南鳥島で「釣り三昧」って、医者をターゲットにした「フィッシング」詐欺かと思いましたが、真面目なお話の様です。
今朝、こんなメールが届き、驚きながら、目をこすりこすり読みふけり、文末に到達する頃には、現職に辞表を書いて、応募しようかどうかと、悩んでいて、われに返りました。

一部、編集して乗せてみます。
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「常夏の南鳥島診療所でのんびり読書と釣り三昧」

本日、東京から1950km離れた日本最東端の島、南鳥島から内科系・外科系医師の募集がありましたので、ご案内いたしたくメールさせて頂きました。

島内に宿舎と診療所が用意されます。
職員の健康管理と病気怪我時の応急処置が仕事内容となります。

南鳥島は、一辺2kmほどの正三角形に近い形をした小さな島です。
周囲をサンゴ環礁に囲まれた、最高標高9mの平坦な地形をしています。
横須賀港から船で片道4~5日かかりますが、海上自衛隊管理の滑走路があり、防衛省の航空機に便乗できれば、東京から片道約4時間で到着します。

【南鳥島内(略)診療所の医師募集要項】
▼住所 : 東京都小笠原村南鳥島(無番地)
▼募集科目 : 外科・内科
▼勤務開始 : 2015年4月~2016年2月
▼必要スキル : 職員とのコミュニケーションスキル
▼診療日 : 契約期間内毎日(とはいえ、かなりゆったりとした仕事内容です)
▼宿泊 : 島内の宿舎(食事代1日3食3,000円徴収)
▼保険 : 職員と同内容

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南鳥島といえば、ここです。

大きな地図で見る


どうして、私がこういう話に食いつきそうだということが、判ったんだろうか。


日本人が行けない「日本領土」 北方領土・竹島・尖閣諸島・南鳥島・沖ノ鳥島上陸記/小学館
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今を去ること....30年前以上前、高校生の頃に、小林道夫さんの演奏を聴いて以来となる、コンサートに行ってきました。今回は、チェンバロではなくて、家庭などで使われていたクラビコードでの演奏会でした。

石川県立音楽堂コンサートホールが会場だったのですが、客席は舞台の上にいすを並べるという、珍しい形の演奏会でした。それというのも、クラビコードという楽器の特徴のためでしょう。

クラビコードはピアノのような弦を叩くことで音を出す楽器で、ピアノの先祖のような楽器です。
クラビコードの演奏を聴いたのは、これも20年ぶり位かもしれませんが、あらためてその音の繊細さというか、小ささに驚きました。客席で、紙が一枚落ちるとその音で、クラビコードの音が消えるほどですので、会場は静かでなければなりませんし、聞こえる範囲も狭いので、舞台の上に客席をつくったのでしょう。

小林道夫さんは、かつてと同じ、静かで、優しい声で、楽器や曲の解説をしながら、演奏をしてくれました。

曲目は前半がJ.S.Bachの曲で
0 平均律クラビール曲集 第1番 プレリュード
  これはプログラム外とおっしゃっていましたが。
1 インベンションとシンフォニアより
   へ長調 BWV. 779, 794
   ヘ短調  BWV. 780, 795
   イ長調  BWV. 783, 798
2 平均律クラヴィーア曲集 第1巻より 
  第 8番 変ホ短調 BWV. 853
  第13番 嬰へ長調 BWV. 858
  「いい、加減に調律されたクラヴィーア曲集」なのだ..という解説つき
3 フランス組曲 第5番 ト長調  BWV.816
  アンナマグダレーナバッハのための音楽帖は、バッハの家出でクラビコードで弾かれたもので、その中にフランス組曲が入っているという解説のあと、を時間の都合で、繰り返しなしで、さらっと とおっしゃっていましたが、こうして聞くと、また面白いものです。

休憩を挟んで、後半は C.P.E. Bachの曲から。小林さんは、Carl Philippe Emanuel といわず、「次男坊」 と一貫して呼びながら解説をしていました。

