4・2横浜アリーナでの夢のオールスター戦から30年。
4月2日に全女ビデオ公式チャンネルがスタートしました。
まずは89年5月6日、横浜アリーナ大会から数試合が
アップされていますので、まだ見ていない方はぜひこの機会に
ご視聴ください。
今でこそ、横浜アリーナ自体はプロレスファンに広く浸透され、
数多くの名勝負を生んだ会場として知られていますが、この89年
当時はまだだれも知らない存在であり、この先、女子プロレスに
とって特別の存在となる場所になるとは想像もつきませんでした。
それほどのビッグマッチ会場なので、長与千種引退試合以外にも
多くの試合にこの日ならではの特徴が見受けられます。
すでに公式チャンネルで披露している試合の中には、見知らぬ
外国人選手の名前も見受けられます。
ティファニー、テキサス、ビッグバットママ、ザ・ビースティー…。
これらの外国人選手はこの時が初来日。ブッカーはのちのW★ING
社長を務める茨城清志氏でした。
当初の構想では、この大会を機に、いままでの全女のブッキングとは
違った系統の選手を大きく招聘していくプランだったそうですが、
ほどなくして頓挫。茨城氏はもう一つの団体であったジャパン女子
へ、外国人選手をブッキングすることになりました。
というわけで、この試合でしか見ることができない貴重な外国人
選手の姿をご覧ください。
ちなみにこの大会のメインでは、あの超大物男子外国人レスラーが
レフェリーとして登場しますが、その話もまたメインの試合が
お披露目された時に。
さて、この大会、もう一つのレアな光景なのが二面リングでの同時
試合。山崎五紀対立野記代、ブル中野対小倉由美戦が同時に行われ
ました。写真後方にブルと小倉が見えるのがわかるでしょうか。
これってどっちをどのように見たらいいのか、本当に迷ってしまう
ものですが、それをやれるだけのパワーが全女にはあったということ
でしょう。
私も以前、V★パラダイス「超嬢血戦」にて実況したときは、
どっちに視点を置いて、どう話していいのか迷ったものです。
このように今後も横アリでの試合は見逃せないものがたくさん
ありますので、ぜひ配信の機会をお待ちください。