こんばんはニコ

 

人生いろいろあり、今は大手のIT企業で働いています。

特に今の会社に来て、「CA経験があってよかった・・・」と思うことが多くなりました。

 

CA時代に、外資系でしたが、いわゆる「ジュニアデューティー」(新人CAの仕事。決まってはいないけど、暗黙の了解のため、これを知らないと非常に面倒臭い)はありました。

 

例えば、離陸前にクルーバンク(長距離フライトでCAが寝る部屋。)に上がっていき、ブランケットやシーツがクルー全員分揃っているか数える仕事。あとは私がいた会社だと、日本語の機内アナウンスは原則新人の仕事でした。決まっているわけではないけれど、日本人の先輩とフライトするときは、まさに暗黙の了解で先輩にやらせてはならない・・・たま〜に、サービス中に揺れたりして、機内アナウンスを流せない・・・というタイミングだと先輩がフォローしてくださることもあったのですが、私は対応してくださった先輩のギャレーまでお礼に(謝罪に)伺っていました。

 

そのほかにもさりげなくいろいろありました・・・やらない新人がほとんどかもしれないけど、空港のセキュリティチェックや税関を通る時には先輩を先に通す、とか。

 

基本的に、「後輩にできることは率先してやる。先輩に負担をなるべくかけない。」という考え方がありました。

 

悪しき日本の習慣、と思われるかもしれませんし、実際に「日系企業みたい」という不満の声も同期たちから聞いたことがあります。でも、先輩にお世話になる瞬間はどのフライトでも沢山ありましたし、訓練の教官含めて、シニアクルーに何度も救われたので、私はその辺りは徹底していました。

 

フライト中、エコノミークラスで派手に転び、オレンジジュースがのっているトレーを丸ごとひっくり返してしまい、お客様に(悲惨なくらい)かけてしまったことがあります。お客様には全く怒られなかったのですが、そのフライトが、社内で「怖いから気をつけろ」と有名な先輩の便で・・・ゲロー 本当に「もう私この会社にいれない。死んだ方がまし・・・」というくらい落ち込んだのですが、「転んじゃった?怪我してない?大丈夫?」とその怖い先輩がわざわざエコノミーまで来てハグしてくださって・・笑い泣き 

 

その先輩のこと好きになったわ〜・・・本当にお世話になった・・・

 

そういう働き方が習慣付いたようで、今は全く違う仕事をしていても、「あ、活かされているな」と思うことが沢山あります。

 

エンジニアや1コンサルタントとして働いていると、プロジェクトに入ってチームで仕事をします。

 

アジャイル開発っていう言葉、みなさん聞いたことありますか?

通常、大きな案件だと、要件定義→開発→テスト→リリースという流れで開発していきます。アジャイルは、簡単にいうと、要件定義→開発→テスト→リリースという流れを、開発する機能毎に繰り返していく、ハイペースな開発方式です。毎週これを繰り返すイメージです。

 

私はまさに今アジャイル開発の真っ最中です。とにかくスケジュールがタフなので、「今何ができるのか?」だけではなく、「先回りしてできるタスクは何?私にできることは?」と常に先回りして周りに声かけをしたり、基本的に「先輩でもできるけど私にもできるタスク」に関しては、「私がやります」と言えないといけない。

 

自分が最低限やらないといけない仕事はさっさと終わらせて、プラスで出来る範囲の仕事を片付けていく・・・ということができて先輩から良いフィードバックを頂けると、「あ、CAやっててよかったな」と私は感じます。

 

あと、先日クライアントから「とても説明がわかりやすかったです。」とフィードバックを頂けてとても嬉しかったのですがちゅー

 

エンジニアと言っても上流工程の仕事をしていると、クライアントと直接会話をしてプロジェクトを進行することが毎週あります。相手がわかりやすいと感じる言葉で、納得して頂けるように伝える力も、接客してて身についたものだと思うので有り難く思っています。

 

なかなかイメージされない部分ですが、クライアントとの要件定義以外にも、新しいシステムの使い方を説明するユーザトレーニングを担当したり、意外とコミュニケーション力が求められる仕事です・・・

 

通常は、新人が要件定義という上流を担当できることは絶対にないのですが、私は例外的に、部分的に担当させて頂いています。社内的には、「新人育成の一環」ですが、まさか高額なフィーを払ってくださるクライアントにはそんなことは絶対に言ってはいけないので、上司のサポートのもと、「1コンサルタント」として担当させて頂いています。「クレームになったらどうしよう・・・」とか先輩の前では弱音を吐いて笑い飛ばされていますが、クライアントの前ではそんな姿見せられない・・・笑い泣き 

 

まさに今学んでいる最中なので決して完璧ではないですが、とにかく相手にわかる言葉で話す、ということはCA時代から徹底していて、クライアントから「分かりやすかった」と納得頂けたり、Q&Aで突っ込んだご質問を頂けると、安心します。

 

面接でもいろんな人から「何故CAからIT業界に?」と聞かれて、ヘッドハンティングの面接でも最大のテーマになった(最終面接の面接官にすごい共感してもらえて嬉しかった)ので、また別のブログで書いていきます〜ドキドキ