03愛読書『はてしない物語』をもう一度読み直し、今までの知識と経験を加味し咀嚼する。 | 明日への次の一手

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独自の方法で星占いを参照して、あなただけの一歩先を照らします。

亡くなった父と甥っ子の夢を見た。
甥っ子の持病の発作で苦しむのを大丈夫だよって背中をさすっていたら、父の部屋から物音がする。
入ると怒ったように机のものを払っている。
どうしたのかと聞いても何も言わないところで目が覚めた。
怒られる心当たりがないので、とりあえず本の続きを読むことにした。
 
P34

岩波書店、ミヒャエル・エンデ作『はてしない物語』の34ページです。

「つまり、その、何もない虚ろな場所、まあ虚無とでも言えばいいかな。・・・・そこに入ってしまったものは、なくなってしまうんです。・・・・どんどん大きくなってくるもんだから、とうとう女王幼ごころの君に使節を派遣して、お助けをいただこうということになったんです。」
ファンタージエン国の一角に集まった4人、鬼火、夜魔、岩喰い男、豆小人のひそひそ話での鬼火の言葉です。
この危機は国のあちこちで起きていて、エルフェンバイン塔に住む幼ごころの君も病にふせっていて、治す薬が見つからないということ。

この状況、最近の世界情勢に似てると感じました。
漠然とした不安感。
大声で口汚くののしる人が増え、自分さえ良ければという風潮がはびこり、いつか大きな戦争が起きるんじゃないか?という不安感。
現にシリアでは戦闘が行われ難民も流出している。
やがて中東からヨーロッパ、ついにはユダヤ・キリスト連合軍とイスラム諸国の第三次世界大戦へと・・。
戦争はイヤだ!
殺すのも殺されるのもイヤだ!
子や孫はもちろんのこと、友人や知り合いにも体験してほしくない!
誰か助けてくれ!
優秀な人物が現れ一気に解決してくれないか?!
そんな気持ちを重ね合わせて、この部分を読んでいます。

話は飛びますが、2回目にここを読んだとき、ファンタージエン国の一角に集まった4人の状況を三位一体説に当てはめた記憶があります。
肉体と感情、思考の3つとそれをまとめて管理する人。
これはほかの書物、例えば西遊記の孫悟空、猪八戒、沙悟浄と三蔵法師。
童話の桃太郎、イヌ、サル、キジもそうかな?!
教訓ぽくなるので、ここでは省略しますが、たぶん「快適なドライブ」という主旨で、どこかに書いた気がします。
また別の機会に…。