例のごとく書きたくなったので書いていきます。
今回は 音楽 についてです。
早速ですけど、皆さんには 思い出の曲 というのはありますか?
この"思い出"の部分をもっと正確に言いますと、
聞いた時に、その曲自体とは全く関係が無いのだけれども、ある一瞬の昔の自分の記憶や目で見た光景がフラシュバックで蘇ってくるような、曲、はありますか?
まあ、皆さん多分ありますよね。僕も沢山沢山あります。
例えば僕の場合は
乃木坂46 の 制服のマネキン を聞くと、高校受験の年、寒い中自転車を漕いで塾へ向かっている記憶、思い出、光景が蘇ってきます。
Walküre の 恋!ハレイション THE WAR を聞くと、大学へ向かう途中のモノレール内から外を見渡している記憶が蘇ってきます。
こんな感じで、メロディや歌詞とは全く関係無いけども、自分の中だけで強くある光景や情景と結びつかれている曲って多分、皆さん色々あると思うんですよ。
そして、僕はそれがとてもとてもとーても大好きで、だから僕は音楽を聴くのが大好きです。
というのも、これは凡そ作品と呼ばれる全てのものや、それ以外でもありとあらゆるものに当てはまることだと思うんですけど、
あるものに対する考え方 捉え方 又は感想とかって人それぞれ一方通行で沢山存在するじゃないですか、
逆に言いますと、絶対的で普遍的なそれって存在しないじゃないですか。
それを、音楽って人生に寄り添った形で表してくれるなあ、と、思うんですよね。
僕は ココロコネクトed の I scream chocolatl を聴いたら、大学受験シーズン、高校に行く価値ってあるのかなと思って不登校になり、家から予備校まで電車に乗って向かっていた光景が思い出されます。
AKB48 の 真夏のSounds good! を聴いたら、中学時代、平日学校から帰ってきた後に自転車で秋葉原へ行き、目当ての生写真を見つけるためにお店を回っていた光景が思い出されます。
レミオロメン の もっと遠くへ を聴いたら、小学校時代、この歌を紹介してくれていた先生の話をしていた時の顔が思い出されます。
嵐 の Troublemaker を聴いたら、昔失恋をした次の日に早起きをしてしまって学校に行きたくないなあと思っていたあの感情が思い出されます。
作り手の意思とは全くの関係の無いところで、一個人にとっては、とても思い入れのある、思いが入れられる、思いが詰まっていく存在になっていく。
そしてそれは、大事な曲の数だけ色褪せることなくどんどん増えていく。その曲、その曲がもはやひとつのメモリーカードみたいなものだなあと。
素敵ですよね。
だから僕は、今日も外を歩く時は音楽を聴きます。
自分の手の届く範囲で、音楽には拘って生きています。
大事な、 メモリーカード なので。
今度、ほかの人の 音楽にセーブされた思い出 聴きたいなあ。
おわり。