4 識者と愛好家のためのクラヴィーア曲集 第1巻より
  ソナタ第2番

  小林さんの演奏を見て聞いていて、クラビコードというのはこのように演奏されていたから、こういう曲があるのだなぁととても素直に心に入ってきた曲でした。

5 ロンド「さらば、我がジルバーマン・クラヴィーア」 ホ短調

 クラビコードのビブラートが随所に現れる曲で、クラビコードのビブラートをこれほどよく聴いたことはなく、そして演奏の様子を目の前で見て、なるほどクラビコードだなぁと納得。

6 「スペインのフォリア」による12の変奏 ニ短調

それぞれの曲の背景を、解説しながらの演奏で、解説が少し長くなったと心配されたのか小林さんは「大学の教員が長かったので」とおっしゃっていましたが、こんな講義を聴ける学生は幸せだなぁと思いながらお話を聞きました。

アンコールでは、
Carl Reinecke の Weihnachts-Sonatine(クリスマス・ソナチネ) Op.251/3 から一部を
バッハのクリスマスオラトリオに含まれるシンフォニアのモチーフと、 きよしこのよるの旋律による変奏曲
が演奏されました。

家庭や、親しい人で音楽を楽しみ演奏するために使われたクラビコードと、そのために作られた音楽、親密で、穏やかなひと時をありがとうございました。

  




OpenFlowやOpenStackというOpen系開発者のイベントOkinawa Open Days 2014で那覇に来ています。知り合いの参加者から夕飯を食べる場所を教えるようにといわれたのでさがしていると、当日沖縄を代表する歌手のCojacoさんが国際通りの「とぅばらーま」でライブをやっていることに気づきました。Cojacoさんの歌は以前から知っていたのですが、直接聞いたことはなかったので、独断で「とぅばらーま」に夕食を決定。行ってきました。

Cojacoさん(Vo)とKaworuさん(G)


4回のステージがあったようですが、そのうち20時と21時のステージで聞くことができました。

2回のステージで、一度もCojacoさんの自分の持ち歌をリクエストされなかったので、そのままCojacoさんの曲を聴くこともなく終わってしまいそうだったので、時間もおしていることはわかっていたのですが、何かオリジナルの曲を聞かせてほしいとおねがいして、最後に「海を越えて」を歌ってもらいました。




Cojacoさんは、沖縄ではCMでよく歌を歌っていたり、JTAやJTB,JALの沖縄旅行のプロモーションで歌が使われたりして、沖縄を代表する歌い手の一人といってもいいとおもうのですが、沖縄以外ではあまり知られいないのが残念です。

当日のお客さんのリクエストで「谷茶前節」「はいさいおじさん」「島唄」「オジィ自慢のオリオンビール」「涙そうそう」など、そして、沖縄を代表する曲「てぃんさぐぬ花」などを次々とうたい、また新婚旅行できているというカップルをお客さんとともにお祝いしたり、楽しいひと時でした。あと、「月桃」「ウムイウタ」も歌っていたかな。

沖縄に来たのは今回が初めてという人も、CDを買ってサインしてもらっていました。

また、直接聞く機会があるといいなぁ。







ロンドンに滞在しています。Oxford Streetはクリスマスの雰囲気です。

室内楽の殿堂Wigmore hallが、滞在先のRoyal Society of Medicineから歩いて3分の場所にあります。昼間の予定を終えてから、Members' Restaurantで、Pre-theatre menuで夕食をいただいてからWigmore Hallに出かけました。食後のコーヒーに添えられていたチョコレートがミントチョコレートでした。

RSM_Members_R

Wigmore Hallに来るのは、今回で2回目です。ホール地下にもレストランがあり、ここでもPre-Theatre Menuが提供されていますが、こちらはまたの機会の楽しみに取っておきたいと思います。地下にはピアノメーカーであるベヒシュタインの名前がつけられた部屋があるのですね。さすがと思いました。


今日は、Vilde Frang(Vn), Michail Lifits(p.)によるバイオリンのリサイタルです。
曲目は、

(1) グリーグのバイオリンソナタ 1番 ヘ長調

(2) シューベルトの幻想曲 ハ長調
(3) ルストスタウスキーのバイオリンとピアノのためのパルテイータ
(4) リヒャルト・ストラウスのバイオリンソナタ 変ホ長調
と、時代も背景も違う曲が4曲でした。

