気狂いピエロ [DVD]/ジャン=ポール・ベルモンド,アンナ・カリーナ,グラツィエラ・ガルヴァーニ
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ブログを始めておよそ二週間が経とうとしていますが、今まで本気出してなかった。

レンタルで二度ほど観る、でOKな映画ばかり紹介してきたような気がします。

しかし今回は違う。いつものぷふこじゃありませぬ。

今回はもう、購入してもらおうか。

そう考えております。

最近は「~が~な理由」や「~を~日で~する方法」などの邦題が目立って、正直、吐きそうです。

そうした映画は、一部のヒット作を除いて二度観ようという気すら起こらない。

一度の映画館観賞は一生ものだけれど、

一度のDVDレンタル観賞は使い捨てられるティッシュのようなものです。

しかしこのレンタルし放題なご時勢、仕方がないことなのかもしれないですね。

レンタルして、観てから買うのっっ!という気持ちはわかります。

でもそれじゃー余分なお金がかかっちゃうでしょお。(><)

そこでぷふこは考えた!

映画好きのあなたのために、ジャン・リュック・ゴダールを紹介しちゃうぜーーー!!


さて、レンタル派のあなたがDVDを、「買ってもイイかな~」と思うのはどんな時ですか?

「何度も観たい!」。これにつきると思います。

だけど、何度も何度も何度も観るなんて、よほど好きな映画か、よほど啓蒙的な映画でない限り無理ですよね。

ずばりゴダールの作品は、

好みなんて関係ねぇ!

面白さなんてどおでもええ!

啓蒙的とか偉そうな口ききやがって!

という塩梅に、観客を選ばない内容となっております。

うそこけ、フランス映画なんてごにょごにょごにょごにょ聞き取りにくいんだよ。

どーせオサレ糞映画だろーがボケ。

ああ、そんな皆様の声が聞こえてくるようです!

ハイ間違いありませんその通りです。

しかし、その絵画的映像は一生家に置いておくに値するレベルのものです。

壁に絵を飾るように、DVDを垂れ流しにしておいてOKな代物なんです。

繰り返して何度観ようが、同じ感想に至ることがない映画なんです。

すごいでしょ?



『勝手にしやがれ』は初心者におすすめ。物語性が強い。泣ける。ジーン・セバーグが死するほど可愛い。泣ける。女子必見。男子はもっと必見。これ観てない男子とは話もしたくない。

『気狂いピエロ』は中級。カラーです。映像が本当に絵画のよう。科白にぐっとくるものがある。泣ける。これ観てない男子とは話もしたくない。

『軽蔑』は上級。ヒッチコックも真似をした作品『M』の監督が本人役で登場しているのでサスペンスファンにはたまらない。男と女の悶絶するほどの違いをカメラワークのみで表現している。とても胸が痛くなる作品。これ観てない男子とは話もしたくない。

てかまじで、ゴダール観てない男子とは話もしたくない。

いとしの旦那様は観てないけど。


勝手にしやがれ [DVD]/ジャン=ポール・ベルモンド,ジーン・セバーグ
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軽蔑(1963) [DVD]/ミシェル・ピッコリ,ブリジット・バルドー,ジャック・バランス
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これはペンです/円城 塔
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芥川賞ノミネート作品。

叔父と文字(oji to moji)をめぐる物語。

これはね、わからないです。
全てガッツリ理解できたわけではないです。

【あらすじ】を書くのも野暮ったいのだけど、

主人公の学生が、会ったことのない叔父さんから手紙をもらい続けているんです。

叔父さんは、論文自動生成機械を作った、世間にもその名前を知られるほどの人。

でも、叔父さんが実在するのかどうかはわからない。

“実在するのかどうかわからない”は、たぶん物理的な意味ではない。

叔父さんの実存を確かめるための、

叔父という文字ではなく、文字という叔父を探すための、主人公の内的旅の物語です。

たぶん。

ただわたしも、いち読者として、個人として、素敵に解釈を得ました。

こうやって、今、ブログを書いていますが、これは新聞紙の文字を切り抜いて貼り付けた言わば借り物の寄せ集め、なんです。

ブログは、大概、コラージュ。

借り物でない言葉なんてあるのかい?

本作に、そう訊かれたような感じ。



最近は、コンピュータが普及しているので、誰もが容易く文章を生成できています。

頭の中で浮かんだ言葉はすなわちどこかからのコピーであり、それをペーストし続けている。

たとえば小説を書く者にとっては、このことは脅威なのです。

コピペの蔓延は怖ろしい。



でもね自分だけの言葉というのは必ずあるんです。

それは、訓練すれば誰もが身につけられるものなんです。

そのほうほうはひみつだけど。


本題に戻りますが、『これはペンです/円山塔著』は、めちゃくちゃに面白いです。

主人公が磁石を炒めるシーンなんか、最高ですよ。

文章ラブな人は必読。

これはペンです (単行本・ムック) / 円城塔/著
¥1,470
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シングルマン

監督はグッチやサンローランのクリエイティブ・ディレクターを10年ほど務め、
数年前に自身のブランドを立ち上げたトム・フォードさん。

元デザイナーが監督ということで、まず思い出したのが2006年の映画『フローズン・タイム』。
フローズン・タイム

こちらはファッション誌VOGUEで活躍していた写真家のショーン・エリスが初監督を務めました。

ふたつの作品に共通するのは、もちろん映像美!!

