなきゃできない。
別に自己責任なんだからいつなんどき誰とやろうがいい。
「自己責任だと分かっている」なら。
でも、やる前も、やった後ですらも、アメリは「好きじゃない男とセックスした自分の意志」を認めようとしないし自分の覚悟からも逃げたがる。
もしアメリが
「Iさんを忘れるために最初からこうなるつもりで、Wさんとセックスしました。」
と言ったとしても
「アメリそれ安い女だよ。アメリは体でものを忘れたり考えたりすんの?」
って言いたくなるだろうけど、こうやって
「そういうつもりはなかった」
と言われると、安いだけじゃなく、体でも頭でもものを考えられない弱い子なんだなぁ、と思ってしまう。
あぁ、私は頭が固いのか。
「アメリ、ちゃんと考えることが怖いんでしょ?でもそうやって楽なほうに楽なほうに流れてるままでいいの?いいならもう何も言わないけど、一度なんでこんなに自分が次から次に不倫ばっかりしてるのか考えて。考えた結果、不倫したいならもう文句は言わないから、真剣に考えてみて。」
「…分かりました。考えてみます。それから…もう私からはWさんとは連絡取りません。」
Wさんが連絡してくるに決まってんじゃん連絡来たら会うんでしょ、と思いつつ、そこまで杓子定規なことを言ってもそれは私の自己満足だし、そんなん押し付けるもんでもないだろう。と思って
「そう。」
と答えた。
なんだかなぁ。
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「そういうつもりは私にはなかった」
って本当に便利な自己正当化の言葉だ。
別に「人の道から一切外れるな。外れたら出家しろ。」なんて過激なことを言ってるわけじゃぁない。
ただ、人生の中のすべての「アクション」は事故でない限りは常に「自分が主体となって起こすもの」。
これを自覚しているかしてないか、は大事だと思う。
責任や覚悟とは言わなくても、ただの自覚を持っていたい。
望まない結果は、自分が望んだ結果でもあるのだと。
たとえば
妊娠しました。
それを告げたら付き合ってた彼氏に逃げられました。
中絶しました。
って話には同情するし、その彼氏はクズだと思う。
でも、そこで
「彼のせいで私の人生めちゃくちゃ…。」
なんて彼に責任を全部押し付けるのはどうか。
妊娠は1人じゃ出来ない。
自分の意志もあってセックスしたんだろ?
じゃぁ半分は自分の責任じゃないか。
と思うのは私の頭が固いから?
どうしよう。
最近のゴタゴタによって私はやけに頭が固くなって、人の気持ちへに「想像力」を働かせられない人間になっているのかも。
自分の価値観で、自分ならではの生き方を。
なんてことを望む一方で、私は
「誰かの気持ちを想像できる力=思いやり」
が自分に欲しいと渇望している気がする。
でも、今は心に余裕があまりなくて人の気持ちにまで考えが及ばない。
想像力。
思いやり。
共感や同調は無理にしたくないし出来ないが、想像力と思いやりは大事だ。