Vilde Frangは名前を聞いたことがなかったのですが、力強い、表情の豊かな、ピアノとバイオリンの息の合った演奏で圧倒されました。2時間半、緊張感が切れることなく聴衆をひきつけ続けました。聴衆は会場の半分弱でしたが、よく音楽を聴いている人のたちが多いようで、演奏への会場の反応がしっかりしていて、それも驚きでした。

普段、国内だと、聴衆が聞き流している感じを受けたり、適当に持ち上げたりする反応とかを感じるのですが、この聴衆の層もWigmore Hallの力かもしれません。


本日のプログラムうちの一曲が、Vilde Frangのプロモーション用にYoutube にありましたので、リンクを張っておきます。

https://www.youtube.com/watch?v=CJVOrQTkgB8

今年の7月まで、日本音楽財団がVilde FrangにStradivariusの"Engleman"を貸与していたそうですが、今日の演奏では比較的新しい楽器を使っていました。冒頭でちょっと扱いに苦労していたような気がしました。聴衆も気になっていたようで、演奏の表現は良かったと思うのですが、拍手が小さかったような気がします。


トリップアドバイザーには時々書き込んでいますが、昨日、こんなメールが届きました。



こんなメールを送ってくるのだということと、案外にトリップアドバイザーを読んでいる人が多いのだなぁ驚きました。よく読むと何のトップ2%なのか、謎なめーるなのですけれどね (^_^;)

多くの方が亡くなった御嶽山の噴火(2014年9月27日)について、当日の状況や関連した情報をまとめたNHKスペシャル「緊急報告 御嶽山噴火~戦後最悪の火山災害~」(10月4日)をみました。なくなられた方の中に退職後松本で自然ガイドなどのボランティア活動をされている方がいることなどが紹介されていました。

被災された登山者の方の中にボランティアのガイドの研修のために、御嶽山に登られたとどこかのニュースでうかがっていましましたが、そのグループで怪我をしながらも下山された方が状況を説明する図で登山された方に「PV」と書かれていたため、このグループが「美ヶ原高原パークボランティア」の方たちだと気づきました。「美ヶ原高原パークボランティア」の方たちは、「長野県美ヶ原自然保護センター」を拠点に自然観察のガイドや清掃、外来植物除去などの活動をボランティアでされている方たちです。

 現在美ヶ原に行く方は、ビーナスラインで入り山本小屋や美ヶ原高原美術館側に入るかたがおおいとおもいます。ボランティアの方が拠点にされている「長野県美ヶ原自然保護センター」は美ヶ原台地の反対側(北西)にあたる松本市からの県道の終点に経っています。この自然保護センターまで一般車がはいることができ、ここからは徒歩で美ヶ原の台地上に上がることになります。この場所は、よく焼山、周辺や、台地上の王が頭に入るいる入口にあたるため、自然を楽しみ散策する人の台地への入り口になります。私も、何度か教えてもらいに立ち寄りました。

ここでボランティアをされていた方が被災されたと知り、改めてお見舞いとお悔やみの気持ちを抱きました。

 「美ヶ原高原パークボランティア」の方が、美ヶ原と深い結びつきのある御嶽山に研修登山されるのは必然的なことと思います。美ヶ原の最高峰である王が頭や王が鼻は御嶽山がよくみえることから、木曽御嶽山を信仰する「御嶽教」の霊場でした。美ヶ原最高峰の「王が頭」には神像が多数あり、神像は御嶽山の方向を向いています。松本市街などを一望する「王が頭ホテル」の近くには「御嶽神社奥の院」が神像に囲まれてあります。また、「美ヶ原高原パークボランティア」の方が拠点としている「長野県美ヶ原自然保護センター」は先ほど記したとおり、この神像などがおかれていた信仰の場へ徒歩30分程度の近い場所に位置しています。

 ですから、美ヶ原高原パークボランティアの方が今回御嶽山を研修の場と選ばれたのは、単に山を歩く経験をつむという目的だけではなく、美ヶ原の歴史と文化について学ばれる目的でも研修の場所として選ばれたものと拝察します。その御嶽山で今回の災害にあわれたのは、なんとも申しがたく、こころよりお見舞いを申し上げます。

 私は、美ヶ原の自然を紹介するためにつくられた映画を見たことが、山などを歩くきっかけになっており、何度もたずねた場所です。また、山と自然を愛した詩人であり、クラシック音楽の評論を記していた尾崎喜八の名前を知ったのは、美ヶ原にある美しの塔に刻まれた詩を通してでした。

