お盆の最終日から、ワタシの周りはゴタゴタ。
ひとりは弁護士を探す事態になり、
別の友人は自分の親と親戚から、
キッパリ独り立ちすることになりました。
そんななか、友人Yの娘さんが生後数ヵ月で亡くなって
もうすぐ1年が経とうとしています。
Yの娘さんMちゃんは、生まれてすぐに手術を繰り返し、
いちばん大きな手術を終えて翌日に退院を控えた日に
容体が急変し、そのまま・・・
その後友人Yはたった20日後に職場復帰。
「働いていた方が気がまぎれるから」と気丈に言っていたけど、
会うたびによく泣いていました。
たまたま昨日、Yと連絡を取っていて
「9月は家にいる。もう1年たつのに悲しくて仕方がない」と言うので
そうだよね、と相づちをうっていてふと思い出した話がありました。
わたしの姉の嫁入り先のお祖母様には
生後10日で亡くなった娘さんがいて偶然にも姉と同じ名前でした。
漢字も一緒。
姉が嫁に行ったころにはもう痴呆が入っていらしたのですが、
姉が嫁入りの挨拶をすると
お祖母様はそのときだけハッキリと
「そうか。N子が嫁に来たか・・・」と言ったそうです。
色んなことを忘れてしまっていても、
自分の亡くした子どものことは忘れないんだね、
将来Yの孫が亡くなったMちゃんと同じ名前のお嫁さんを
連れてくるかもしれないよ、とYに言うと
「そうだね。そういう可能性もあるよね。
そういう前向きな話、うれしい」と言っていました。
Yは「お祖母さんは優しい方だったのね」と言っていましたが
孫の立場の義兄や義兄の妹さんの話を聞く限り
性格がキツくてクソババアの域の方でした。
人間はいろんな面を持っているから、
いろんな出来事を受け止めたり、流したりできるんだよな。
いいも悪いもうれしいも悲しいも、
九十九折りにやってくるけど、
願わくばわたしも周りのみんなも幸せでありますように。