こんばんはニコニコ

 

ドイツから帰ってきました。

最後の最後、ドイツのホストファミリーと長い話し合いを経て、きちんと仲直りして帰ってきました。

同じように音信不通にしないように、毎日連絡しています・・・ホストマザーは、安否確認含めてほぼ毎日電話しています。

 

ドイツのホストファミリーとの17年間の付き合いは簡単なことでは全くなくて・・・この絆も簡単ではなく、衝突もするし、でもその度に話し合って解決する。「もう喧嘩しちゃダメだよ」とキャセイの亡くなった同期の声が聞こえてきます。

 

さてさて。

 

あまり積極的にブログで触れませんでしたが、去年から度重なるキャセイの採用試験について、ちょっと思うことを書いてみようと思います。受験・内定受諾を迷われている方の参考になれば嬉しいです。

 

私が受けた時までは、10年に1回ほどの採用しかありませんでした。

ですので、このように1年の間に3回目?の採用があることは正直驚きました。どこのエアラインも同じですが、本当に人が足りていないようです。

 

キャセイは大きな航空会社で世界中に路線があり、フライト数が非常に多いです。今はどうなのかわからないのですが、日本路線だけでいうと、コロナ前は、羽田路線だけで1日3往復、成田で6往復(だったかな?)、関空や名古屋でも複数の便がありました。近場ですと、仁川・上海・北京・バンコク・シンガポール・台北などなど、1日1便ではなく、それぞれ何便もありました。

 

これだけでも推測頂けると思いますが、相当数のCAが必要です。

特に、休止されていた路線が復活したり、(旧)キャセイドラゴン航空の路線も引き継いでいるはずなので、なおさらですね。

 

そして、日系エアライン含めて、アジア・中東中心ではありますが、外資系のエアラインの採用が同時期に活発に行われています。なので、複数社内定されて、辞退する方も多いのではないかと見ています。キャセイの待遇はやはり私の時にも厳しい面もありましたので、長く客室乗務員としてキャリアを築くことは難しいと感じていました。香港の住宅事情も難しいです。

 

そして、他のブログでも多く触れられていましたが、訓練生の不合格→帰国がかなり多いのは頷けます。ただ、これは最近の傾向ではなく、私の頃から(それ以前からも?)当たり前でした。私のブログでも触れていますが、訓練がとにかく厳しいです。

 

私から一つアドバイスですが、英語力に自信がない、キャセイが本命ではない、という場合、内定(受験)を見送るのも一案です。とにかく訓練での不合格は精神的にも負担になりますし、その後の職探しも大変です。香港内で転職できないと、香港を出ないといけないのでね。。今はこれだけエアラインの採用が出ているので、「今必ずCAにならなきゃいけないのか」という視点を持つことも大事だと思います。

 

でも、「どうしても国際線で世界を飛び回りたい!」というパッションがある方にはぴったりの会社ですし、「世界を飛び回ることがお仕事」なので、最高のCAライフを送れる会社であることは間違いないです。

 

ちなみに、「戻らないんですか?」とたまに聞かれます。

私は、ないです。笑

 

これだけ勧めておいてって感じですよね。

でも、キャセイのCAになるという夢は叶えたので、一旦それは終わりなのかな・・・と感じています。戻りたいな、と思うことはあるけれどね。

 

現実的な問題、やはり待遇と住宅が不安です。いくら夢でも、食べていかないといけないので、そこは難しいところですけど、私はもう今年で33歳になるので、あまりチャレンジングなことはできない・・・が本音です。でも誤解しないで。それは私の考え方ですし、普通に33歳以上の同期もいました。あくまで、価値観の問題です。

 

CAに戻れるとしたら・・・

と考えることは去年までありましたし、ブログでも触れた通り、経験者として内定を頂きました。ただ、その夢は叶わないかもしれません。残念ですが・・・

 

これはちょっと長くなりますので、次のブログに書きますね。

私の復帰は難しいのかもしれないけれど、本当に、1人でも多くの読者様が大空に羽ばたいていかれますように。

CAの仕事を大好きになって楽しんでほしい、と、心から願っています。