男の子のお悩み相談 ~その3~ | 自閉症スペクトラムの窓

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~そのままの君と~  自閉症の息子と、家族の日々を綴って・・・

父と母、兄と妹の家族4人の生活は、山あり谷あり、時に綱渡りな状況です。

笑いあり、困ることあり、ハプニング多々あり。

たいへんなことも多いけど、どうせなら笑顔で過ごせたらと思っています。

LADです。今日は、最高気温13度、12月並みの寒さだそうです。コート出しました。先週末にいった公園では、ひまわりと金木犀が咲いていたのに、不思議な感じがします。

 

 

「男の子のお悩み相談~その3~」です。普段ちょっと話しづらい、男の子特有の困り感について、親の会の会員で話合った内容です。

 

困りごと相談3)

 

子どもへ自慰の仕方を教えるのかどうか。子どもが、手持無沙汰で陰部を触ってしまう場合の対応の方法は?

 

○性の勉強会で、自閉症の子の自慰について、その子その子でタイプが違うという話を聞きました。性にまったく興味がなく、自慰のない子。自慰をするが、積極的でない子。自慰をすることで、気持ちが安定する子、様々なので、一律に、自慰を教えることは無い。

 

○自慰や夢精した時用に、寝室にティッシュとゴミ箱を用意している(使っていないようだが・・・)するようになったら、自分でごみ箱に捨てる、下着を汚したら、洗濯し洗濯機にいれるまでやってもらおうと思っている。

 

○「困った時には、お母さん呼んでね」という関係をしっかり作っておいて、性のことも、ヘルプがでたら、教えていく。内容によって、お父さんにお願いするのでいい。例、小さい頃の仮性包茎の洗い方などは、お父さんとお風呂に入って、剥いて洗う方法を教えてもらった

 

○男の子のことなので、お父さんに教えてもらえばいいというのは、無理かもしれない。なぜなら、お父さんも、自分のお父さんから、自慰や性のことを教わったわけでないので、「出来ない、無理」と思っている。夫婦で、自分の子にあった性教育を考えることが現実的のよう。

 

○障害のある子向けの、自慰を含めて、男の子の性を取り扱った本やインターネット上のサイトもある。漫画で、物語風になっているものもあるので、本人の理解度に合わせて、利用するといい。

 

○陰部さわりは、手をきれいに洗ってからなら、トイレ、自分の部屋、布団の中などならOKとする。「さわっちゃダメ」は、NG。大きくなると、自慰や夢精の後始末などで、触ることが必要になるから・・・。お風呂場は、家ではいいが、OKにしていて、温泉や銭湯で問題になったケースもあり。

 

○小さい子なら、ベルトをしっかりして、ズボンに手が入らないようにする。始めたら、人目のある場所から、部屋の隅やトイレ、別室につれていって、他に興味のあることに誘う。触ると大きくなったり立つことを発見して、面白いだけの場合は、一過性の場合も多いので、ダメと叱らないことが、ポイント。大人が、反応するので、余計やる場合もある。

 

○性のことは、親だけでなく、学校や療育先にも、お願いしてやってもらう。支援級や養護学校では、計画的に指導してくれている場合も多い。家での困り感を学校や事業所と共有して、年齢にあった性教育を進めるとよい。

 

以上から、子どもの個性、年齢に合った対応をその都度すればよく、親は、子どもの性について、人の目につくところで困った問題がなければ、無理に見なくても、教えなくてもいいのではないかということになりました。

 

【今日のいいとこ探し】

 

普段あまり、自分からお願いごとをしない息子に、「寒いので、寝る時用の靴下を出してください」と、頼まれました。

 

ちゃんと、自分の困りごとを、ヘルプ出来るようになってきました。些細なことですが、成長を感じました。

 

追伸

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