・北鎌倉の喫茶「笛」と古楽と尾崎喜八・高村光太郎
http://artemisia.at.webry.info/201406/article_2.html
・映画「阿寒に果つ」と映画「アモーレの鐘」
http://artemisia.at.webry.info/201301/article_13.html
・上高地の五千尺ホテルと 音楽評論家・詩人「尾崎喜八」
http://ameblo.jp/laetare/entry-11925022735.html

 パークボランティアの方々にとっては、このたびの被災は大変おつらいことと存じますが、美ヶ原でお世話になった一観光客として改めていままでなさってきたご活動に感謝申し上げていることを記し、ボランティアの方々の安全をお祈り申し上げます。

 北陸学院大学の公開講座「金沢の教会オルガンを訪ね聴く旅」に参加してきました。
 企画を簡単に言えば、一日で3つの教会に設置されているパイプオルガンの音を聞き比べられる、レクチャーコンサートで、参加費も無料という信じられないくらい豪華な企画でした。

 別ブログで書た金沢在住のオルガニスト春日朋子さんの名前を検索したところ、この企画の参加募集があり、すぐに申し込みました。

講座の様子

(1)日本基督教団金沢教会

 金沢の繁華街香林坊から歩いて数分の「柿木畠」という場所にある教会に集合でした。金沢市民であれば知らない人はまずいないというくらいよい立地にある建物です。しかし中に入る機会はあまりありません。


 ここにあるパイプオルガンは中規模なパイプオルガンです。配布された資料によるとフランス ケルン社製作 20ストップ パイプ数は1288本とのことです。教会堂の残響時間が長く作られていて、今日は人が少ないこともあるのでしょうが、華やかで力強い音のように思います。パイプオルガンの歴史、構造と音について、実際の演奏を交えたわかりやすい解説ともに聞きました。

 演奏された曲はパンフレットによると
 J.S.  Bach トッカータとフーガ(BWV 565)よりトッカータ
 J.C.F Bach 「きらきら星」による変奏曲 ト長調
 Johann Gottfried Walther 我ら聖霊を祈り求めます
 Charles-Marie Widor オルガン協奏曲5番 Op. 42-1 より トッカータ
 でした。

2曲目の「きらきら星」による変奏曲では、パイプオルガンのさまざまな音がわかりやすく演奏されました。 演奏はは谷内江 潤子さんでした。


 演奏のあと、パイプオルガンの中を見ることができました。コンサートホールにあるような50ストップ位のオルガンに比べると、小さくコンパクトにまとまっている印象を受けます。



 金沢教会から次の若草教会までは、北陸学院のバスで案内いただきました。

(2)日本基督教団若草教会

 市街地から少し離れた住宅街にある教会です。この建物(礼拝堂)は、明治23年に建築されもので、国の登録有形文化財に指定されています。現在の場所に移築される前は、金沢の最大の繁華街香林坊にある香林坊大和というデパートの隣で金沢教会の教会堂として使われていたそうです。



 ここにあるパイプオルガンは、明治時代からの古いものではないそうで、古いパイプオルガンが傷んで使えなくなったために1997年に新しく設置された物だとのことでした。英国 ウォーカー社製 9ストップの小規模なオルガンです。姿も可愛らしく、飾りに刻まれた葡萄が美しいオルガンでした。音は、全般に丸く低い成分が多い印象を受けました。イギリスと聞いた先入観があるのだとおもいますが、なるほどイギリスらしいと感じました。



 ここでは、J.S.Bachのオルガン小曲集などを題材として、Bachが原曲として使ったコラールに対応する賛美歌をまず歌ってみて、そのあとオルガン小曲集から対応する曲を聴き、バッハがどのように作曲・編曲したのかを実際に聞いてみるというスタイルでレクチャーが行われました。公開講座として参加者が能動的に参加して、実際に感じてみることができるという面白い試みです。

 BWV 731 コラールプレリュード Liebster Jesu, wir sind hier
 BWV 622 オルガン小曲集  O Mensch, bewein dein Sünde groß
 BWV 632 オルガン小曲集  Herr Jesu Christ, dich zu uns wend

