娘が、大学の友だちと、高校の制服を着てディズニーリゾートに行く計画を立てています。
「去年か一昨年、先輩たちがそれやってるって、あきれてなかったけ?」
と言ったけど、決行するそうです。

卒業間近に、せっかくだから最後に制服ディズニーやればとすすめたのだけど、ディズニーは飽きただの、特に行かなくてもいいだの、友だちとタイミングも合わないし、と言い、そのままになっていたのでした。
わたしがステラ・ルーちゃん買ってきてほしいからパーク代も出すよ、とまで言ってたのに。

「あのね。自称進学校の子たちってね、花火大会とか制服ディズニーとか、高校生としての青春をし残したことがあるの」
だそうです。
ひたすら勉強していた高校時代の一瞬を取り戻す必要があるということらしいです。

「みんな制服違うでしょ」
と言ったけど、それはそれで楽しい、だそうで。
「どうせ、ネクタイとか変えるし」
楽しそうだね、大学生。

そこで、し残した青春に、自転車の二人乗りとか、学校帰りのスタバとか、男の子との思い出を作れなかったことが入り込む余地がないところが、ある意味清々しい。
大学で仲の良い子たちは中高一貫の女子校出身だし、たまに同じ高校の同じクラス出身の子たちと大学でランチしたりすることがこの上もなく楽しいそうで、女子校の青春はまだ続いているみたいに見えます。