快晴
昨日、以前にここでもお話ししたことがある
Tシャツをつくり、それを義援金にして、
被災地の子供たちへ、ボランティアをしている友人
・・・・個人ではなく会社として 活動しています・・・からの
提案で、歌津町の子供たちへケーキを食べてもらいに
行ってきました。
仙台から車を走らせ3時間弱
向かった先は、津波の被害にあい
しばらくあけることが出来なかった
保育所、そこから少し離れた保育園。
こんなに きれいな空
その下に広がっていたのは
津波によって、なにもなくなってしまった
平らな風景でした。
中心にみえる建物が とても奇跡に思えました。
きっとだいぶ撤去が進んでいたとは思いますが、
それでもフライパンやCDやお茶碗・・・
生活していた場所だというのが分かります。
山々に立つ、沢山の木々も
塩水を浴びた木が、波も届くはずのない
高いてっぺんまで すべて茶色く枯れている光景が
いくつも見えました。
その背中側の高台にあったのは
歌津駅。
長い階段を上って上がる、結構な高台。
ここにも津波は来たそうです。
砂利に沿ってまっすぐ伸びているはずの線路が、
津波の勢いで途中から切れて
その端端が波の流れた方向に曲がってぶら下がっています。
どんなに怖いことなのか、
震災から4カ月過ぎた今のこの状態をみて
これだけ感じられるのに、
その時、その直後は どれほどだったのか・・・。
私達は、今から この恐怖を体験した
子供たちに会いに行く。
いろんな気持ちで、今更戸惑いそうでした。
でも、友人と、友人の会社「プライムカラー」さんの
スタッフさんたち、カフェのスタッフ、
全員 この日を楽しみにしていました。
イチゴが季節ではないために
ちょっと滋味になったケーキの上に
スタッフの友美ちゃんが、一つ一つ
丁寧に 子供たちのアイドル「アンパンマン」を
描いてくれました。
みんなで「よし!」と言わんばかりに
気合を入れて 二手に分かれ子供たちのもとへ。
子供達の前に、温かく迎えてくださった先生方の笑顔に、
ほっとさせられました![]()
それぞれ、クラスの担当を決め
ケーキをもって子供たちの待つ教室へ。
先生が
「みんな、本物のケーキ屋さんが来てくれましたよ!!」
と 言うと、みんなざわざわ![]()
「ケーキ好き?」
「いっぱい食べてね!」と言いながら
わたしがみんなのケーキを取り分けて、
先生がテーブルへ運んでくださいました。
「いただきます」の声とともに
早かった・・・アンパンマンがなくなるのが
見てください。
このいい笑顔
おいしいと言って ペロリと食べてくれた
子供たちが、可愛くて仕方なく思えました。
1歳児、2歳児のいる「たまご」さんクラスのみんなも
ぺろりと完食。
みんなかわいい いい顔![]()
最後に、年長さんクラスのみんなと
記念撮影
やっぱりみんないい顔![]()
この顔を見たかった![]()
本当にそれだけでした。
また、機会を作って この子供たちのところへ
来たいと思いました。
まだ 水が出ていないというお話でしたので
これからも まだまだ大変だと感じました。
だから、私達に出来ることを探して
また会いに来たいです。
保育所の先生方、ここまでご案内して下さった歌津の小野様
こういった機会を作ってくれた友人と、同行して下さったプライムカラーのスタッフの皆様に、心から感謝を致します。
今回は、LaDouceVieスタッフ全員が行きたいと言ってくれていました。
お店があるので、みんなを代表して一部のスタッフとなりましたが、
その分、みんなにお土産であげる焼き菓子の詰め合わせ、
ケーキの仕込みを、スタッフ全員で段取りを組んで
大量の贈り物となりましたが、せっせと準備をしてくれて
この日 こうして子供たちへ届けることが出来ました。
いつか スタッフみんなにこの子供たちの笑顔を見せたいと強く思いました。
これで、終わりではありません。
私達は、少しずつでも 「お菓子の喜び」を、
もっと多くの方たちへ届けていきたいと思っています。
そして、一日も早い 被災地の復興を、
心から祈っています。









