思った通りイギリスのロックダウンも少なくとも後3週間延長という事になりましたね。
クリスマス前からずっとある意味引きこもり生活が続いているので早くこの事態が終息してくれるといいのですが・・・。
さて、話は入院していた今年1月に戻りまして・・・前々回のブログ「DVの恐ろしさを目のあたりに・・」(←クリックしてみてね。)で登場したDV被害者のAさんのその後です。
顔を大きく腫らして腕と足を骨折した姿は、何とも痛々しく気の毒だったのですが、その後、手術を終えて(割とすぐに戻ってきたのでどんな手術だったのかは不明なのですが・・・)病室に戻ってくる頃にはすっかり落ち着きを取り戻しておりました。
で、ナースの力を借りてベットに落ち着くと、それでもやっぱり興奮冷めやらぬなのか、あちこちに電話をかけ始めました。
興奮した様子で、電話の相手に何が起きたかを口早に説明。
しかし、毎回、相手に途中で飽きられるのか、ほんの数分話したと思うと、電話を切り、またまた別の相手に電話。
そしてまた興奮した様子で、何が起きたかを説明・・・・。
どの相手にも、
「Listen! Listen! 聞いて! 聞いて!」
を連呼していた事から、相手もAさん同様、黙ってられないタイプの方達なのか、はたまた相手がしゃべるのを一切聞く耳もたずでAさんが一方的にしゃべり倒したいのか結構長い間、電話をかけまくっておりました、、、、
で、やがて、電話のチャージが切れてきたようで・・・・。
今度は、ナースコールを押しまくり・・・・。
やってきたナースに、
「スマホの電池が切れそうなんだけど、チャージャーを持ってきてないので貸して欲しいんだけど。」
と・・・・。
どう考えても、スマホのチャージャーなんか病院で貸してくれんでしょう~
と思っていたところ、頼まれたナース、いとも簡単に、
「オッケー。探してみるわね。 なんの機種?」
と答えるではありませんかーーー!!!??
NHSの病院で患者のスマホのチャージャーまで貸してくれるのーーー!!!??
とこれにはビックリしました!
Aさんのスマホはサムソンのギャラクシーだったようで、頼まれたナースは問題なーいという感じでどこかにチャージャーを探しに消えていったのですが、その後、案の定、戻って来ませんでした。
適当に返事するあたり、やっぱりさすがのイギリス!
その後、チャージャーを貸してもらえると思っていたAさんは懲りずにあちこちに電話をしまくっていましたが、聞いたナースが全然戻ってこないので、今度は他の患者さん達に、
「誰か、ギャラクシーのチャージャー、持ってないー?」
と聞きまくり、もちろん、私も聞かれたのですが、
残念なことに(といいつつ、ギャラクシーじゃなくてよかったー。と思っておりましたが・・・)、私のスマホはiPhoneだったので、貸してあげる事は出来ず、結局、Aさん、充電できないまま電池切れとなったようです。
おかげで、電話が出来なくなり、他の患者さん達も静かな夜を迎える事が出来ました。
てな感じで、またまた賑やかな入院仲間が増えた事を知った訳ですが、このAさん、実は心優しいところもあり、入院中、彼女を見ているだけで楽しかったです。
ここまで読んで下さりありがとうございます。
大腸がんになってから、沢山の方のブログを読ませて頂き助けて頂きました。
同じ病気になられた方、イギリスで病気になられた方にとってこのブログが少しでもお役に立てたら嬉しい限りです。
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