『傷を愛せるか』

トラウマとかインナーチャイルドの

癒やしの本?と思って

手に取りましたが

精神科医・医学博士が書いた

良質なエッセイでした。



頭のいい人って

文章がうまいんやな〜と感心。

私もブログ書いてるくらいですから

文章を書くことに興味はあり。

こんな風にもっと的確に言語化

できたらなぁと思いました。



本業では患者さんの過酷なお話を

たくさん聞いているだろうに

聞いているから

こんな冷静な筆致になるのかな。




これを誰かに言って欲しかった!

よくぞと思った文章がこちら



空は広く、道はない。

紆余曲折。試行錯誤。

なんでもいい。

それでも行きたいと思っていた方向に

いつか人生は収束していくのだと、

どこかで深く信じていたい。



そうなの〜〜

もうなんも言えねー
(言語化する気なしw)




全体的には

旅や海外の話とか

映画の話が多くて

楽しく読めます。




最後の方で 

天童荒太さんの『包帯クラブ』

について書かれていて

解説も天童荒太さんです。



天童荒太さん、

20代の頃に

『永遠の仔』は読みました。


痛い話でした…

わかってて読んだけど。


自分の血肉となってる感じが

するけれど

読まない方がよかったかもと

ちょっと思う、そんな本。