LADです。今日は、最高気温16度、11月下旬の寒さでした。東京の最高気温は、北海道より低かったそうです。中綿入りのコートを出してきました。まるで、冬のようです。
障害のある人の1人での外出について、危ないので止めて欲しいというお話を聞きました。
お話を聞く限りでは、その人は、自閉圏の方か、知的障害のある若い方のようです。
地域にお住まいのようだが、名前や住んでいるところは分からないそうです。見かけた知り合いの方から、お子さんが自閉症のお母さんに相談があったそうです。
それぞれご意見があるかと思いますが、ご了承ください。ここからは、私個人の見解です。
私は、障害のある人の1人の外出は、大丈夫だと思うのです。成人で、1人で出歩ているということは、親御さんも、今のうちの子なら大丈夫だという確認が出来ているから、1人で外出してもらっているのだと思います。
相談にあった方は、1人で、電車に乗ったり、コンビニで買い物をしたりしているのだけれど、独り言を言いながら、周りに注意を払わず、腕を曲げてひらひらさせて歩いたり、走ったりされているので、見ていて怖いし、本人がケガをしたり交通事故にあったりしないか心配だというのです。
実は、私も、息子が小さかった頃に、成人している自閉症の方が、親や付き添いの人がいないまま、一人で歩いていたり、電車に乗っているのを見て、「大丈夫なのかなあ・・・・、なんで、親は、ほっておくんだろう」と、ちょっと否定的に思っていました。
でも、今は、ちょっと違います。障害があっても、1人で外出してもいいと思うのです。
息子を、1人で外出させるまでに、信号を守ること、横断歩道の渡り方、電車の乗り方、公共交通機関でのルールやマナーなど、交通安全について、小さい頃から、繰り返し繰り返し教えて練習してきました。
人に迷惑をかけないように、近づき過ぎない、人との距離間や声の掛け方、謝罪の仕方や、困った時の対処法、スマホの使い方や、ヘルプの出し方など、親やガイドヘルパーさんと一緒に、積み重ねてきました。
その経験の結果の1人での外出です。子どもと違い、大人ですから、周りも、迷子とは見ません。何か、あったら、まず自分で対応しなければいけないことを、本人も自覚しています。
事故に遭いそうになったり、恐喝されたり、痴漢にあったり、いろいろ怖い目にあうこともあると思います。人に迷惑なことをして、怒られることもあると思います。他の人に、怪我をさせたりはダメなのですが、自分がケガをすることもあると思います。
周りの人に、不安をもたらしていることもわかっていて、きれいごとでない「負」の部分があることも、親は理解しています。でも、家に閉じこもらず、地域に出て、社会で生きていくことを、子どもに選ばせてあげたいと、やはり親は思うものです。
親としては、1人で出かけて、家に帰ってこれるなら、子どもに外出をさせてあげたいのです。これが、1人外出を許している親の気持ちです。
また、子どもの方も、親離れをしていきます。
今、息子が、成人して、1人で外出したり、自立通勤していて思うことがあります。障害があっても、子どもはいつか、親を離れて自律していきます。全部一人という訳でなく、親以外の支援を受けるという意味の自律です。
養護学校を卒業して、就労し始めた時に、親が手を離す時期が来たと感じました。職場の先輩の自律した姿を見聞きして、息子自身も、「自分は大人だ」という自覚がでできました。
もちろん、まだまだ出来ないこともありますが、親の庇護や束縛から離れて、自分で行動を決めたがるようになりました。
定型発達の子達は、大学生の年齢になったら、バイトをして、親より、友人や恋人を優先していきます。社会にでる準備段階で、家族や親から、心身共に徐々に離れていきます。
障害があっても、社会のルールの中で、自分の思うように過ごすののでいいと思うのです。自分の人生なのですから・・・。
親の干渉を徐々に、減らして、自分の行動に、自分で責任をとってもらうように息子も、練習中です。相談のあった方も、同じ様に練習中なのではないかと思いました。
ただ、本当に、自他ともに危険な行為をしているなら、本人に注意をしていいし、警察に相談することも必要だと思います。また、お家までついていって、親御さんに話をしてもいいと思いました。
【今日のいいとこ探し】
急いで絵を描いていると思ったら、大好きなプリキュアの誕生日だったそうです。秋だけど、浴衣にしたそうです。プリキュアのイメージカラーと、電車それぞれがコラボしているそうです。
追伸
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