一般企業に、自閉症の人が入社したら・・・・ | 自閉症スペクトラムの窓

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~そのままの君と~  自閉症の息子と、家族の日々を綴って・・・

父と母、兄と妹の家族4人の生活は、山あり谷あり、時に綱渡りな状況です。

笑いあり、困ることあり、ハプニング多々あり。

たいへんなことも多いけど、どうせなら笑顔で過ごせたらと思っています。

LADです。昨日実家で採ってきたフキノトウを、天ぷらにして食べました。ちょっと、ほろ苦くて、おいしかったです。春の味です。

 

 

企業の方から、相談を受けました。今まで、障害者雇用をしたことのない会社で、ノウハウがありません。でも、事情があり、高機能の自閉症スペクトラムの方が入社してきたそうです。

 

一般社員には、障害告知していないので、コミュニケーションが取れないこと、作業が遅いこと、仕事の優先順位がつけられないことなど、社員から、不満が出ているそうです。さらに、考えられないような失敗をして、生産性が落ちてしまっているそうです。

 

どうしたら、うまく当事者の方に、仕事を覚えてもらえるのか、社員に受け入れてもらえるのかという相談でした。親の立場で、聞いた話しからですがと注釈をして、ご相談にのりました。

 

〇相談支援事業所と連絡をとり、相談にのってもらう。過去の似たような事例や同じようなタイプの人のケースをもとに、アドバイスをお願いする。

 

〇アセスメントをきちっととる。本人の得意不得意をきちっと評価して、合った仕事についてもらう。指導や支持も、本人にわかりやすいものにする。

 

〇本人を理解して、本人も信頼する人に、他の社員さんとの間に入ってもらう。ジョブコーチ的な人を、社内で決める。当事者の方が、障害理解のない人に、いきなり怒られないようにする。

 

〇困ったことがあったら、まずジョブコーチに相談。ジョブコーチが、本人にわかるように、説明指導するという体制を作る。教える側も、教わる側も、ストレスが少なくなります。

 

〇一般就労すると、マルチタスクで仕事をするのが普通です。1つの仕事だけをするのではなく、いくつかの仕事を平行して進めないといけないです。しかし、障害特性上、自閉症の人には難しいスキルなので、それを求めないようにしてもらいましょう。

 

〇大人数でやる仕事は、刺激が多く、本人も緊張するとのことなので、本人に合った1人で出来る仕事を割りあてる。会社の中での仕事全般を見直し、障害のある人が出来る仕事を探す。

 

〇感覚過敏な人や、人といると緊張するという、生理的な部分を、個室を使ってもらうことや、仕切りのある机などを利用することで軽減する。、

 

〇マンパワーが必要な仕事の時には、積極的に手伝いにいくようにすることで、会社に必要とされる人材になる。本人も、人の役にたっている実感が持てる。

 

〇障害について、すべての社員に説明する必要はないが、幹部社員、管理職の人間は、知っておくべき。かかわる人には、障害特性上、出来ることと、出来ないことがあることをきちっと伝えておく。

 

〇サポートブック等を作り、ジョブコーチが居ないときでも、対応できるようにしておく。支援のポイント、伝え方などを書いておいてもらう。例、言葉の指示でなく、必ず、紙に書くかLINEで伝える。大きな声は、不安に思うので、小さい声で話す。1回に、お願いするのは、1つだけ等。

 

〇社員の数に応じて、障害者雇用率が決まっているので、その枠を有効に使う。社員にも、障害枠の雇用であることをオープンにして説明する。

 

以上、思いついたことでが、アドバイスさせていただきました。少しでも早く、会社になじんで定着するといいですね。

 

【今日のいいとこ探し】

 

私は、シイタケが苦手なのですが、実家は、原木シイタケを育てています。実家の母から、電話で「今度来た時に、寝かせてあるシイタケ原木を立ててほしい」とお願いされました。

 

あまり乗り気ではありませんが、OKしました。その時に、前にテレビで見たたことをやってみたいとお願いしました。

 

それは、シイタケ原木を金づちで叩きまくるという、育成方法です。収穫量が、2~3倍になるそうです。

 

その母との電話での「シイタケの木を金づちで叩く」という、やり取り聞いていた息子が、「お母さん、シイタケ嫌い?やっつけちゃう?」と聞いてきました。

 

金づちで叩くほど、シイタケのことが嫌なのだと、息子に思われたようです ( ´艸`)

 

 

追伸

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