 1曲目を今回の講座のコーディネーターをされた宮本慶子さんが、
 2曲目・3曲目を今回の講座のの講師をされた北陸学院大学の楠本史郎さんが
 それぞれ演奏されました。

プロテスタントの教会で賛美歌を歌ったのは、2年前のロンドンの教会でキャロルを歌って以来です。



 礼拝堂にはリードオルガンもありましたが、こちらは明治時代からのもののようです。

 若草教会から、金沢の観光地武家屋敷地区に近い長町教会までは、再び北陸学院のバスで案内いただきました。

(3)日本基督教団長町教会

 本日の集合場所である金沢教会から歩いて10分ほどのところにある、ビルの形をした教会でした。2階が幼稚園、3階が教会堂になっています。


 立山国際ホテル アルプスの星教会に設置されていた伝統的な作り方で製作されたパイプオルガンが今年(2014年)5月にこの教会に移設されてきたとのことで、まだ調整をしている最中だとの説明をうかがいました。移設にあたっては、教会堂の天井の高さを高くしたり、小部屋を取り壊したりなど、建物にも手を入れられたとのことです。
 製作者は 日本の辻オルガン で、バッハの時代の北ドイツのパイプオルガンを想定した構造で製作され、製作に当たっても当時の方法によったものとのことです。12ストップ パイプ数は732本のやや小ぶりなオルガンといえるのではないでしょうか。調律は、平均律ではなく、3度と5度を生かした調律法を使っていると説明されていましたから、キルンベルガーの第3法を採用しているのでしょうか?音は、軽やかで明るい印象を受けます。教会堂の残響時間は短いので、音が鮮明に聞こえました。



 さらにオルガンの調整を行って、10月に披露コンサートをするとのことでした。


 ここでは、このオルガンの特徴を生かしたオルガンの演奏を存分に聴くことができました。
 はじめに、パイプオルガンが教会で会衆の歌とともに演奏される楽器であることを踏まえて、1954年版賛美歌集(※) 312番 「いつくしみ深き友なるイエスは」を歌いました。

 以下は、次の曲が演奏されました。

 Georg Böhm コラール・パルティータ ただ神にのみ委ねまつる者は
 Guy BOVET 暁の星の麗しさよ
 J.S. Bach トッカータ、アダージョとフーガ ハ長調 BWV564

 2曲目の作曲家であるGuy BOVETは、現代スイスのオルガン奏者のようです。名前を知りませんでした。この曲では、このオルガンにつけられたZimbelsternと呼ばれる星の装飾をともなった鈴が用いられていました。
 
 演奏は、春日朋子さんでした。バイオリンのレッスンを再開するきっかけとなった、先日の石川県立音楽堂のパイプオルガンとバイオリンのコンサートでオルガンを弾いていた方です。県立音楽堂の49ストップオルガンの演奏とは、だいぶ違う鮮明な演奏という印象を受けたのですが、オルガンは楽器によってまったく特徴が違うのだろうなと想像しました。

 帰宅してから、しらべてみたら、春日朋子さんは、みなとみらいホールのインターンシップを終えられたり、神奈川県民ホールのパイプオルガンプロムナードコンサート、水戸芸術館のパイプオルガン・プロムナード・コンサートに出ていらっしゃったりするようです。

みなとみらいホールでの演奏は、こちらで聴くことができます。
パイプオルガンの魅力 春日朋子 KASUGA Tomoko, organ  http://www.nicozon.net/watch/so24497485

中学から高校にかけて、学校をさぼって何度も(!)神奈川県民ホール小ホールのパイプオルガン・プロムナード・コンサートに行ったことを思い出しました。
 
金沢市内(石川県)のオルガン

 金沢市は地方都市でありながら10台のパイプオルガンがあるそうです。(石川県のパイプオルガンは金沢市内だけにあると、お話を聞いて理解しました。)
 今回はこのうち北陸学院にゆかりのある3箇所の教会を回りました。私はすでに、石川県立音楽堂の大オルガンとポシティフの計2台、カトリック金沢教会の1台は演奏を聴く機会がありました。したがって、今日までで合計6台制覇したことになります。残る4台は、北陸学院の栄光館(職場の近所)、金沢南部教会(ガルニエ工房のポシティフ)と金沢元町教会(?)、そして個人宅にあるのだそうです。栄光館のオルガンは聴く機会が稀にありそうなので、注意深く機会を探してみようと思います。

