『THE FLASH/フラッシュ』シーズン4 | 梯子ダルマ オフィシャろうブログ

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⚠️『THE FLASH/フラッシュ』シーズン4を先ほど完走したので、ネタバレありで感想を残しておきます。













▼以下、ネタバレします。▼













































マジで!

最高!


「フラッシュタイム」的な能力開発と、新キャラと、何よりいちシーズンとしての一貫性。バスのメタヒューマンの能力を結集した“チート”感。あのアーガスのクラシック無双とかたまらん。全ての回が、全てのキャラが、まさに“脚本家”のデヴォーの掌の上で踊り、帰結する。キルゴアが紫で、重力変化が緑で…といった表現の明確な差異が、結集時に活きてくる。オール・フォー・ワンだ…!


んで、なによりラルフ!ディブニー!マジで最高のキャラクター。まず、基本的に対等な人か新人しか加入してこなかったチームフラッシュに、バリーを「新人」と呼ぶ男がやってくる。このバランス!たしかに今までなかった。その男が、「ヒーロー」という点において、かつて後輩だった男から学んでいく。ラルフのキャラに癒され、笑い、彼の死に泣き、彼の復活に手を叩いた。本当に魅力的なキャラクター。ずっと居てほしい。ずっと居てほしい!コスチュームももっとカッコよくなる余地あるし!笑


あとキラーフロストの“ハルク”的改変も素晴らしい。キャラクターが立体的になった。


そして冒頭のバリー、ラストのハリー、次々に身体を乗っ取られるメタヒューマンたちなど「その人がその人でなくなる怖さ」を際立たせているのも、シンカーがヴィランのシーズンらしいと思った。「心臓を貫かれて死ぬ」よりも、人が変わってしまうことの方が、実は恐ろしいのだ。


あ〜、褒めが止まらない。


そして!ラストよ!これさ、衛星パンチは本当は失敗だったんだけど(多分現時点でアイリスが妊娠してないので“死ぬ”ということはないだろうけど)、ノラがいわゆる「時間軸をいじって」助けちゃったわけでしょ?そうでしょ!つまりこのドラマにとっての「正史」が、ノラの作り出した「フラッシュポイント」になっちゃったってことじゃない?これヤバイよ!これまで何度も脳裏によぎっていた「ズームを倒す時に犠牲になった、残存した時間軸=バリーが居なくなったパラレルワールドがどこかにあるの?」といった、「主人公が“このバリー”であるというドラマの都合上、絶対に脅かされないこの次元」が、揺らぐ!このドラマ自体が、「本来あるべき時間軸から逸れた世界線」になるってことじゃん!そうじゃん!違うの?!


もちろん、セシル周りの唐突感とか、ハリーとキャップ周りの不明瞭さとか、もちろん気になるところもあるにはあるけど、とにかく、やっぱりヒーロードラマの中ではズバ抜けてフラッシュが面白いよ。すごい。


あ、フォールアウトだけ救いがなかったかな…笑





追記

ラルフ、シーズン5のレギュラー決まってた!

嬉しい。

https://www.cbr.com/flash-hartley-sawyer-elongated-man-season-5-regular/