食べることが大好きな、ハチドリです。

 

フランスからオランダに来てびっくりした、お昼ごはんにまつわるお話をしようと思います。

 

オランダ人って、ホントにパンとチーズばっかり食べてます。

朝も昼も夜も。

 

オランダは北国なので、イギリスと同様、おそらくデンマークもスウェーデンも、夕食の時間が早いです。

伝統的に5時とか6時。

 

マンチェスター出身の友人が言ってましたが、夕食のこと「TEA」って呼ぶそうです。ランチがだいたい13時なので、お茶休憩の4時ごろには暗くなってるから、もうご飯にしちゃうってことなのかしら。

夕食が早いので、そうなるとお昼は軽く食べるスタイルになりますよね。

だからランチは基本、サンドイッチなんですよ。

 

フランスでは、私は美味しいフレンチレストランのランチのコースの食べ歩きが好きでした。

夜のディナーコースと同じような内容のコースが、半分くらいのお得なお値段で頂けるからです (笑)

 

でもオランダではちゃんとしたレストランがランチを提供することはありません。

誰もランチに3コースなんて食べないからです。

 

フランスでは基本的に8時前にレストランが開くことありませんが、オランダは、レストランは5時くらいから開いてます。カフェじゃなくて、レストランがです。

5時って。。。と思ったら、基本レストランは夜の営業しかしてないんですね。

 

ある日家族でお出かけして、サンドイッチのランチにうんざりしてた私たちは、サンドイッチ以外のものがお昼に食べたい!!!!と、あれこれ探し回りました。

 

開いてるインド料理レストランを見つけて喜んで入ったら、なんとそこにいた客は全員サンドイッチ食べてたのでした。

ランチメニューはサンドイッチだけだったという。

でも厨房からはカレーの匂い (笑)

お昼にカレー食べるオランダ人は居ないんです (爆)

 

オランダではランチはサンドイッチ。

それ以外のランチが無いのです。

 

そしてそのサンドイッチは、フランスのいわゆる、

「焼き立て本場のバゲットに、豊富なバリエーションに富んだ具を挟む、サンドイッチ形態の立派な一品」

とは、大きく大きくギャップのある、

「パサパサの食パンにチーズのスライスだけがのっけてあるもの」

なのです。

 

ちなみに、オランダでは、サンドイッチの具は、1種類が普通だそうです。(チーズか、ハムのどっちか。)

ハムとチーズ両方のサンドイッチは、贅沢なんだそうです!! 爆笑

 

フランスでは幼稚園でも1時間かけて3コースの給食を食べていたので、(本当です。ナイフとフォークで。)

この違いに娘も私もびっくりでした。

 

しかも、ほとんどの子のサンドイッチにはバターも何も塗ってない食パンにチーズスライスだけ挟んであるものなのです。

バターを塗ってないので、食べるときにチーズがずり落ちそうになりながら、皆3分ほどで食べきるそうです。

 

オランダに引っ越ししたばかりの時、毎日頑張って娘に日本のお弁当を作って持たせてたんですね。

そしたら、ほぼ毎日半分以上残して帰ってくるのです。

なぜか聞いたら、

 

「だってお昼ご飯食べる時間10分しかないんだよ。時間ないもん」

と言われました。

「10分? なんで?」

「あとの20分は遊ぶ時間なんだよ」

 

知りませんでしたが、オランダの昼休憩は30分だったのです。で、その30分の間に、皆大急ぎでサンドイッチをかきこんで、外に遊びに行ってしまうため、自分だけ悠長におにぎりの入ったお弁当食べてる場合じゃなかったわけです。友達も作らないといけないので、娘はおにぎり1つ頬張ったら、あとは遊びに行ってたのでした。

 

10分しかなかったら、そりゃペラペラのサンドイッチ以外食べれませんよね (爆)

 

 

娘が、オランダの学校に来て初めて遠足に出かけた時です。

先生から、ランチ付きの遠足なので、飲み物の水だけ持たせてください、と言われていたので、水筒だけ持ってルンルンしながら娘は出かけていきました。

ランチって何だろう。オランダだからショボいサンドイッチとか配られるのかな? と私は興味深々で、帰ってきた娘にさっそく聞きました。

 

「で、お昼ごはん何食べたの?」

「レーズンパンを先生が1こづつ配ってたよ」

「レーズンパン1個? それだけ?」

「そう」

「.....」

 

パン1個! サンドイッチですら無かった。

予想のナナメマエでしたね・・・

 

で、

「で、そのあと皆アイスクリーム食べたよ!」

と嬉しそうな娘。

 

アイスクリームはオランダの誇る食べ物らしいです。