北陸学院の栄光館にあるパイプオルガンの写真は、こちらのブログで紹介されていました。
http://hiroct.exblog.jp/14261316/

(このほかに、金沢市内のパイプオルガンをwebで検索すると金沢モリス教会・金沢ステンドグラス美術館が見つかります。しかし、ここにあるオルガンはVISCOUNT ORGAN製の教会用電子オルガン(取り扱い代理店日本オルガン株式会社)です。教会やコンサートホールでもパイプオルガンの替わりに大規模な電子オルガンを使っているところは実は多数ありますので、演奏などでの音色としては遜色ないものとおもいます。例:昭和大学人見記念講堂、上智大学クルトゥルハイム聖堂 )

那須ステンドグラス美術館、伊豆高原ステンドグラス美術館に設置されているオルガンは、実物のパイプオルガンなので...。


講座について

 今回参加した講座は、「北陸学院大学地域教育開発センター REDeCセミナー」の「北陸キリスト教文化史探訪」というシリーズ第1回に当たる催しのようです。シリーズの第2回以降がとても楽しみです。

 ちなみに、今回のこの講座に参加した最大の感想は、実は「世界は狭い、知り合いのつながりは思わぬところにある」ということでした。


なおこの記述は、当日配布された資料とともにレクチャーの内容や移動途中でうかがった話なども交えてかいており、注意して記載はしましたが、正確さの責任はすべて私にあります。


※ 1954年版賛美歌集 長い間、プロテスタント系キリスト教会では1954年版の讃美歌集が使われていて、賛美歌○○番というのは普通この版の讃美歌集をさしていました。しかし、時代とともに言葉が難解となるなど讃美歌集の見直しが行われ、現在は「賛美歌21」という讃美歌集が普及しています。このほかにもいくつかの讃美歌集があります。

上高地に行ってきました。

ひとつの目的は、五千尺ホテルの宿泊者用ラウンジにあるという尾崎喜八の作品をみること。
もちろん、五千尺ホテルの食事も、設備も、そして河童橋の目の前というロケーションも申し分ないホテルですけれど、私としては詩人・音楽評論家の「尾崎喜八」のしばしば投宿した宿ということも気になります。

五千尺ホテル2Fロビー






私が、尾崎喜八の名前を知ったのは、美ヶ原の霧鐘塔である「美しの塔」に刻まれた尾崎喜八の詩がきっかけでした。それまでは、名前すらしりまえんでした。しかし、今70歳台以上の初代山ガールたちの世代は、尾崎喜八について、知っている人も多いようですが、私は尾崎喜八をあまりしりませんでした。この尾崎喜八は、「高原での避暑」と「クラシック音楽」の印象が結びつきに深く関わっているように思います。

上高地といえば、まず「河童橋」を思い出します。「河童橋」と梓川そして岳沢、吊尾根という風景は、上高地を代表する風景です。その「河童橋」を目の前にはゆったりとくつろげる喫茶室「5Horns」で有名な五千尺ホテルがあります。

五千尺ホテルの宿泊者用ラウンジには、戦後、山を愛する詩人・音楽評論家としてしられた「尾崎喜八」直筆の詩が多数掲げられています。尾崎喜八は、まだ車が上高地に通わないころから、歩いて峠を越えて五千尺ホテルの前身であった五千尺旅館へしばしば投宿していたそうです。

今回、五千尺ホテルに宿泊したので、ラウンジで尾崎喜八の作品に触れることができました。ラウンジに立ち寄ったところ、モーツアルトのCDがかかっていて、男性の宿泊客が一人で本を読んでいました。この人もきっと尾崎喜八のことを知って、このホテルを選んだのでしょう。尾崎喜八の代表作に「田舎のモーツアルト」がありますので。

シュッツ、バッハ、テレマン、アルビノーニの名前が見える「バロック音楽と私」、孫娘への思いをバッハのオルガン協奏曲とともに記している「されど同じ安息日の夕暮れに」、「ヨハネ受難曲について」同名のバッハのコラールから受けた感興についてしるした「目覚めよと呼ばわる声す」など、

