ここで、出会う日本人やその子供達は、個性豊か。


日本から来ました~♪


という人はほっとんどいない。


ベルギーから来た子。


チュニジアから来た子。


ペルーから来た子。


カメルーンから来た子。


ネパールから来た子。


皆、純粋な日本人だけど、日本で暮らしたことがほとんどない。


うちも、生後2ヶ月からアメリカで暮らし始めた上の子。


アメリカで生まれた下の子。


みんな今は、アフリカでの生活。


アメリカにいた時は、ハーフの子やアメリカで一生暮らしますという日本人の子供が多かったので、今思えば子供達も、これは日本、これはアメリカ、みたいな事を感じている統一感みたいなものはあった気がする。


それに比べると、ここの子達は日本語と言う統一した言語で遊びながらも、なんというのか、実に個性豊か。


皆でお絵かきをしたときの事、


使う色や配色、書いた顔にしても、ほんと、なんていうのか、日本ではあまり見ない感じで、こどもたちの育った環境を垣間見る事ができて楽しい。


異国の地を転々として育って行く事には、大変な思いをする事も多々あるだろうけど、よい糧として子供達の中に残ってくれるといいなぁと思う。


それにしても、チュニジアで育った子のなんともチュニジアっぽい色使いを見せたい!!!


あ、でも、私はチュニジア行った事ありません。


でも、その絵を見たら、チュニジアが分かる感じ。


ほんとに。

ほんと、色々、色々事件は起きているのですが・・・


とりあえず、話は飛んで今日の事。


セネガル人の友達、アブドライ君。


とりあえず、分からない事や疑問は彼に聞く。


まるで何も分かっていないので、毎日彼と話す。


そんな中で、私のアイデアの評価を彼に聞く。


ホント色々あって、今日車が手に入った。


見てみると、中も外もホコリだらけ。


ホコリにイタズラ書きもある。


嫌だ。


なので、私のアイデアは・・・


”缶少年に車を洗ってもらい、500cflをお礼に払う”


というもの。


アブに言った途端、


「ノンノンノン」


却下。


「なんでよ?」


アブ曰く、


まず、缶少年達が車洗いを受け入れるかどうか分からない。


「言って見ないと分からないじゃん!」

つぎに、ホテルのマネージャーは駐車場での洗車を好まないので、車を移動して洗わないといけない。


車は24時間体制でセキュリティーが見張ってるんだけど、車を洗う場合に移動した際にも5人程度の顔見知りの洗車少年達については責任が持てるけど、見ず知らずの缶少年達についての責任は持てない。


との事。


「なるほど・・・納得。」


洗車を糧にしている少年たちが既に存在していたとは・・・


スーパーの駐車場の車の見張りで稼ぐ人。


道路で止まっている車に物を売る人(水から、皿から、アイロンやアイロン台など、なんでもアリ)。


とにかく、止まったときがお金のやり取りの勝負だから、買おうと思ってお金を用意するのに手間取ってると車が走り出す。


彼らは売りたいから、商品を持って必死で走って追いかける。


でも、見てる限り、走った車を全力で追いかけても、やっぱり追いつけないで終わる事がほとんど。


こういうのを目撃しちゃって、車の中の人が笑ってたりすると、ホント切ないし、腹が立つ。

1日中歩きながら、売る人(こちらも、なんでも売る)。


1日中ホテルの前に立って、プリペイドカードを売る人(とにかく朝から晩まで立ってる)。


もいるので、こりゃ、缶少年達は、益々缶しかできる事がなくなってくるワケだ。


ほんと、色々な事情があるのね。


なので、洗車は洗車少年に任せる事にしましょう。

ホテルを出て、周りを散歩してみる。


暑いし、排気ガスがすごいし、道は悪いしで、散歩というより必死で歩く感じ。


そんな中、目に付くのが缶(中には角砂糖)を脇に抱えて歩く少年達。


まだ、物乞いの人と一般人の区別がつかないでいるんだけど、この子供達は、あきらかにお金を欲しいと要求している感じ。


聞いたところ、子供を養うお金のない親が、イスラムの先生に預けるらしい。


子供は、食事や宿泊、イスラムの勉強を教えてもらう代わりに、日に500cflを先生に支払う。


ノルマを達成できないと、体罰が待っている。


なので、その支払いの為に、道をうろつき、人々にお金を無心するというシステム。


ほんと、あちこちにいるんだけど、今日は、そのうちの1人が、見回っている先生にひどくしかられている現場を目撃!


なんだか、気になってしまって、現場の横を何度も行ったりきたりしてしまう。


ボロボロのTシャツで涙をぬぐう少年。


どうして良いか分からない私。


今日だけの為に、500cflあげるべきかあげないべきか。


何が彼の為に1番良いのか考える。


30分くらいウロウロしても、何もできないので、とりあえず、下の子を抱いて、上のこの手を引き、ホテルに戻る事を決める。


でも、彼が体罰を受けるかもしれない事を考える。


親から離れ、甘える事も、わがままをいう事もできずに、日々先生の顔色を伺って、道行く人にお金を無心する。


切なくなって、涙が出る。


で、バックからタオルを取り出す。


このタオルは、お友達の京都土産で、多分7~800円はするであろう事を考える。


涙を拭くタオルが4000cfl、真っ黒のTシャツの少年は500cflを稼げなくて叱咤される。


もう、涙が止まらなくて、号泣しながら帰る。


アフリカ生活は続く・・・