「離婚するかもしれない」
そうA子に告げたとき、彼女は言った。
「Ladyは幸せなんだよ。高収入の旦那さんでさ、何が不満なの?いいのゲットしたよね。」
それ以来、彼女にLadyから連絡を取ることはなくなった。
離婚してから一年ほど経って、A子から連絡が来た。
「会わない?」
A子と久々に会う日は、緊張して食事ものどを通らなかった。
お酒を飲み、食事をし、離婚の話になったとき、A子は、
「良く頑張ったね」
と言ってくれた。
一瞬昔に返れるかのように思えた瞬間だった。
そこから後は、女同士、美容や共通の友達の話へ。
Lady 「B子の肌って、昔からすごく綺麗じゃない?」
A子 「でも、あの子しわだらけじゃん」
Lady 「え?そう?色白だし、全然分からなくない?」
A子 「えー、近くで見てみなよ。すごいしわだから」
もう、A子とは二人っきりでは会わないと思う。
そんな些細な事で、そう思ってしまうわたしは、やっぱりわがままなんだろうか?
離婚を相談したとき、彼女なりの意見を言ってくれたのだと思う。
ありがたく受け入れるべきだったのかもしれない。
でも、当時のわたしには、とても受け入れられなかった。
欲しい言葉を言ってもらえなかったから?
わたしの言いたいことを理解してもらえなかったから?
B子について話してた時、彼女は感じたことをさらりと何気なく言っていただけかもしれない。
でも、わたしは腹が立った。
B子は、LadyにとってもA子にとっても親友である。
B子が同席していたとしても、彼女はそれを言えたのだろうか?
わたしが居ないところで、彼女はわたしの事を何と言っているのだろうか?
わたしは、心が狭いのかもしれない。
わたしは、頭が固いのかも知れない。
わたしは、友人の叱咤激励を理解出来ない馬鹿な女なのかもしれない。
わたしは、単純にして浅はかで、大事な20年来の友人を自ら手放してしまおうとしているのかもしれない。
でも、
20年来の友達で、何を言っても許される関係ではあったかもしれないけれど、もう少し言葉を選んで欲しかったの。
大人になって、限りある自分の自由な時間を、一緒にいて不愉快になる人には捧げたくは無いの。
そうした思いは、わたしの勝手なわがままなんだって、
痛いほど分かってはいるけれど、
今は、
「それでもあなたに会いたい」
という勇気とパワーが持てないの。
だから、
しばらくの間、
ばいばい、A子。
もうちょっとわたしが、
大人になれたら、
柔軟で素直な心でもって、あなたを受けいれらるようになったら・・・。
又、いつか一緒に過ごした学生時代の様に、心から笑い合えたらいいね。