現在のように容易には入ることができなかったころ、山を愛する文人たちは峠を歩いて越えて入りました。そんな人たちの中に、詩人・音楽評論家の「尾崎喜八」がいました。深田久弥・串田孫一らとともに、山の雑誌「アルプ」に創刊からかかわり、現在の登山や高原で自然に親しむ過ごし方を紹介した人の一人です。

山を愛する人たちの中でよく読まれた「アルプ」を通じて、山での過ごし方の理想像が形作られ、その中でバロック音楽を含むクラッシック音楽に親しんでいた尾崎喜八の詩と随筆も愛されていました。

別ブログで、鎌倉にある喫茶「笛」と尾崎喜八などについて記しました。

北鎌倉の喫茶「笛」と古楽と尾崎喜八・高村光太郎
http://artemisia.at.webry.info/201406/article_2.html


Tous Les Matins Du Monde 邦題:めぐり逢う朝



バロック時代の作曲家・演奏家マラン・マレの物語です。

マランマレ、リュリ、クープランなどの曲が使われています。
中ほど1時間くらいのところでは、私の大好きなクープランのエレミアの哀歌"Trois Leçons de Ténèbres"がつかわれています。
使われている楽器も当時のものを再現しているのですね。ビオラ・ダ・ガンバもフレットをつけて演奏しているものと、フレットなしのもの(ビブラートがかけやすいが、音程は不安定になる)がでてきます。(ビオラ・ダ・ガンバでもPardessus de Violeのようです。)
映画としてだけでなく、音楽に興味を持つ立場からも面白い映画でした。

1991年の映画だそうですが、私は今日まで知らず、本当は今日しなければならないことを忘れて、映画に見入ってしまいました。

Youtubeでは原語のみでしたので、私はフランス語は不得意なので大体しかわかりませんでしたが、日本でDVDも発売されているようですのでいつか日本語の字幕で見てみたいものです。


2014年7月28日に金沢駅前にある石川県立音楽堂で、バイオリンとオルガンの演奏による「ランチタイムコンサート」

石川県立音楽堂には69ストップのコンサート用パイプオルガンがありますが、演奏を聴く機会はあまりありませんでした。今回は、Web ぶらあぼでコンサートの予定に気付いたので、お昼の時間に昼食を食べにでがてら、演奏を聴くことができました。

20140728ランチタイム

今回の曲目は
(1) J.S.Bach: Prelude und Fuge a-moll BWV543 (バッハ プレリュードとフーガ イ短調)
  リスト編曲のピアノ演奏が有名?
(2) G. F. Handel: Sonata in F Major Op.6 HWV 370 (ヘンデル ソナタ へ長調)
(3) A Corelli: Sonate a violino e violone o cimbalo Op.5 Nr. 12 La Follia (コレルリ ラフォリア)
(4)attr. T.A. Vitali : Chaconne (ビターリ シャコンヌ)

演奏はバイリン 坪倉かなう さん。パイプオルガンは春日朋子さん。

(2)-(4)はバイオリンの教本に出ているお馴染みの曲ですけれど、(2)(3)は特にオルガンと共に聞く機会はあまりないのではないかと思います。
(4)は、オーケストラやパイプオルガンとのレコードが出ています。

会場には、あまりクラシックを聞かない方も多く来ていて、演奏を楽しまれたようです。

この「ランチタイムコンサート」は未就学児も入ることができて「泣き部屋」も用意されているという気軽な雰囲気です。
気軽過ぎて演奏中に大人がおしゃべりするのは、ご愛嬌でしたけれど。こういう環境でのコンサートというのもいいものでした。


石川県立音楽堂でのパイプオルガンを使ったコンサートは、いままでもラフォルジュルネ金沢でサンサーンスのオルガン付きを演奏したりしているようですが、私は予定として気付くことがあまりなかったのです。折角、立派なコンサート用パイプオルガンがあるのですから、もっと日常的に演奏会をしてはどうかと思います。高校生のころまで、神奈川県立県民ホール小ホールで行われていたパイプオルガンプロムナードコンサートに毎回のように出かけて聞いていたので、石川県立音楽堂でももっと頻繁に聞くことが出来ればとあらためて感じました。

(この記事は、私の別ブログから同内容で転載しています。)