こんにちは、みなさん!
今日は私の語学学習の中で起きた
ちょっと面白いエピソードを
お話ししたいと思います。
語学の学びは本当に不思議で、
一つの言語を学ぶことが別の言語にも
良い影響を与えることがあるんですね。
私がスペイン語を学び始めたのは、
大学で語学を専攻するならば
英語以外の新しい言語の習得に
チャレンジしたいと
思ったのが理由です。
スペイン語の授業で「profundamente」
(深く)という単語を学んだのですが、
その時はただ一つの新しい単語として
覚えただけでした。
そして驚いたことに、その10数年後、
外資系企業でバイリンガル秘書として
英語のレポートを書いていた時のこと。
英文で「深く考える」と表現したくて、
よく使う「deeply」という単語が
なぜか思い浮かびませんでした。
その代わりに、脳内に浮かんできたのは
スペイン語の「profundamente」!
とっさに「これに似た英単語はなんだっけ?」と
考え、「profoundly」を使ってみました。
すると後日、ネイティブの上司から
「このレポートの英語、とても洗練されている。
特にprofoundlyの使い方が素晴らしい」と
思いがけず褒められたのです。
その後、別のネイティブの同僚からも、
「あなたは英語の言葉遣いがしっかりしているから
カウンターパートに提出するレポートの翻訳を
お願いしたい」と依頼を受けました。
実は英語には、ラテン語から取り入れられた
より正式な表現や書き言葉として
使われる単語がたくさんあります。
日常会話では「deeply」がよく使われますが、
より格式高い文章では「profoundly」が
適切な場合もあるのです。
留学経験も海外駐在経験もない
純ジャパニーズの私が、
スペイン語学習を通じて英語の
語彙力を豊かにできた瞬間でした。
これは語学学習の醍醐味の一つですね。
一つの言語を学ぶことで、他の言語への
理解も深まり、表現力が広がります。
50代、60代になっても、
新しい言語を学び始めることで
思いがけない効果が生まれることが
あるのです。
語学学習は単に言葉を覚えるだけでなく、
私たちの思考や表現の幅を広げ、
人生をより豊かで楽しいものに
してくれますね。
皆さんも、どの年齢からでも
新しい言語への一歩を踏み出してみませんか?
想像もしなかった喜びや発見が
あなたを待っているかもしれません。