年を取った自閉症の人の働き方ついて | 自閉症スペクトラムの窓

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~そのままの君と~  自閉症の息子と、家族の日々を綴って・・・

父と母、兄と妹の家族4人の生活は、山あり谷あり、時に綱渡りな状況です。

笑いあり、困ることあり、ハプニング多々あり。

たいへんなことも多いけど、どうせなら笑顔で過ごせたらと思っています。

LADです。ご近所の公園の梅の花、夜ですが、写真撮ってきました。ほのかに、梅の花の香りがしていました。

 

 

数日前の朝日新聞の朝刊に、化粧品のボトルの洗浄をして、サステイナブルの社会貢献をしている化粧品・健康食品の特例子会社の記事が出ていました。

 

とてもいい会社のようで、定着率も高く、始業当時からの方が、50歳を越えてきているそうです。

 

アラフィフになる利用者さんに、精密さや仕上がりの美しさを求める仕事が、老眼や手先の器用さなどが失われ、合わなくなってきていることに気が付き、別な仕事を用意しているという内容でした。

 

適材適所で長く働いてもらうために、「仕事が無ければ作る」という姿勢だそうです。

 

息子の特例子会社の仕事は清掃ですが、年齢が上がって、体力勝負な仕事ができくなくなった方の為に、力がなくても扱える小型の床ウォッシャーマシーンを導入したという話を聞きました。

 

障害者雇用でも、壮年期の仕事の内容の変化が必要なことが分かりました。

 

事業所で働いている方々は、どうでしょうか。以前、聞いた複合型福祉施設では、当初、就労継続B型事業所で、立ち仕事、外仕事ありで、働いていた方が、年齢が上がり、体力も落ちてきて、仕事がきつくなってきたことが分かったので、生活介護の事業所へ移り、穏やかに過ごしているという話を聞きました。

 

本人の体力や状況によって、仕事を合ったものに、スライドさせていけばいいということです。障害者就労(会社勤めでない人)は、定年はありません。

 

また、65歳を越えたところで、軽度から中度の自閉症であれば、老人ホーム利用も出来ることがわかっています。 それなりの貯えをしておくという将来への備え方もあります。

 

息子が、65歳になる頃は、いろいろな社会資源が変わっていると思いますが、親亡き後も、きちっと福祉に守られることが分かって少し安心しました。

 

【今日のいいとこ探し】

 

息子が週末に行く、日中一時支援事業の方から、連絡がありました。

 

平日利用のメンバーの方に陽性の方がでたそうで、事業所内の消毒は終わっていますが、利用をどうしますかという問い合わせでした。

 

息子に聞いたところ「念の為、お休みする。来週は、行くので、○○さんに伝えて欲しい」といわれました。

 

自分で決めて、危機管理できるようになってきたことに、成長を感じました。