【オールドパワーとは】
これまでの、一部の大企業や政府が持っていた権力のこと。
パワーを持つものは、全体からみれば極一部であり、その者たちは溜め込んだパワーを行使することができる。
大きなパワーを持っているものが、より大きな影響力を発揮し、さらに大きな利益を生み、またパワーをもつという具合だ。
 
【ニューパワーとは】
その一方で、テクノロジーなどの発達に伴い、個人でも大きな影響や権力をもつ人が増えてきた。
個人同士が繋がり合い、お互いに影響を持つことでさらにより多くの人を巻きこみ、大きなパワーを発揮する。
オールドパワーが溜め込むパワーであるならば、ニューパワーはオールドパワーのような「溜め込む」性質よりは、「提供する」というところが特徴である。
 
【ニューパワー時代を象徴する出来事】
映画プロデューサーのワインスタイン氏がある女優に告発されたことをきっかけとして、「ミートゥー」ムーブメントが巻き起こったのを覚えているだろうか?
ある1人の女優から、セクハラや性暴力に苦しむ人にたいして「共に戦おう!」というメッセージが発せられた。
そのハッシュタグ(#MeToo)は、爆発的に広がり、世の中で不遇な扱いをつける物や、セクハラや性差別を受ける多くの人を巻きこみ、巨大なムーブメントを生み出した。
「大きなパワーを持たざる者」の1人の女性が起こしたたった1つの行動が、多くの人を巻きこみ大きな多大な影響力を生み出し、ワインスタイン氏を失脚へと追い込んだのだ。
そのムーブメントは、映画界だけでなく、世界各地での性差別混雑ムードへと普及していったのだ。
この一連の流れが、ニューパワーの構造や、その何たるかを如実に表しているという。
 
個人が影響力を持つ時代だということは、様々な事象から多くの人が気がついていることだと思う。
 
書評 ★★★★☆                     (前馬誠至)
 
 
 
 

本書では平易かつドラマチックにアドラーの教えを伝えるため、哲学者と青年の対話篇形式によってその思想を解き明かしています。
著者は日本におけるアドラー心理学の第一人者(日本アドラー心理学会顧問)で、アドラーの著作も多数翻訳している岸見一郎氏と、臨場感あふれるインタビュー原稿を得意とするライターの古賀史健氏です。対人関係に悩み、人生に悩むすべての人に贈る、「まったくあたらしい古典といえます。

 

タイトルだけを見ると他人にどう思われようが自分の道を突き進め!みたいに物凄く前向きな話かと思う人は多いと思いますが、本編では「あなたを嫌うかどうかはあなたの問題ではなく他人の問題である」というように述べられており、その後には「だからあなたにはどうすることも出来ない。他人に自分の評価を変えるよう働きかけるのは間違ったアプローチ」という内容が続くので嫌われる勇気というよりも「他人に嫌われないようにしようなんて無駄な事は辞めなさい」と言うことでしょう。

 

評価 ★★★★★                                       (前馬誠至)

 

これまでの生き方は、人生の段階を「教育→仕事→引退」に分けることができる。
しかし、寿命の延長によりこの3ステージが崩壊する。
 
これからは「マルチステージ」の生き方を提案する。
3ステージで長寿を生き抜くためには、仕事期間を延ばし、引退後に慎ましく生きるしかない。

一方で、マルチステージを前提にすれば、教育→仕事→引退、という一直線、階段式の人生ではなく、その順序も変わるかもしれないし、引退後にまた仕事をしたり、仕事をしながら教育を受けたり、といった期間の重複も考えられる。
エイジ=ステージという社会の前提も変わってくるだろう。
マルチステージの人生を生きるために必要な要素として、有形の資産、代表的にはお金、だけでなく、無形の資産の重要性を具体的なロールモデルを示しながら説明する。無形の資産とは、具体的には、スキルや知識、ネットワーク、健康などが挙げられる。
 
お金も大切だけど、お金以外の資産がもっと大切。これを持っている人は少ないかも。。
 
評価 ★★★★☆                                       (前馬誠至)
 
 
 
まずはじめに
「人間が何か選択しようとしたとき」の正解率はなんとチンパンジー以下だという。
その理由は、人間がこの世界を認識するときにはかならずバイアス(思い込み)が働くからである。
チンパンジーはランダムに選ぶので、33%で正解するが人間はバイアスによって正しく物事を捉えることができない。
 
具体例として、
・人間は、「良いこと」より「悪いこと」の方が目につきやすい。
(昔を懐かしみ、過去を美化しがち)
・人間は無意識に二極化して考えがちである。
(例、富と貧困、正義と悪など。)
・人間はどうしても直線的に考えてしまう傾向がある。
(「このまま人口が増え続けると、世界の人口がパンクする」という思い込みなど)
上記のようなバイアスが紹介されている。
 
おもしろいのは、専門家、学歴が高い人、社会的な地位がある人ほどバイアスに陥りやすいと言うこと。
皮肉にも「俺だけは、正しい」と思い込むのも、これまたバイアスだ。
正しく世界を認識するためのスタートとしてとても良いきっかけになるだろう。
 
評価 ★★★★★                                      (前馬誠至)
 
 
 

色々な分野で「成功体験」をカリキュラム化し商品として販売するビジネスについて紹介されている。
著者はこの成功体験を得るために色んな分野のコンサル業務を請負い実際に現場で働き、時には無報酬で体験を得に行ったとのこと。
結果、成功体験を学ぶことができ、それを横展開することで後に大きなリターンを得ることができた。
結果「自分を最高値で売る」に繋がった。

また、最高値で売るため、自分が作業をしない。魚を釣る方法を教えてクライアントに自走させるようにしている。
でなければ、時間がなくなり、プロジェクトを複数同時並行できなくなるため。

著者は自身でマニュアルを作成し企業に対して販売している。


一方で、優秀な経営者は利益を得られる方法をマニュアル化し、誰がやっても一定の生産性が得られるようにしている。
マニュアル単位での見方は非常に面白かった。

 

収入を劇的に増やす「仕組み」は理解できましたが、具体的にどのように行えばよいのか。。

 

評価 ★★★☆☆