こんにちは牛しっぽ牛あたま



私、韓国で住んでた7年間の間で
結婚式は10回以上行ったけど
(ほら、親しさレベル関係ないやん韓国の結婚式って…笑)


たった一度だけ参列したお葬式が、


韓国田舎
伝統的なお葬式
さらに埋葬だったのでキョロキョロ


すごく記憶に残ってるんです。



旦那から見て큰엄마(クノンマ)のお葬式のお話です。
旦那の父の一番上のお兄さんの奥さんでした。


全羅南道の田舎まで
義理家族と私(9人)で車で向かいました。


道がすいてる夜の時間でも
5時間半かかりました。


着いた時には、
日本で言うお通夜の感じで
親戚、家族がたくさん集まり
アイゴーアイゴー涙の叫びが。


私は以前にシアボジの墓の草刈り(벌초)に行った時に一度お会いしたきりでしたが
最期のご挨拶をしながら涙が流れました。


そのあと
食事を食べて故人を偲びました。


その晩シオモニはそこに残り
私達はそれぞれ田舎の知り合いに会いに一度離れました。



翌朝
亡くなられた病院からクノンマのご自宅にご遺体が運ばれました。
最期に長年住んだ家とのお別れなのでしょうか。

このあたりまでは、
日本のお葬式の流れと変わらないなと思いました。



さて。
このとき私が参列した
伝統的なお葬式は、
꽃상여コッサンヨと言うらしい。


※写真お借りしました。

お花(꽃)をいっぱい飾りつけたお神輿のようなものにを載せ、
親戚、ご近所の男性陣がかついでご遺体を埋める山まで向かいます。その後ろを参列者がついて歩きます。



あ、私たち親族一同は

男性は普通に黒いスーツで、
女性は喪服の韓服を着ました。
髪にさす白い髪留めもお葬式場からのレンタルでした。(レンタルって言うとなんかちょっと…笑い泣き



さて、そんなお神輿に載せた棺ですが
なかなか出発しない!アセアセ


長い儀式とかももろんしたけど、
それより記憶に深いのが


故人があの世でお金で苦労しないように


「金出せ!金出せ!
こんなもんか?まだまだー!」
とお金を徴収し、さらに煽ってること!(笑)
ちょっと不謹慎だけど、お祭みたいやなと思ったキョロキョロ


そして何人かが、お金を出していた。
(実際にはニセモノのお金?お金の代わりみたいなのを一緒に埋めると聞いた)


そんな流れもありながら
ようやく、神輿が動き出しました。
指揮をとる親族が故人を偲ぶ歌のようなものを歌いながら…


までの一本道を2kmくらいだったかな?
この日まだ夏の終わりくらいで
しかも、黒の韓服でめっちゃ暑かった…
みんな、汗だく!笑い泣きアセアセ


子供もたくさんいますからね。
途中で休憩を挟んで
飲み物やおやつが配られた!笑い泣き
(もう祭やん!)



そして、ようやく山に到着して
目に入ったのは
ショベルカー!!びっくり


数時間前に、ある程度穴を掘ってあったらしいけど、まだ深さが足らず…


そっから掘り待ち2時間ほど。
みんなそのへんで休憩…
(遠足やん!)



2時間後、
また儀式をして
※儀式系多いからこのブログでは、だいぶはしょってます


いよいよ棺を埋葬
私、埋葬ってはじめてでした。


シオモニに、見るなと言われ
遠くから眺めていましたが。


無事に埋葬が終わって
お墓になったら

親戚一同写真撮影。
そんな感じで終わりました。


この昔ながらのお葬式、コッサンヨ
韓国人でも都会の子とか若い世代には
めずらしいみたいです。


旦那の親戚から、韓国人でもめずらしいのに外国人のズズはすごく貴重な体験したよと言われたな照れ


そんな感じでした。


ちょいちょいふざけたツッコミをしましたが、故人を偲ぶ思い出のひとつですので、お許し下さい。。笑い泣き



end