『座席ナンバー7Aの恐怖』

セバスチャン・フィツェック 著 文春文庫

 

 

脅迫される精神科医、誘拐犯を追う女医。犯人は機内にいるのか、それとも……。

ショック満載、息もつかせぬドイツ最強のパニック・サスペンス!

 

【内容(「BOOK」データベースより)】

ベルリン行の機上で脅迫電話を受けた精神科医マッツ。いま乗っている飛行機を落とさなければ、誘拐された娘の命はないというのだ。しかもチーフパーサーは彼の元患者。彼は元恋人に犯人の捜索を遠隔で依頼するが、機内では次々に不可思議な出来事が…。

 

 

 

本のタイトルが面白そうなので手に取った一冊。

 

精神科医のマッツは、娘とは疎遠になって久しい。

そんな娘が、妊娠していて出産間近なので来て欲しいと頼まれた。

ブエノスアイレスからベルリンまでだ。

彼は飛行機恐怖症。どの席が事故時、一番生き延びられる率が高いかと考え複数の席を買っていた。

機内で乗務員とトラブっていた赤ん坊連れの母親に、彼は持っていた席のファーストシートの席を譲った。それが座席ナンバー7Aだ。

 

彼の携帯が鳴る。

娘を誘拐し、助けるためにはこれからいうことを実行しろと…

彼は、元恋人の精神科医に娘の居場所、犯人のことなど調べて欲しいと頼む。

元恋人は6日後に結婚式を控えていたが、マッツの娘の命を助けるために引き受ける。

 

さあ、これからが機内で不可思議なことが起きる。

 

この小説は、機上でのストーリーはマッツ視点。

地上での視点は、複数視点で語られる。

 

読了。

うーん。期待外れ。

最後まで小説に入り込めずに終わった。

全てが不自然。

特に山場があるわけでもなし、だらだら引きずられて終わった感。

複数視点はいいのだけれど、2,3ページで視点が変わる場合も多いので目まぐるしい。

ストーリーの流れが中断されイライラする。

 

まあ、面白いかどうかは読んでみなければわからないからしゃーないね。

続けて前作の『乗客ナンバー23の消失』も読んでみようと思っていたけれどやーめた!推して知るべしだなー。