ラジオ イズ タイムイズマネーで | 梯子ダルマ オフィシャろうブログ

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ラジオネーム:梯子ダルマとして深夜ラジオにメールを送っていた、現在放送作家として働く26歳の男が書くブログです。

思ったことを書いて、賛同・誹謗中傷などの反応がきて、コメントがきっかけで会話をしたり、そんな交流が嬉しいです。



ラジオ イズ タイムイズマネーで、「二度と戻らない時間」その大切さが大きく僕の中を占める。ラジオはなんだか流れ星。一段落目で「なんだか流れ星」なんてワード入ってる文章、読まなくていいと思う。



もちろんYouTubeに音源は載ってるし、録音もできるし、好きな回は何度だって聴くけれど、例えばテレビに比べてラジオは「普段の日常でなんとなく付ける」「ふとラジカセから流れてくる」そんなイメージが強い。


テレビを見る時はほとんどの場合録画デッキが備わった自分ん家のテレビであって、まぁ居酒屋やラーメン屋で「ふと」テレビを見ることなんかもあるけれど、でもやっぱり「テレビ」と言われて頭に浮かぶ一等賞は、自宅の、ソファーの前に鎮座するソニーの奴さん。


でもラジオは。『録音しよう』とドカッと腰を据えてラジオを聴く、のではなく、日常生活に“沿って”、家事洗濯・通勤・睡眠なんかに付随してくる、「なんとなく聴く」風景。まぁ自分はもう「ラジオ聴こう」と思って、腰を据えてラジオを聴いているのだけれど。



音だけのメディアなので、絵画の鑑賞よりも例えばオーケストラの演奏を聴くような「二度と戻らない刹那の楽しみ」という価値が常に念頭にある。「今じゃん」つって。番組が生放送か録音かなんて関係なく、「今、これを聴いていて、今だけじゃん」みたいな。



デートしていても、勉強していても、とにかく何をしていても、まぁ今は今なんだけど、ラジオは自分を「今」の先頭車両に乗せてくれるような気がします。めちゃくちゃ、とっても、時間を過ごさせてくれるというか。超、今。多分それは「自分の今」と「パーソナリティの今」、どこかにある「他のリスナーの今」とか、多くの「今」をものすごく意識させられるからかもしれない。



視覚を始め、その他の四感では普通に「自分の今」を過ごしてる。子供のためにお昼ご飯を作ったり、部長に頭を下げるために会社へ向かったり、明日部長に頭を下げに会社へ朝早く向かう為に寝たり。ラジオから、聴覚を突破口にしてたくさんの「今」が流れ込んでくるから、聴覚だからこそ、それが「自分の今」に溶け込みやすいのかな?マンツーマンの電話、とかテレビの生放送、とかと異なる点。「今」の一体感。ワールドカップやオリンピックよりも。



聴覚は記憶力も良くて、「このラジオ聴いてた時、自分はこうだったな」なんてよく覚えてる。強い「今」を体験させてくれるから、必然的に強い「昔」として頭に残る。レポート記録、記録、記録、記録…で、「今」にグッと強く踏み込むし、だからこそしっかり足跡が残る。



元々シャープペンシルだったけど、ラジオ聴き始めた頃をスタートにして僕の生活・人生は、ちょっとだけより濃く、線を残せてる気がする。ボールペン、マッキー。厚く見える。



最近ようやく知った、今までは知らなかったのだけど、左利きって構造上ボールペンを早く潰しやすいのだそう。詰まって。なるほど、どうりですぐ書けなくなるわけだ。「何年経ってもボールペン業界の人間だけはピンポイントで熱意に欠けてるな」と思っていました。すみません。


左利き用のボールペンとやらもあるそうだけど、わざわざ探す気力もない。使い捨て…使い捨て…。これからもそうしていくでしょう。ボールペン一つひとつと過ごせる時間を、大事にしていこうと思いました。ボールペン イズ タイムイズマネー。ブログはスマホで書けるからいい。ボールペン手書きだったら「ソニーの奴さん」あたりで書くのやめてます。


聴けば、見えてくる。

書いてはみたけど、見えたような、見えないような。


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