今日の小話~桔梗屋さんと濃紫さん~ | なゆのブログ

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 今日、仕事中に電話をとったら、


濃紫(仮・60代・顔はごついがピンクの携帯にキティストラップ愛用)さんというお客様でした。



 濃紫さんは濃い紫色が大好きで、なんでもかんでも濃い紫色を指定されます。


カタログを見れば、「おう!この紫色のをひとつ」で


濃紫さんの周りは季節を問わずディープパープル一色。


濃い紫のカラーバリエーションがないと


「なんで紫色を作らない!」とごねるごねる。


あまりにも長くなると、つい「ポスカでわたしが色塗ったるわーーー!!」と


叫ぶはめになります。

そうすると「ちっしょうがねぇ。この色でいいや」となる。





濃紫さん 「桔梗屋はくたばったか?アイツ電話にでやしねぇ!!」


わたし 「お世話になっております。桔梗屋はくたばってなければ倉庫におります。


生存を確認してまいりますので、少々お待ちくださいませ」


社内放送をかけて


 「桔梗屋さん、外線2番に濃紫さんからお電話です」と呼ぶと


事務所まで桔梗屋さんは戻ってきました。


電話に出て開口一番、


桔梗屋 「なんだ!電話かけてくんな!!」




‥濃紫さんはお客様ですよ‥




うちの会社の電話はこんなんばっかだなーと今さらながらに思いました。



 就職したてのころは「電話対応コワイ泣」とおびえていましたが、

電話出た瞬間、怒鳴る客もいるので。


いつの間にか慣れたなぁと、時間の流れを感じました。