将来なりたい仕事も、とくに研究したい学問もない。
でも勉強は好きだし、大学には行きたい。

それが娘の希望だったので、人文科学系で上から順に入れそうなところを受けて、とまったところに入るという戦略を立てました。
「入れそうなところ」は、受験科目の配点で考えました。
その辺については、前回の記事で書いたとおりです。

ところが、本番が近づくにつれ、行きたい大学や専攻したいことというのが、やっとはっきりしてきて、○○大学のこの学部か、そこはさすがに難しいから××大学のこの学部に行きたいと言い始めました。
夏休み明けに第2志望だったところ(現在の通学先)は受験直前には第3志望になっていました。
学部・学科だけにこだわるなら、通学には遠いけど、別の大学もあります。

高校の友だちはみんな、やりたいことがはっきりしているので、学部をしぼって、上から順に受けることにしています。

そして唯一合格したのが、今の通学先。外国語系です。
高校1年生のときは漠然と東京外大に行きたいなどと言っていたし、かぎりなく第2志望に近い第3志望ではあったのですが、いざ始まってみたら、同じ学部の別の専攻(やりたいと言っていたジャンルにかなり近い)の方がおもしろそうだと言い始めました。

そうは言ってもねぇ…あなたがここならやってもいいって言うから受けたんだし、学部内なら専攻関係なく好きな科目をとっても良いシステムになっているし。
とはいえ、必修科目や教職や学芸員講座もとっていたり、目的のためのアルバイトもしているので、そこまでして他の科目をとるのは、なかなか現実的ではないです。

そんなわけで、娘のように全体を大きくとらえて受かりそうなところを受ける方法もあるにせよ、やりたいことがはっきりしていて、そこにしぼって受けていく方がいいのかなとも思います。
もちろん、第一志望の大学に受かるのがいちばんいいのだけれど、それができれば苦労しないですよね…