ちょっとした違いで、パニックになった息子。 | 自閉症スペクトラムの窓

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~そのままの君と~  自閉症の息子と、家族の日々を綴って・・・

父と母、兄と妹の家族4人の生活は、山あり谷あり、時に綱渡りな状況です。

笑いあり、困ることあり、ハプニング多々あり。

たいへんなことも多いけど、どうせなら笑顔で過ごせたらと思っています。

LADです。今日は、暑いくらいの、いいお天気ですたね。もう、日傘がひつようかもしれません。冬物の毛布を干したり、シーツを全部洗いました。布団も、衣替えです。

 

ガイヘルさんの帰りに、駅のビルのスーパーで、お鍋用の「マロニーちゃん」を買ってくるように、息子に頼んでありました。もし、「マロニーちゃん」が無ければ、「葛切り」でもいいと、言ってありました。

 

スーパーに行ってみると、短い長さの「マロニーちゃん」しか売っていなかったそうです。そこで、息子は、焦ってしまったようで、確認のために、母に電話をかけてきました。

 

その時、たまたま運が悪く、車の運転中だったので、電話に出ることができませんでした。

 

すると、売り場でプチパニックになったそうで、「どうしよう、どうしたらいいかなあ・・・」と、独り言をいいながら、ウロウロ、イライラ大変だったようです。

 

ガイドヘルパーさんが、「短くてもマロニーちゃんだから大丈夫。お鍋用とも書いてあるよ」と、説明してくれたのですが、納得がいかなかったようです。

 

散々迷って、結局「短いマロニーちゃん」と、「葛切り」と両方買うことにしたそうです。自分の気持ちに、折り合いをつけて、解決方法を考えたようです。

 

商品は、同じ「マロニーちゃん」なのに、長さが違うだけで、息子には、全然違うものとして認識されてしまうことに、驚きました。

 

ここでも、やはり自閉症の特性の「1」「0」問題が、あるということが分かりました。自閉症の子は、「1」か「0」しかなく、コンピューターと同じで、中間の選択肢がないという考えです。

 

定型発達の人は、白黒つけられない、グレーゾーンがあると、思えます。また、「出来る」と「出来ない」の間に、「まあ、これくらいでいいか」思える曖昧さがあります。

 

自閉症の人には、中間的考えがなく、極端に物事をとらえるという特性があります。真面目で、ピュアであると同時に、手が抜けない、完璧主義という一面があり、生きにくいと思います。

 

息子にとっては、マロニーの長さは、大きな違いだったのだと思います。でも、自分で「両方買っておけば大丈夫」と、気持ちの切り替えができたことは、成長だと思います。

 

【今日のいいとこ探し】

 

今日の息子の晩酌は、白ブドウジュースに、白ブドウアイスです。おつまみは、ソースカツとカルパス(サラミ)でした。

 

 

ブドウジュースや、リンゴジュースは、ワインのつもり。レモンサイダーは、酎ハイのつもりなのだそうです。おつまみも、チーズたらやビーフジャーキー、さきいかなど、バリエーションが増えてきました。

 

 

追伸

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