コネが肝要!なデンマークの求人市場 | 一言もデンマーク語は話せないけれど、コペンハーゲンで暮らしてみる

一言もデンマーク語は話せないけれど、コペンハーゲンで暮らしてみる

デンマークのコペンハーゲンにある旧王立図書館に惹かれてコペンハーゲンで暮らすことに。
コペンハーゲンでの日々の暮らしと街で出会った人々の話。
ヨーロッバの旅行についての話も。

2014年現在、ざっといってデンマークの求人市場は約17,000件なんだそう。
景気の良かった2007年に比べると半分程度だけど、
リーマンショック後に比べたら随分回復してきたそう。

デンマークでの仕事の探し方は
・求人情報WEBサイト

・Linked In
日本ではFacebookと比較するとマイナーなLinked In。
でもデンマークでの影響力は絶大なんだそう。
プライベートで使用するSNSサイトであるFBに対して、
自分のキャリアなどを書き込み、つながりなどを利用して就職につなげていくとか…。

・ネットワーキング(いわゆるコネ)
コネというと日本では「上司の○○さんの娘さんが…」みたいなイメージがあるけれど、
デンマークで仕事を探す際には人と人とのつながりを通じて
仕事を紹介してもらうということも一般的。
さっき求人市場は約17,000と書いたけれど、
市場に上らない「隠れた求人数」というのは
実は70,000件にも上るそう。
だからいかに人とのつながりを広げるか、ということが
デンマークで仕事を探す際には非常に大切。
既存の友人のつながりだけでなく、
コミュニティや趣味のクラブなどいろいろな集まりがあるので、
そういうところから人脈を広げていくのが有効なんだそう。

私もイギリスから戻って就活をした際には
自分の大学の教授からあるフリーランスの方を紹介してもらって、
その方から私の働きたい会社の方を紹介していただいて…という経験がある。
その時に言われたのは「いきなり履歴書を持ち込まれても採用しなかったけれど、
○○教授の紹介だったから採用してみようかと思った」と言われた。
数十分話しただけでは当人の能力まで測ることができないから、
信頼のおける人のレファレンスが効果的だということ。
悪い意味じゃなくコネって大切なんだなと実感した一コマだった。

・持ち込み
募集をかけていなくても自分からCV(履歴書)を持ち込んでお話しするのもひとつの手段なんだとか。
たとえば採用までに至らなくてもインターンシップからスタートとか、とにかくきっかけ作りに有効。
これはイギリスでも一般的だったし、日本でも積極的な就活学生はやっていると読んだことがある。

コネが効果的という点ではデンマークに来たばかりの外国人にはハンデがあるけれど、
meet upなどを活用してコミュニティの輪を広げていくのがいいそう。
デンマーク人は日本人同様、他人に対してオープンマインドではないので
(仲良くなると皆いい人たちばかりなんだけど)
いろんな手を使ってコネクションをつくっていくのが就職につながる意外な近道だったりする。