4/1か4/2が入学式の大学も多いようですね。
娘の進学先の入学式は今週後半ですが、月曜日からガイダンスが始まり、毎日大学に行ってます。

高校を卒業する前から「大学で友だちできるかなぁ」というのが最大の悩みだった娘(小学生か・笑)ですが、初日にたまたま隣にすわった子が、中高一貫の私立女子校出身で、学籍番号が前後だったという奇跡の出会いを果たし、「ぼっち」回避で、通学しています。
今後はさらに交友関係も広がってくるので、ずっと同じ子といっしょにいるわけではないと思うけれど、最大の悩みをクリアして、楽しそうです。

都会の華やかなイメージの大学で、ファッションもものすごく心配していましたが(本人は古着風のサブカル系です)、思ったよりみんないろいろな服装で、これまたほっとしたそうです。

おとなが思うと、どれも心配することではないのですが、本人にとっては切実なんですね。
小学校や中学校に入学したときと同じような気持ちで見守れるのは予想外だったので、なんだかうれしいです。

なぜ入学式の前にガイダンスをするのかといえば、やはり、半期で15コマきちんと授業しないといけないという文科省の通達のせいだと思います。
4月の1週目にガイダンスを終えないと、授業数が確保できないんですね。

そして、ガイダンスがとても丁寧なことにも驚いています。
わたしは昔の国立大学だったので、ガイダンスなどろくにありませんでした。
書類を渡されて、先輩や同級生と相談しながら大学生活をスタートさせました。
卒業のときは就活のしかたもわからなかったので、県の教員採用試験を受けるしかなかったです。
(教育実習のときも、私大の子たちは大学で丁寧に指導されてきていました。わたしは大学からほったらかされて、高校の先生に怒られたりもしました。)

時代のせいなのか、私大のせいなのか、おそらく両方の理由で、とても丁寧にガイダンスをやってくれるんですね。
高い授業料を払っているだけのことはあるなぁと感心しています。
一方で大学も大変だなとは思いますが、飲酒やカルト宗教についてのくわしいガイダンスは、もっと昔から大学がやるべきだったのだろうとも思います。

もう一つわたしが戸惑うのは、履修に関してで、今は半期ごとの授業が普通であることです。
わたしたちのときは通年4単位というのが普通だったので、半期で2単位という計算で考えるのが難しく、娘に聞かれても、とっさに答えられません。

ガイダンスが丁寧とはいえ、webでシラバスを見ながら時間割を立てるのは、自分でやらなければいけないので、悲鳴をあげています。(数学的センスがないので、余計に。)
勤務先では、春先になると、自分で時間割が組めずに元担任に泣きついてくる卒業生が毎年何人もいます…
さすがに娘の出身校ではそんな子はいませんが、パズルの苦手な娘の苦悩はまだあと数日続きそうです。