みんなのせかい。

小さい頃、とにかく絵本や童話を読むのが大好きだった私。
好きな本は挙げればキリがないくらいあるけれど、
いま何故かふと思い出したのは「みんなのせかい」という絵本。
薄くて地味で、たぶんあんまり爆発的ヒットはしなさそうな…って、作者のかたゴメンナサイ

でも、私は繰り返し読んでました。
主人公はちょっと悪役の「おらが」くん。
そう、「おらがやる、おらがいちばん」の「おらが」(笑)。
このおらがくんが気に入らないことがあると暴れてみたりとか、みんなが並んでるのに順番抜かししたりとか、わがままぶりを発揮する、そんなストーリー。
…ええと、オチはあったっけ

当時はまだ物語の起承転結を味わうお年頃ではなかったけれど、とにかくこども心に「あー、こういうことしたらよくないなぁ」と思いながら読んだことをものすごく覚えてます。
社会のルールを意識した最初の本かも。
そう考えたら、やっぱり絵本選びって大切ですね。
自分の息子が本を楽しみ、本から学べる子になってくれたらいいなぁ、ってしみじみ思います。