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その第一弾には、89.5.6横浜アリーナ大会での試合が流されます。
この横浜アリーナですが、長与千種の引退試合として用意された場所
でした。
長与が引退を発表したのは同年3月23日、高の輪プリンスホテルでの
こと。ここで長与は5月6日、横浜アリーナにおける「レッスルマリン
ピア―ド89」を最後に引退することを正式に発表しました。
「1年くらい前から考えていました。10年やったらいいんじゃないかと
心の中で思いました。後輩が成長してるのを自分の目と体で確かめて、
もうみんなが一人で上っていることがわかったとき、5月で辞めようと
決心しました」とその理由を語りました。
89年(平成元年)には北斗晶やみなみ鈴香、西脇充子、堀田祐美子らの昭
和60年組が台頭。いっぽうのヒール側でもダンプ松本の引退後はブル
中野が獄門党を率いて奮闘していました。
今回、ラインアップされた中には、同じ日に行われた豊田真
奈美&下田美馬対山田敏代&三田英津子戦、前田薫&高橋美
華 対 ティファニー&テキサス戦も観ることができます。
これは豊田&下田のスイートハーツ、山田&三田のドリーム
オルカ、前田&高橋のハニーウイングスらのチーム結成日で
もありました。
長与の引退により、クラッシュギャルズも解散となるわけで
全女はポストクラッシュとなるべき存在を作るべく、様々な
チームを誕生させるわけです。
松永会長はつねに「スターというものは必ず生まれてくる」
というのが信念の持ち主でした。私は何度となく全女がピンチ
に陥った時も松永会長の「スターが生まれたらこんなものは
すぐに乗り越えられるんですよ。スターは必ず生まれてくる
んだから…」という言葉を聞きました。この時もまた、次なる
スターが生まれてくるという考えのもと、数々のチームを誕生
させて行ったのです。
スーパースターの終焉と次世代スターの待望という両輪が
凝縮されていたのがこの大会です。ですので、ぜひ長与引退
試合とともに、これらの試合も合わせてご覧ください。
全女は長与の引退を機に、新時代へ突入するわけですが、
それらの話はまたその時期のラインアップが組まれた際に
お話したいと思います。