とある読書好きの知り合いの方から、こんな本を紹介されたことがあります。
- 働く理由 99の名言に学ぶシゴト論。/ディスカヴァー・トゥエンティワン
- ¥1,555
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あと、山田ズーニーさんの本も紹介してくださったのです。
- おとなの進路教室。 (河出文庫)/河出書房新社
- ¥670
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- 考えるシート (講談社+α文庫)/講談社
- ¥670
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これらの本を読んで以来、自分自身でも、「働く」ということに関して考えるようになりました。正直、仕事に対する考え方は千差万別でしょう。
内館牧子さんのように、「好きなことを仕事にするべき」と考える方、その逆で、「好きなことは仕事にしないほうがいい」と考える方。また、私の前職の上司のように、「仕事のやりがい」なんていう言葉さえ知らず、「とりあえず生きるための手段」と考える30代半ばの女性。うん、いろいろで面白いですね。
昨日、オーストリア(カンガルーとかコアラがいない国だよ)の仲の良い文通友達とチャットしていました。時差の関係でリアルタイムで話すことは難しいんじゃないのって?私たちはよくも悪くも夜行性なので~ 時間のことなんてほとんど気にせずチャットし続けているのです
どんな話の流れだったか・・・ま、いつものように、きょう何するの~とかそんな話をしていたのかな。でも、何かの流れで、「仕事」に関する話題になりました。
ladyasaが短期のアルバイトを始めたことは前に少しブログに書いたでしょうか。今週も週2でシフトに入っています。このお仕事、派遣なのですが、時給が千円だし、バス代も出るし、割と好待遇なのです。でも派遣ということは、「日雇い」ということです。日本って、正社員・嘱託・契約社員・パート・アルバイトと、雇用上の身分をしっかり区分けする国ですよねでも、オーストリアだけでなく、ヨーロッパ(など)では、終身雇用は一般的ではないことが大きな理由なのか、日本人が考える「仕事」に対する考え方は存在しえない模様です。というか、どんだけladyasaが説明してあげても、理解するのさえ難しいみたい(・Θ・;)
彼女によると、雇用形態がどうであれ、「仕事」は「仕事」、みたいです。とりあえずお金が稼げればいい、バケーションが年に5週間取れればいい・・・ってな感じなので、「仕事なんて簡単になくなる可能性がある」とのこと。でも、彼女(たち)にとっては、仮に「終身雇用の正社員」で雇用が安定しているとしても、バケーションが取れなくなることのほうが問題なんだろうなぁって、思いました。ヨーロッパの失業率の高さにも納得かも・・・
今日、日雇いのアルバイトをしながら考えていました。「仕事」って何なんだろうって・・・
とあるアパレルの工場で、商品を検品したり包んだりするアルバイトなのですが、その工場でもともと働いている方々にとっては、これがライフワークなのです。一般的に、このような仕事は、「大卒でなくてもだれでも出来る仕事」に分類されるのでしょう。母からも、「大卒のあんたがそんなバイトするの」って言われたことがあります。確かに、この職場には、ちょっとladyasaの出身大学では見かけたことのないような、怖そうな人もいます。。でもね、その怖そうな人たちがladyasaのドジをカバーしてくださったり、何度も助けてくださっているのですね。
あまりオープンにしていないんだけれど、学生のころにも、卒業旅行のお金を大量に稼ぐために、地元の工場でアルバイトしたことがあるのです。万年忙しいし人手不足なので、扶養ギリギリじゃない!っていうくらい稼がせてもらいました この職場にも、大卒でない人、いろんな事情を抱えた方がたくさんいらっしゃいました。でも、ladyasaと仲良くしてくださったり、辞める時にはプレゼントを準備してくださったり・・みなさん、(一見怖そうな人たちも)本当に良くしてくださいました。
「これは大卒の仕事」「これは中卒でも高卒でもできる仕事」などなど、残念ながら仕事に対する差別はまだまだ濃いと感じます。(日本だけではないかもしれないけれど)
でもね、これ、米国三越の面接でも同じようなこと話したかな。
誰かから必要とされて行動し、「お金をもらう」以上、どんな仕事であっても「仕事」だと思うのです。
どんなに自分とバックグラウンドが異なって怖そうな人たちも、仕事をする上では最高の仲間になってくれたり・・・有難いと感じることがたくさんあるアルバイトでした
工場のアルバイト、なんて言うとビックリされることのほうが多いけれど、どんな環境であったとしても学ぶべきことはたくさんあるのでは?その場で助けられることもたくさんあるのでは?
仕事に対する考え方、フロリダでもっと学びたいことの一つです。老舗の三越と世界のディズニー社から猛特訓を受けてきます