風が冷たくなってきました。
自作のクリームに加えて、ローションも作ってみることにしました。
自分で作るメリットのひとつは、『安全』だと思います。
材料に何を使っているか、どんな効果が期待できるかなどを
自分できちんと確かめられるからです。
そして、何と言ってもエッセンシャルオイルの香りに癒されることです。
ローションは、ローズウォーターをベースに使いました。
クリームは、シアバターとマカデミアンナッツオイルをベースに
3種類のエッセンシャルオイルを入れました。
前回から、気に入っているのは、ネロリの香りです。
ネロリはビターオレンジの花から抽出される精油ですが、
オレンジの種類の名前が、ネロリというのではないようです。
その昔、イタリアのローマ郊外にネロリ公国という所がり、
その皇妃が愛用した香りで、パリの社交界で有名になり
香りの名前になったようです。
入浴や洗濯が現在ほど整っていない昔のヨーロッパでは、
香水は日常欠かせないものだったので、
好みの香りを衣服や手袋につけるということは、マナーでもあったのでしょう。
日本だって、平安時代の貴族たちは香を焚いて、
その上に着物をかぶせて香りをつけていたようですから、
洋の東西を問わず、香りというのはその人を偲ばせる程に
大切なものだったのだと思います。
私は香水の類はほとんど使いませんが、
朝晩、ローションやクリームを使うたびに
お気に入りの香りにふわーっと包まれるのは、
ささやかながら幸福を感じるひとときです。
さらに、加齢肌に弾力を与えるという薬効への期待も高まるのです。