非常事態に思うこと − 備忘録を兼ねて
やっと落ち着いたので、9月の終わりになってしまったが、怒涛の日々のふり返りを少し…先の台風15号で、停電・断水・通信障害などいろいろあった。ライフラインが復旧して少し経ち、日常生活が戻ったので、備忘録を兼ねて思ったことを書いておくことにした。(※書き始めから投稿するまで2週間ほどかかっています。なかなか公開していい感じにまとまらなかった)◇役に立ちそうなメモ・USB電源の電化製品は、日頃の持ち運び用にも持っておくといい。非常時にモバイルバッテリーや車で使える。・モバイルバッテリーは、大容量だとしても1つでは心許ない。・ガソリン車で良かった! それと、突然どこかに行くかもしれないからといって予定もないくせに、早めに給油しておいたのがしっかり吉と出た。暑い日に、唯一エアコンが使えるのが車内だった…・冷蔵庫や冷凍庫は、パタパタ開閉しなければ意外と冷えたまま。・冷蔵食品は、火を通して水分を飛ばしておけば、そのままにしているよりは日持ちする。冷凍食品はそんなに急がなくても、解凍されてしまってから火を通せば間に合う(冷蔵庫で解凍したみたいな感じになるだけだから)。※あくまで「そのまま腐らせるよりは」ね。・停電時は断水する可能性もあるので、貯水&節水を。・ポリタンクは、断水してから買いに行っても、だいたいどこにもない。・停電してもガスは使えるけど、スイッチが電気だとお陀仏。(風呂ね)・LEDの懐中電灯は常備すべき。・停電すると圏外になって、携帯電話が使い物にならなかった。ただ、大手キャリア携帯(一番安いプランで、普段はデータ通信をOFFにしている)と、格安スマホ(データのみ。携帯とは別の回線)を持っているわたしは、どちらかがかろうじて生きているとかで、まだマシだった。・夏場の停電は、下手に自宅で耐えるより、電気のある地域へ一時退場した方が健康を害さない。冬は未経験なので断定できないけど、たぶんほぼ同じ。・仲間がいると、少しは乗り越える希望を持てる。 アホみたいな話だけど、辛さを共有するためだけに、信号機が消えている中、1時間半くらいかけて職場に行った。(普段は30分くらいで着く)◇外野がうるさい -外野になったときに気をつけたいこと・【不用意に騒いで、衝動的にメッセージを送りまくる人】心配してくれるのはありがたいが、こちとら生きるのに精一杯だ。せいぜい、身内に生きてますって連絡をするのがやっと。返事がなくて心配だからと、何通も送ってくるのは勘弁して。何のための既読機能だっつーの。(日頃からそういう人っているけどね)・【辛さの尺度を勝手に決める人】あのね、当事者たちはいちいち他人との辛さの比較とかしていません。正義の味方みたいな顔で、「あっちの方が辛いんだから我慢しろ」的な発言は、実際は正義の味方のフリをした悪役でしかないから慎んでね。アンタ関係ないでしょ。・【出どころが不確かな情報を、ヘンな正義感で流す人】どっかから情報を持ってくるときは、情報源を確認した上で、その情報源が正しいものかを確認する、って大学出た人なら知ってなきゃマズいでしょ。特に何がマズいかって、その情報が本気で役に立つと思って、【拡散希望】とかやっちゃうこと。ち ゃ ん と し た 情 報 が 見 え な く な る !外野が冷静さを欠いてどうする。よく考えてから行動して。勢いだけで人は救えない。・【「親が心配なんです」と騒ぐだけの人】じゃあ、アンタが助けに来なさいよ。・【「地元がすごいことになってるw」ってツイート】あのね、語尾の「w」がムカつくよ。◇「日常をありがたく思え」!? うるせえ、余計なお世話だ!【まとめ】災害脳というのか、非常事態が続くと、こういうことを言う人が増える。もちろん、便利で快適な生活を当然のように日々送れることに感謝するという行為じたいは悪くない。ただ、現代社会を生きる上では、そうした便利さ・快適さは当たり前でなければならないんじゃないかと思う。たとえば、仕事でインターネットを使うことが求められているのに、「インターネットを使えることに感謝しろ」というのはおかしい。インターネットを使って仕事をするという仕組みを作った以上、インターネットは当たり前のものとして存在しなければならないはずだ。生活だって同じで、全国で電気、ガス、水道を使える仕組みを作った以上は、何があろうと毎日供給されなければおかしい。つまり「日常をありがたく思え」という言葉は、「便利で快適な日常生活は、それを支える人たちがいるから成立している」という意味では正しいが、「どこそこで停電して数日電気が使えない人がいるから、今電気を使えている人たちは恵まれている」という意味であってはいけないんじゃないかと思うという話だ。だって、電気は戻ったが断水だという人に、「停電の上に断水のところもあるんだ!贅沢言うな!」とか言ってたら、じゃあ何、世界で一番不幸な人しか辛いと言ってはいけないの? って話になるでしょ。そういう不幸自慢とか、わけのわからん謹慎とか、やめましょうよ。非常時って「常では非(あらざ)る時」だよ。「not日常」なんだよ。つまり、「日常じゃありえない状態」なんだよ。なんで普通じゃない状況になったら、突然「電気が使えない世界だったら」みたいなヘンなものの考え方をするの?誰かが不幸になったら、みんなが不幸にならなきゃいけないの?「辛い」を客観的に判断するの、もうやめよう。そして、「誰かが辛かったら、みんなで一緒に不幸になる」のもやめよう。もっとマトモなことを書こうかとも思ったけど、今回は敢えて、電気なしストレスでイライラしているときから書き始めて、毒を吐くというものにしてみました。おしまい。