ブログネタ：独り言多い？ 参加中本文はここから
[独り言]に関しては、ずーっと前から思っていたことがあるのよ。
ようやく吐き出す機会が与えられた気がするわ。
自分では意識していなかったんだけど、どちらかというと独り言が多かったようだ。
周りの人から指摘されて気がついたので、いつ頃からつぶやいているのか定かではない。
決定的に、自覚するようになったエピソードは・・・・。
転勤した１年目の職員室で、向かいに座っている同僚から、
「あのね、私は周りの人とは仲良くしたいのよ。だからね、尋ねられたことについては何かお返事しなくちゃと思ってんの。あなたのは、独り言なんだか、相づちを求めているんだか、はたまた何か尋ねたいのか、わかんないのよ。
独り言なら、声、大きすぎない？」
と困惑顔で言われたことがあります。
彼女のキャラクターからして、悪意も心底の迷惑感も感じず、
いっしょに大笑いして謝って終わったのですが。
小学校の職員室の座席は、その年度の学年配当によって毎年変わるのです。
だから、いろんな人と隣り合わせ、お向かいさんになりながら仕事をします。
彼女のようにはっきりと言ってくれる人は、これまでにいなかったけれど、
ひょっとしたら、たくさんの人に思われてたかもしれない。
「独り言多いなあ・・・」って。
この出来事から考えるようになりました。
独り言についてあれこれと。
独り言って、心に思ったことや感じたことを言葉として出すことでしょ。
しかも誰かに問いかけるとか伝えるというような明確な意志がないままに。
本来なら、心の中で思っているだけで、自分自身の思考の一端のようなものですよね。
『内言語』とかいうよね。
心の中の思ったことをぜーんぶ言葉として外に出したらえらいことやろなあ。
「腹立つーぅ」
「暑ーい」
「めんどくさーっ」
「ああ、しんどー」
みたいなことをずっと側でつぶやかれていると、周囲の人はうるさくてかんわんやろなあ。
でも、まだこれぐらいだったら、罪のない言葉だけれど、
「違うって言ったのに。・・・許さないわ。」とか、
「何故だ、何故だ・・・わからない。」なんて意味深なつぶやきが聞こえてきたら、
（この人何考えてんだろう。大丈夫か・・・）って思うよね。
私の場合どんなときにどのような独り言が多いのかと、時々気をつけてみると、
どうも車の運転中が多いような気がする。
ラジオやＣＤを聞き流していると、聞こえてくる言葉の一端から、ふと過去の出来事が想い起こされることがあって、思わずそのときの感情が言葉として出ちゃってる。
たいがい、ちょっぴり恥ずかしい出来事を思い出してるのよね。
それで、思わず、
「もう、やだあ・・・」とか、
「ぎょえっ・・・やめて」なんて一人で言ってる。
「あははは・・・」なんて笑ってることも。
以前、別の同僚が、マイカー通勤中に私の車を追い越していったあと、
「マロウさん、運転しながら歌の練習してんですか？」とか
「だーれも横に乗ってないのに、しゃべってましたね。」なんて言われたこともあったな。
家では、専ら、皿洗い中に独り言が多い。
プラス、ガーデニング中も。
皿洗いもガーデニングも、謂わば手を動かしているのだけれど頭の中は自由という時が多い。
こういう時は、いろんなことを思い出したり考えたりするものだから、
つい心によぎったことが言葉として出てしまっている。
でも、これもたいてい、恥ずかしかったことの想起と関連しているような・・・。
要するに、
私は、恥ずかしかったことを思い出しては、言葉に出して
恥ずかしいという感情を再現しているわけなのね。
しかも、けっこうたわいない出来事を。
こんなしょーもないこと忘れてしまったらいいのに、どこかに潜んでいて
何かのきっかけに思い出して、独りでつぶやいて恥ずかしがっている。
私って恥の記憶の処理がヘタなの？
だからといって
一度、精神科で診てもらうか、カウンセリングにかかるか、
あるいは、いっそ深層心理などというものまで暴いてもらうか・・・なんてことは本気で考えていない。
だって、今のところ
まだ『変なおばさん』とは、ご近所の奥様方からも、お子たちからも、
家族からも、言われてないし。
まあ、こういう独り言キャラクターでも、楽しく生活できてるし。
独り言で恥の上塗りをしないようにだけ、気をつけるけど、
今のままでもいいかって思ってるよ。