自分がいなくなった 2

 

   自分という個体はもともと無い

   自分とは自ずを分けると書く分れているからこそ自分

   分かれている対象があって初めて自分になる

   分かれている対象が自分を支えることになる

 

   相手対象あっての自分

   人という字も二本の線が支え合っている

   相手対象がなければ「人」「自分」は成立しない

   分かれている相手対象があって初めて「人」「自分」になる

 

   強烈な合体閃光が迸しった時「人」「自分」は悦楽を感じる

   幸福な瞬間有頂天に浸る

   相手対象は「自然」の場合も「人」の場合もある「芸術」の場合も 

   常時あるものではない人生で何度あるかだ

 

   自分という個体はもともと無い相手がいる対象がいる

   問題は相手対象とどういうタイミングで出会えるかだ

   人生という舞台ステージで気合が入った瞬間にしか出会えない

   若年の時壮年の時老年の時ほとんど偶然にしか出会えない、、、、、、、