こんばんはニコニコ


私が香港で暮らしていた頃は、会社が用意してくれたマンションで、同期とルームシェアをしていました。部屋割りは、香港に渡航した日に空港で人事から発表されるびっくりというサプライズでした。


ただ、この組み合わせがなんとも不思議で、《面接の評価を元にペア組んでるの?!》と思ったほど、ルームメイト同士の相性が絶妙に良い。


当然、全てが全て良いことばかりではないし、ルームメイトとの問題は沢山ありました。喧嘩もしたし、お互いに理解できないことも多かった。でも不思議なんだけど、いつの間にか仲直りしていた。他の同期だったら、喧嘩してそのまま縁が切れることもあったのに…


私が辞めてから数年経ちますし、ほとんど連絡を取ることはなくなりましたが、やはり今でも特別な存在。


彼女には何度も驚かされましたびっくり


今でも覚えているのは、陰での彼女の努力がハンパなかったことです。そして、それを表面上は全く出さないこと…白鳥のように、水面下で一生懸命足を動かしているのに。湖畔から眺めたら優雅に見えるタイプ。


一緒に部屋に入った時、彼女のスーツケースから出てきたのはそれはそれは大量の本📖 マンガとかではなく、《◯◯哲学》みたいな学術書のオンパレードびっくり リビングのキャビネットが、ここ大学図書館?!並に学術書でパンパンに笑い泣き


自由に読んでね、と言われたけど、私の頭では到底手を出せないレベルです。


でもそれ、彼女は自分の部屋で読んでました…1人でビーチに出かけて読んでいることもあった。


それだけに限らず、私が持ってきた本も全て読んでいました。私が内館牧子さんの大ファンで、香港でもお手紙のやり取りをしていましたが、その中に、《ルームメイトと一緒に読んでいます》と書いたほど、2人で読んでいました。


ジャンルを問わず、何にでも関心を持って、積極的に学び続ける。それを一切みんなの前では出さないルームメイトは最高にカッコよかったです。同期ながら、CAの鑑だな、と尊敬していました。


エアラインという業界はやはり特殊で、人間関係も特殊。広そうで意外と狭いので、噂が光速で回る。だからこそ自己開示をする人が少なかったように感じます。陰で努力する人が本当に多くて、私も刺激を受けていました。


そんなエアライン業界、私はやや苦手笑い泣きではあったものの、今の自分があるのはここでの経験があったから。今これだけIT業界フルリモートで楽しく働いているのに照れ照れ 戻れる機会があるなら戻りたいな、と思うほど魅惑されるエアラインの世界。


日系エアラインの面接は当然日本語が主流です。(英語面接がある会社もあるけど)やはり言葉選びなど、読書している人は有利ではないでしょうか。


私が本当に苦労したのは、言葉遣いや日本語での言い回しでしたえーんえーん いつの日からか忙しすぎて本を読まなくなり、語彙力がなんとも低すぎる。


去年から、私より5歳以上年下の先生からオンラインで面接のご指導を頂いていて、彼女に教わるようになってから日系ダブル内定まで一瞬でしたが…


初期のひどかった頃は、《てにをは》レベルで修正されていました笑い泣き 年下の先生にここまで言わせるのも申し訳ない、と恐縮するほど…外資出身、30代の私を矯正してくださった20代の先生には本当に感謝です。あともう少しお世話になります。


と同時に、読書を始めています。

咄嗟の一言をうまく言えるように、上品な言い回し、やはり読書から得るものは大きいなとルームメイトを思い出しても感じます。


努力で負けてられないな、と負けず嫌いの血も騒ぎますニコニコ