先日も紹介した活断層マップを公表する政府機関、

「地震本部」

なんか公的機関ぽくないダサい名前、しかも今まで一度も聞いたことがない。。
でもたまたま今回の日奈久断層をネットで検索していたらここにヒットしました。

何でもここでわかるわけではないのですが、
より多くの人が、各自治体がここにある情報を知っていたらもう少し地震災害への
備えができていたのではないかと思えてしまいます。
気になる方はこちらからご自身のエリアの情報をチェックしてください。

http://www.jishin.go.jp/regional_seismicity/

で、こちらの見方ですが、

例としてまずは今回の熊本地震が発生した日奈久断層帯付近のエリア

http://www.jishin.go.jp/regional_seismicity/rs_katsudanso/f093_futagawa_hinagu/

布田川断層帯(布田川区間)
 地震の規模 :M7.0程度 (M7.5-7.8程度(布田川断層帯全体が同時に活動する場合)/
        M7.8-8.2程度(布田川区間と日奈久断層帯全体が同時に活動する場合))
 地震発生確率: 30年以内に、ほぼ0%-0.9%  
 地震後経過率: 0.08-0.9  
 平均活動間隔: 8100年-26000年程度
 最新活動時期: 約6900年前以後、約2200年前以前

*地震後経過率とは平均活動間隔と最後に活動があった時期から推定される、そろそろ揺れてもおかしくないよの数値が1,0として表示される。



日奈久断層帯(日奈久区間)
 地震の規模  : M7.5程度 (M7.7-8.0程度(日奈久断層帯全体が同時に活動する場合)/
                    M7.8-8.2程度(日奈久断層帯全体と布田川断層帯布田川区間とが同時に活動する場合))
 地震発生確率: 30年以内に、ほぼ0%-6%  
 地震後経過率: 0.2-2.3  
 平均活動間隔: 3600年-11000年程度
 最新活動時期: 約8400年前以後、約2000年前以前

活動間隔に開きがあるので経過率が布田川では0,08から0,9、日奈久では0.2から2.3と極端な差があります。この数字だとジャッジがしにくいことはわかりますが、0,9、2,3という数字はもっと気にしておくべきだったということになります。

加えて僕がちょっと気にしている和歌山あたり。
http://www.jishin.go.jp/regional_seismicity/rs_katsudanso/f081_083_085_086_089_chuo/

和泉山脈南縁
 地震の規模  : M7.6-7.7程度
 地震発生確率: 30年以内に、0.07%~14%  
 地震後経過率: 0.5-1.3  
 平均活動間隔: 1100年-2300年程度
 最新活動時期: 7世紀-9世紀


30年内何パーセント、という表現はイマイチ実感がわかないのですが、
地震後経過率基準が1,0で0,5から1,3の数値。これはM7クラスが来る可能性が十分あるということだと思います。


奈良京都近辺の断層については日奈久と同じような数値になっています。

http://www.jishin.go.jp/regional_seismicity/rs_katsudanso/f075_kyoto_nara/

地震の規模  : M7.4程度
 地震発生確率: 30年以内に、ほぼ0%~5%  
 地震後経過率: 0.2-2.2  
 平均活動間隔: 約5000年
 最新活動時期: 約11000年前-1200年前

日奈久の例でわかるように、やはり2,2という数値は無視できないので南海トラフ地震がコワイのは津波だから内陸の我々は関係ない、とは思わないようにしないといけないですね。



また各地の数値を見て気になるエリアがあれば記事にします。


揺れてますね。
なかなか収まらないし、定期的に震度5強がやってくるので
一体何が本震で余震なのかもよくわからなくなってしまっています。

ただ、最近までの発振の仕方、一部専門家のコメント等からして、
そろそろ収束の兆しが見えてきたようにみえます。

今回の熊本地震の主な震源、日奈久断層から北東方向には大分に至るまで
盛んに強い誘発地震が発生していましたが、逆側の南西方向の揺れが少なく、
複数の専門家がひずみが溜まっているのではないかとして警戒を呼び掛けていましたね。




で、昨日その日奈久断層南方八代海区間で震度5強、5弱が立て続けに
発生しました。北東方向での破壊力を考えれば震度6クラスが来てもおかしく
はなかったのですがとりあえずこれでそれなりのひずみは解消されたと
考えられます。単純にバランスが取れたということです。

専門家の懸念は今、この南西方向の断層にはまだ残り(海底まで続く)が
あるのでそこまで発振するのかどうか、そして中央構造線上をつたって
四国に震源が誘発されないかにありますが、

一応一番心配していた日奈久南西方向でひずみが抜けたはずなので、
今日から明日にかけての余震はゆるやかに減少、小規模化していくのではないかと
予想しています。

ただし、
いつもと同じですが、妙に強めの余震がまた続くとか、急激に静かになってしまった
場合はまた注意しなければなりません。

いまは発振よりも明日被災地に降る雨が心配ですね。






昨日の記事に引き続き、全国活断層マップです。

地震調査研究推進本部事務局HPからの引用です。


http://www.jishin.go.jp/main/p_hyoka02L.htm





赤い線で示されている断層が地震が遠くない将来に起こる可能性が高い断層です。
逆に阪神淡路大震災の震源となった六甲淡路島断層帯は既に巨大発振があったので
オレンジもしくは黒の表示になり、当分は揺れないと考えられます。

今回の九州熊本地震の主な震源になっている日奈久断層、湯布院近辺の別府万年山断層が
赤の表示となっていました。日奈久断層のM7.3は数値まで合っています(よく見ると位置はやや南西にずれていますが)

断層の発振周期は100年~数千年以上に渡る可能性があるので予知にはなりませんが、
皆さんの住んでいるエリアの断層表示を確認しておくと良いですね。

ただ、大都市直下や山岳部等で断層の存在がわからないところもあるので
断層表示がない=安全という意味ではありません。

ざっと見て、従来地震の頻発地帯である中越信越地方を除けば、
やはり奈良・和歌山あたりの狭い範囲での赤い断層が気になります。
関東方面だと富士山周囲の断層が赤いですね。


ご参考までに。