今までも、美しい映像を誇る映画なんて沢山あったのですが、

彼らの作品はもう別次元なのです。


今回はなんだかウンチク臭くなる予感…でもウンチ臭いよりマシでしょ…?


さて、映画というのは、第七の芸術と呼ばれています。

絵画、音楽、文芸(詩)、建築、演劇、彫刻…

そのなかで映画は、七番に位置づけられています。

ところがそれも、サイレントの白黒映画がフツウだった頃の話。

トーキー(音入り)映画の台頭、そして映像も彩り豊かになって、わたしたちの世代(ゆとり世代W)にとってはそれがフツウだし、モノクロってツマンネーと思われがちだったりします。

でも、トーキーになり始めた時代には、大変物議をかもしたのですね。

「音が入ってるなんて映画の芸術性を損なうだけじゃん!!」

というわけです。

当時の人々は、今の若者がカラー音入りのほうが優れていると考えるとは思いも寄らなかったに違いないです。

うぬ。

だ、が、し、か、し!!

写真家の方やデザイナーさんの作る映画というのは、ひじょーに芸術性が濃いです。

絵画に近いような、そんな映画はありふれていますが、

色のチャンネルをいじったり、まるで3Dと見紛うような写真的要素を入れたりするのを、

本物のセンスを持った方がやるとこんなにも胸に響くのか!

と、感動いたしますよ。うぬ。

【シングル・マンのあらすじ】

16年連れ添った恋人を亡くし、孤独にさいなまれる大学教授が主人公(コリン・ファース)。

「今日一日を生き抜け」

と自分に言い聞かせ、自殺の準備を周到に済ませ、出勤する。

大学の学生、元恋人(ジュリアン・ムーア)、俳優志望の男、隣人、メイドさん。

自分の周りの人間とコミュニケーションをとりながら、長い一日が過ぎていく。

果てさて、主人公は本当に自殺するのか?

それとも?

って感じ。

コリン・ファースはどんな役をやっても、なんだか放っておけない。
応援したくなる人ですね。

ジュリアン・ムーアは当たり役です!開拓しましたね。

はいっ!そんな感じで、大目に見て☆4つ…かなぁ。


☆☆☆☆☆
親指Pの修業時代 上 (河出文庫)/松浦 理英子

ヘロウ…。


好き・嫌いリストをつくる!!と言っておきながら、早くも挫折ぎみのわたしです。


映画はいいけど、小説は…。

小説はわたしにとってひじょーに特別なものなので、やっぱ好き・嫌いリストとかちゃらついたものはちょっと…ねえ。ダメだわあ。


ま、映画にしても小説にしても漫画にしても、わたしは雑食気味なのでいいんじゃん!


『親指Pの修行時代』


松浦理英子さん著。いや、理英子様著。


この作品はほんとにスゴイです。


【あらすじ】


ある朝、目覚めた少女の足の親指がペニスになっていた。


「これからどうしよう?」

少女は困った。



はいっ!ここまでで充分だと思います。

女性の皆さん、つかぬことをお聞きしますが、

もし自分の足の親指がぎんぎんだったらどうされますか?

わたしだったらそりゃーもう、ああしてこうしてごにょごにょごにょ。

うっひょーぃ!!☆

ですが、リアルにそうなってしまったら、そりゃもう大変なコトですよね。

想像もつきません。

少女はどうなっちゃうのか。

今までの、フツウの生活。
例えば彼氏との生活。友達との生活。
ペニスは全てをひっくり返してしまいます。ものすごい威力で、かき乱していきます。
ペニス、あなどれない。


いや、待て待て待て。

お前、親指がペニスになるわけねぇーーーだろっ!

とお思いですか。

…ハァ?なるし。親指変身するし。エレクトするし。少女の彼氏なんか慌てて切り落とそうとしたし。

いやホント、荒唐無稽なストーリーですが、設定が誠実で、リアリティに溢れています。

松浦理英子さんは読者を物語世界へ引きずり込む辣腕の持ち主。
うそみたいな話も彼女にかかればイチコロさ。

ダーク・ファンタジーのようでありながら、純文学。

置き忘れられて腐っていく、既に死語とも言えるフェミニズムを、今日に蘇らせる素晴らしい作品なのです。


わたしはこの本を弟に薦められて読みました。

マイブラザー(22歳、小説嫌い。文章一行読むのに数分かかるくらい、読むの遅い)もどんどんページをめくったこの小説、生物学的女も生物学的男も半陰陽の方も、みんな面白く読めるはず!!!!


親指Pの修業時代 下 (河出文庫)/松浦 理英子
¥683
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